
カラコロピタンでレゴのピタゴラスイッチをつくろう!必要なブロックの入手方法も紹介から引用
「ピタゴラスイッチ」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは、ボールが転がり、板が倒れ、風車が回り……といった小さな仕掛けが連続して大きなゴールへとつながる、あの独特な“からくり装置”ではないでしょうか。
シンプルで身近な道具を組み合わせて作られる仕組みは、大人も子どももつい見入ってしまう不思議な魅力を持っています。
そんなピタゴラスイッチを、教育用ロボットキット レゴ® SPIKE™ プライム を使って制作するとどうなるでしょうか?
答えは「もっと自由に」「もっと複雑に」「もっと賢く」進化したからくり装置が誕生するのです。
SPIKE™ プライムならではの魅力

カラコロピタンでレゴのピタゴラスイッチをつくろう!必要なブロックの入手方法も紹介から引用
SPIKE™ プライムは、レゴ® テクニック™のパーツと強力なハブ(制御装置)、モーター、センサーを組み合わせてロボットや機械装置を作るための学習キットです。
従来のピタゴラスイッチが「物理的な仕掛けの連鎖」を楽しむものであるのに対し、SPIKE™ プライムを使えばプログラムやセンサーを加えることで、より精密で再現性の高い作品に仕上げることができます。
つまり「偶然の動きに頼らず、確実に仕掛けを進行させる」ことができるのです。
モーターで動く仕掛けを作ろう

カラコロピタンでレゴのピタゴラスイッチをつくろう!必要なブロックの入手方法も紹介から引用
ピタゴラスイッチでよくある課題の一つが「玉を次の段に運ぶ」ことです。
普通なら重力まかせで転がすしかありませんが、SPIKE™ プライムならモーターを使ってリフトやコンベアを動かすことができます。
リフトで玉を持ち上げる
モーターと歯車を組み合わせて昇降装置を作り、転がってきた玉をキャッチして上の段に持ち上げることが可能です。
これにより装置全体を立体的に設計でき、見た目の迫力もアップします。
回転ゲートで制御する
モーターで回転するバーを設け、タイミングを合わせて玉を通す仕組みを作ることもできます。
観客からすると「いつ動くのだろう?」とドキドキ感が増すポイントです。
このようにモーターを組み込むだけで、作品は一気にダイナミックになります。
センサーで「次の動き」へつなぐ

カラコロピタンでレゴのピタゴラスイッチをつくろう!必要なブロックの入手方法も紹介から引用
SPIKE™ プライムには、カラーセンサーや距離センサー、フォースセンサーなどが搭載可能です。
これらをうまく使うことで、仕掛けと仕掛けの間を「確実につなぐ」ことができます。
カラーセンサーで玉を検知
玉がゲートを通過した瞬間をセンサーが感知し、次のモーターを起動させる。
例えば、玉が赤い部分を通ったら扇風機が回り、風で紙の旗が動くといった演出も可能です。
距離センサーでドミノを感知
ドミノが倒れてきてセンサーの前を通過した瞬間に別の仕掛けが作動する、という「物理」と「プログラム」の融合ができます。
フォースセンサーでスイッチを押す
最後に玉がフォースセンサーに当たれば、ゴールの合図として音や光を出すことも可能です。
センサーが加わることで、従来のピタゴラスイッチにはない「デジタルとアナログの融合」を楽しめます。
学びのポイント

カラコロピタンでレゴのピタゴラスイッチをつくろう!必要なブロックの入手方法も紹介から引用
SPIKE™ プライムでピタゴラスイッチを作ると、遊びの中に自然と学びが含まれます。
- プログラミングの基礎
「もし〇〇したら△△する」という条件分岐や、順序制御の概念が必ず登場します。これはコンピュータサイエンスの基本中の基本です。 - 工学的な思考
玉の転がる速度を調整するために傾斜角度を変えたり、ギア比を工夫してモーターの力を最適化したりと、力学的な考え方を実際に試行錯誤できます。 - 問題解決能力
「途中で玉が止まってしまう」「センサーが反応しない」といった失敗を繰り返す中で、原因を分析し、修正する力が自然と養われます。 - チームワーク
学校やワークショップで複数人が関われば、役割分担やアイデアの共有が必須になります。これも大切な学びの一つです。
授業やワークショップにぴったり

カラコロピタンでレゴのピタゴラスイッチをつくろう!必要なブロックの入手方法も紹介から引用
教育現場でも、ピタゴラスイッチ制作はプロジェクト学習に最適です。
- 授業での取り入れ方
物理の授業なら「斜面の角度と玉の速度」、情報の授業なら「センサー制御プログラム」といった具合に、さまざまな教科に横断的に活用できます。 - ワークショップでの活用例
グループごとに異なる仕掛けを作り、それを一列に並べて「クラス全体で一つの巨大ピタゴラスイッチ」を完成させるのも人気のアクティビティです。玉がスタートからゴールまで無事に進んだときの歓声は、達成感と一体感を生み出します。
家庭での楽しみ方

カラコロピタンでレゴのピタゴラスイッチをつくろう!必要なブロックの入手方法も紹介から引用
家庭で親子が一緒に楽しむこともできます。
- 小さな挑戦からスタート
まずは玉を転がす坂道を作り、センサーで光らせる仕組みを追加するだけでも立派なピタゴラスイッチです。 - 試行錯誤が学びになる
「あれ、玉が止まっちゃったね」「じゃあ坂をもう少し急にしてみようか」と会話をしながら進めることで、自然と探究心が育まれます。 - 動画に撮ってシェア
完成した装置は動画に残すと記録としても楽しく、家族や友人に見せれば盛り上がります。
まとめ
レゴ® SPIKE™ プライムを使ったピタゴラスイッチは、単なる「遊び」を超えた学習体験です。
モーターやセンサーを駆使することで、従来のからくり装置では難しかった動きや演出を実現でき、同時にプログラミングや工学の基礎を楽しく学ぶことができます。
授業で取り入れても、親子で楽しんでも良し。
完成した瞬間の喜びと達成感は、子どもたちの自信と学びを大きく後押ししてくれるはずです。

