株式会社 SCCIP JAPAN

インドのトップスクールが導入──SCCIPがもたらすSTEAM教育の革新

インドでは今、STEAM教育への関心が急速に高まりつつあります。その背景には、世界の教育トレンドや雇用市場の変化に加えて、パンデミック以降の教育現場における「学びの本質」への問い直しが存在しています。

SCCIPは、日本国内で20年以上にわたりレゴ®を活用したSTEAM教育を実践してきた実績をもとに、2020年よりインドでの本格展開をスタートしました。現在では、教育事業大手のLSCL(Leading Schools for Creative Learning)社と提携し、ハイデラバードやデリー、チェンナイといった主要都市のトップスクールにおいて、探究型・創造型のSTEAM教育プログラムを導入しています。


なぜ今、インドでSTEAM教育が注目されているのか

インドでは近年、国を挙げて教育改革が進められており、「NEP(National Education Policy)2020」においても、探究型・プロジェクト型学習の重要性が明記されています。かつての暗記中心の学習から脱却し、より実践的で創造性を重視する教育が求められるようになりました。

この流れの中で、SCCIPのカリキュラムは現地の教育関係者から高く評価されています。

  • 自分で問いを立て、試行錯誤しながら学ぶ学習設計
  • 実際のロボットやブロックを用いた“手を動かす”体験
  • チームで協働し、発表を通じて学びを深めるプロジェクトベースのアプローチ

これらは、まさにインドの新しい教育方針にマッチした内容であり、多くの私立校が導入を決定するきっかけとなっています。


現地での導入における課題と挑戦

一方で、現地導入にあたっては数々の課題もありました。

最初の壁は“文化の違い”でした。インドの多くの学校では、依然として教師主導の授業スタイルが一般的であり、生徒が自ら考えて意見を述べたり、失敗を通じて学ぶという学び方にはまだ慣れていない側面があります。

また、都市部と農村部ではICT環境や教育リソースに大きな差があり、カリキュラムのローカライズや研修方法の最適化にも柔軟な対応が求められました。

さらに、SCCIPの特徴である「対話を通じた思考の深化」という要素は、英語だけでなく現地言語(ヒンディー語、タミル語など)への適応が不可欠でした。SCCIPでは現地チームと連携し、多言語対応の教材や指導マニュアルの整備を進め、段階的に導入を拡大していきました。


コロナ禍を超えて──成長の加速

SCCIPのインド展開が始まった2020年は、ちょうど新型コロナウイルスが世界を襲った年でもありました。多くの学校が閉鎖を余儀なくされ、導入の見通しも立たない状況が続きました。

しかし、ここでSCCIPの強みが発揮されました。オンラインとオフラインのハイブリッド学習設計に素早く移行し、ZoomやGoogle Meetを活用したバーチャルワークショップ、家庭向けのレゴ教材パッケージなどを展開することで、学びを止めることなく継続できたのです。

コロナ禍によって「これまでの教育の限界」に気づいた多くの教育関係者が、SCCIPの実践型STEAM教育に強い関心を示すようになり、パンデミックを超えた2023年以降には、かえって問い合わせや導入希望が急増しています。


成果としての国際大会入賞

SCCIPの教育が単なるアクティビティではなく、確かな成果を生むことを証明したのが、2024年に中国・青島で開催された「RoboCup Junior Asia-Pacific」です。

インドのリトル・フラワー・スクールの生徒チームが、SCCIPカリキュラムでの学習成果をもとに「レスキューライン」競技に出場。数百チームが参加する中で見事に世界3位に輝きました。

現地の教師や保護者からは、

  • 「子どもたちのプレゼンテーション力が飛躍的に伸びた」
  • 「課題に対する向き合い方が変わった」
    といった声が数多く寄せられ、導入後の変化が目に見えて表れていることがわかります。

これからの展望:広がる可能性とパートナーシップ

SCCIPでは今後、インド全土への拡大に向けてさらなる連携体制の強化を進めています。特に、次のような分野との連携を視野に入れています:

  • 現地の教育系NPOや財団と組んだ地域教育支援
  • 教育省管轄の実証モデル校プロジェクト
  • 私立校への導入コンサルティングおよび研修支援

インドの未来を担う子どもたちに、より多様な学びの選択肢を届けたい──そんな想いを持つ企業・団体との協働を心より歓迎しています。


SCCIPは「創造と対話を軸にした、21世紀型の学び」を世界に広げています。

インドという教育熱の高い国で、SCCIPのSTEAM教育が求められているのは偶然ではありません。それは、知識の暗記ではなく、“学び方そのもの”を変える仕組みだからです。

私たちと一緒に、未来の学びを広げていきませんか?

【グローバル連携・導入相談窓口】
https://sccip-jp.com/contact/

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