世界における教育のグローバル化が進む中で、現地との信頼関係を築いた上での連携は、単なる「導入」以上の価値を生み出します。SCCIPは、日本で初めてレゴ®を教育に取り入れた民間教育機関として、単なる教材提供にとどまらず、現地教育文化と共に歩むことを何より大切にしています。
その象徴ともいえるのが、インドの教育企業「LSCL Robotics Pvt. Ltd.」との連携です。この記事では、SCCIPとLSCL Roboticsがどのように協力し合い、インド国内でSTEAM教育の質と広がりを生み出しているのかを紹介します。
LSCL Roboticsとは──インドに根差した革新的教育企業
LSCL Robotics(Leading Schools for Creative Learning)は、インド・バンガロールを拠点とし、STEM/STEAM教育を柱とする次世代型のロボティクス教育を展開する企業です。ロボット製作、AI、IoT、デザイン思考などの要素を融合した教育プログラムを、インド国内30以上の学校に提供し、すでに2万人以上の生徒へアプローチしています(出典:https://www.lsclrobotics.com)。
彼らのビジョンは、「すべての子どもが創造的思考を実践できる未来」。この理念は、SCCIPが日本で長年培ってきた「レゴを通じて育てる探究・対話・創造」の教育方針と強く共鳴しました。
SCCIPとの連携──理念の一致から始まった協働関係
2019年、SCCIPがインドへの展開を模索する中で出会ったのがLSCL Roboticsです。教育に対する哲学、プロジェクト型学習を重視する姿勢、そしてロボット教材を活用した21世紀型スキル育成への意欲。両者は出会ってすぐに、単なる商業提携ではなく、共に教育を変えていく「共創パートナー」になれると確信しました。
2020年より正式にパートナーシップを結び、SCCIPのカリキュラムとトレーニングノウハウをLSCLに提供。これをもとに、LSCLはインドの教育事情に合わせたローカライズと導入支援を展開しています。
現地密着のトレーニングと指導サポート体制
SCCIPでは、毎年日本から教育専門スタッフをインドへ派遣し、LSCL Roboticsの現地インストラクター・教師に向けた研修を実施しています。
年間の主なトレーニングスケジュール:
- 春:指導法導入・ファシリテーション研修
- 夏:ロボット製作・授業デザイン研修
- 秋:授業視察・導入校のカリキュラム改善支援
また、LSCLのマスタートレーナーが日本を訪れ、SCCIP本部で実地の授業を体験・研究することも毎年恒例となっており、教育思想の深いすり合わせが行われています。
このように**「教材+指導者の育成+実践支援」**という三位一体のモデルを実現していることが、他社のフランチャイズ型導入と一線を画するポイントです。
実績と反響──現地での成果が信頼に
現在、LSCL Roboticsはインド国内のトップ校に続々と導入を進めており、以下のような成果が報告されています:
- RoboCup Junior Asia-Pacific 2024(青島)にて、SCCIPカリキュラムを受講したチームが世界3位を受賞。
- 生徒のプレゼン能力・協働力が飛躍的に向上したと教師・保護者が評価。
- コロナ禍においてもオンライン指導と自宅学習キットによるプログラム継続を実現。
この成功は、導入だけでなく、「指導が根付き成果を出す」ことを重視するSCCIPとLSCL Roboticsの本気の取り組みがあったからこそです。
教育事業を検討する企業へのメッセージ
インド市場において、SCCIPとLSCL Roboticsのパートナーシップは、**単なる“ビジネス連携”ではなく、“社会変革型の協働”**として強いインパクトを放っています。
もし、貴社が以下のような志向をお持ちであれば、ぜひ一度このネットワークを活用する価値があります:
- 自社教材をアジアへ展開したい
- EdTechやSTEAM教育をインドで広げたい
- CSRやSDGs活動の一環として、教育を通じた社会貢献をしたい
SCCIPとLSCLは、現地教育文化への理解と実績あるプログラム実装力を兼ね備えた「橋渡し役」として、貴社の海外展開をサポートいたします。
未来の学びを共につくりませんか?
SCCIP × LSCL Roboticsの連携は、インド教育界に変革をもたらす確かな実例です。
ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。
【海外連携・協業パートナー募集窓口】
https://sccip-jp.com/contact/