株式会社 SCCIP JAPAN

放課後児童クラブや学童保育で単発イベントを企画する運営担当者向けに、外部講師への依頼の流れを問い合わせから当日まで段階的に解説。確認事項のチェックリストや費用の目安、継続クラスとの違いもまとめました。

放課後児童クラブの単発イベントで外部講師に依頼する流れと確認事項

放課後児童クラブや学童保育、公民館の子ども向け事業では、長期休暇や季節の行事に合わせて「いつもと違う体験」を用意したいという声が多く聞かれます。その一方で、運営担当者の方からは「外部講師にどう依頼すればよいのか分からない」「準備や当日の対応にどれくらい手間がかかるのか不安」といった相談も少なくありません。限られた職員体制のなかで、通常の育成支援と並行してイベントを企画するのは簡単なことではないからです。

この記事では、放課後児童クラブで単発イベントの外部講師を依頼する際の流れを、最初の問い合わせから当日の実施・振り返りまで段階を追って整理します。あわせて、対象学年・人数・スペース・電源・所要時間・雨天時対応といった事前に詰めておきたい確認事項をチェックリスト形式でまとめ、費用の考え方や継続クラスへの発展の仕方についても解説します。はじめて外部講師を招く施設の方が、迷わず準備を進められる内容を目指しました。

放課後児童クラブで単発イベントに外部講師を招くメリットと検討ポイント

放課後児童クラブや放課後子ども教室の運営で、多くの担当者が悩むのが「活動プログラムのマンネリ化」です。特に夏休み・冬休みなどの長期休暇は朝から夕方までの長時間保育となり、日々の遊びだけで一日を組み立てるのは容易ではありません。雨天で外遊びができない日、季節行事の谷間になる時期も同様で、限られた職員体制のなかで新しい企画を考え、教材をそろえ、下調べをする負担は決して小さくありません。

そうした場面で有効な選択肢が、外部講師による単発イベントの実施です。プログラミングやロボティクス、工作、科学実験など、専門性のあるプログラムを1回完結で取り入れることで、子どもたちにとっては普段出会えない体験の機会となり、職員にとっては企画・準備の負担を抑えながら質の高い活動を提供できます。

自前企画と外部講師依頼の比較

どちらが優れているということではなく、目的と体制に応じた使い分けが現実的です。違いを整理すると次のようになります。

比較項目 職員が自前で企画 外部講師に依頼
準備負担 企画・教材手配・進行台本まで職員が担当 教材・機材・進行は講師側が用意する場合が多い
専門性 職員の得意分野に左右されやすい その分野に特化した内容を提供できる
費用 材料費中心で抑えやすい 講師料・出張費等が発生(内容・人数で変動)
柔軟性 当日の変更・延長がしやすい 事前打ち合わせでの調整が基本

外部講師を招く3つの意義

  • 職員の負担軽減:企画立案と教材準備の工数を抑え、職員は子どもの見守りや安全管理に集中できます。
  • 専門性のある体験の提供:普段の活動では扱いにくい機材やテーマを、経験のある講師が安全に進行します。
  • 興味の幅を広げるきっかけ:初めて触れる分野に挑戦する経験は、子どもの関心の入口を広げることにつながると考えられています。

近年ニーズが高いプログラミング・ロボティクス

単発イベントのテーマとして問い合わせが増えているのが、プログラミングやロボット製作の分野です。背景には、小学校の学習指導要領においてプログラミング教育が導入され、各教科のなかで論理的に考える力を育てる学習が行われていることがあります。学校で学ぶ内容と、遊びのなかで手を動かす体験は性質が異なりますが、放課後の時間に楽しみながら触れる機会は、子どもが苦手意識を持たずに関心を広げることにつながるとされています。

単発イベントは「継続導入を検討する前のお試し」としても機能します。1回実施して子どもの反応や職員の運営負担を確認してから、定期クラスに進むかを判断する進め方が現実的です。

検討段階で押さえておきたい視点

  1. 目的を明確にする(長期休暇の目玉行事/雨天時の代替/継続導入の試行など)
  2. 対象学年と参加人数の見込みを整理する
  3. 実施できる部屋の広さ・机の数・電源の有無を確認する
  4. 予算の上限と、保護者からの実費徴収の可否を確認する
  5. 職員が当日どこまで補助に入れるかを想定する

この5点が固まっていれば、事業者への問い合わせもスムーズに進みます。職員体制そのものを見直したい場合は、活動プログラムの外部委託という選択肢もあわせて検討するとよいでしょう。

問い合わせから当日実施までの流れを7ステップで整理

単発イベントで外部講師を招く場合、やり取りの回数は決して多くありません。ただし「どの段階で何を決めるか」が曖昧なまま進むと、直前になって会場設営や参加人数の調整に追われることになります。ここでは、初回の問い合わせから実施後の振り返りまでを7つのステップに分け、それぞれの目安時期とあわせて整理します。

  1. 実施目的と対象の整理(実施希望日の2〜3か月前)|「長期休みの活動に変化をつけたい」「保護者に活動内容を伝えたい」など目的を言語化し、対象学年・想定人数・所要時間の希望を決めます。ここが決まると、以降のやり取りが格段にスムーズになります。
  2. 候補となる講師・事業者への問い合わせ(1〜2か月前が安心)|Webフォームや電話で相談します。伝える情報は下記のとおりです。
  3. プログラム内容と見積もりの提示・すり合わせ(問い合わせから1〜2週間)|提案内容が施設の子どもたちの年齢・人数に合っているかを確認します。低学年中心か、幅広い学年が混在するかで内容は変わるため、遠慮なく相談しましょう。
  4. 日程・会場の確定と正式申込(実施の1か月前まで)|使用する部屋、開始・終了時刻、キャンセル規定、支払い方法を書面で確定します。学校行事や他団体の予約と重ならないかも再確認します。
  5. 事前打ち合わせ・会場下見(2〜3週間前)|机や椅子のレイアウト、電源・プロジェクターの有無、搬入経路(駐車場から部屋までの動線、エレベーターの有無)を確認します。写真や簡単な見取り図を共有すると、当日の設営時間を短縮できます。
  6. 保護者への案内・参加児童の取りまとめ(2週間〜10日前)|おたよりで内容・持ち物・当日の服装を案内し、参加人数を確定して講師へ連絡します。写真撮影の可否についても、この段階で確認しておくと安心です。
  7. 当日実施と実施後の振り返り(実施後1週間以内)|子どもの反応、進行時間、職員の動きを記録し、講師側とも簡単に共有します。継続実施を検討する材料になります。

問い合わせ時に伝えておきたい情報

最初の問い合わせでこれらを伝えておくと、提案と見積もりが一度で出そろいやすくなります。

  • 施設種別(放課後児童クラブ/放課後子ども教室/公民館など)と所在地
  • 対象学年と想定参加人数(○名前後、と幅で伝えてOK)
  • 実施希望日(第2希望まで)と実施可能な時間帯
  • 会場の広さ・机の数・電源やWi-Fiの有無
  • 予算の上限、または過去の類似イベントの費用感
  • 職員が何名サポートに入れるか

ステップごとの目安時期一覧

段階 実施日からの目安 主な決定事項
目的・対象の整理 2〜3か月前 ねらい・学年・人数
問い合わせ〜提案 1〜2か月前 内容・所要時間・概算費用
正式申込 1か月前まで 日程・会場・契約条件
事前打ち合わせ 2〜3週間前 レイアウト・搬入・役割分担
保護者案内・人数確定 2週間〜10日前 参加者名簿・持ち物
実施・振り返り 当日〜1週間以内 記録・報告・次回検討

※上記はあくまで目安です。長期休み期間は依頼が集中しやすく、夏休みの実施であれば春先からの相談が安心です。

迷ったら「日程が固まる前に相談する」のが正解です。候補日を複数持った段階で問い合わせるほうが、希望の内容と日程を両立しやすくなります。

準備期間が短い場合の進め方

「急に活動枠が空いた」「予算の執行期限が迫っている」といった事情で、1か月を切ってから動き出すケースもあります。その場合は、次の順で優先度を絞ると間に合わせやすくなります。

  • まず電話で空き状況を確認する(フォームより即答が得やすい)
  • プログラムは既存の定番メニューから選び、カスタマイズは求めない
  • 会場下見はオンラインや写真共有で代替する
  • 保護者案内は「参加申込制」ではなく「通常活動内での実施」にして取りまとめを省く

短期での実施を検討する際は、あわせて学童のプログラミング出張レッスンの費用と検討項目も確認しておくと、予算面の判断が早く進みます。

依頼前に必ず押さえたい確認事項チェックリスト

単発イベントは「一度きり」だからこそ、事前確認の抜け漏れが当日の混乱に直結します。講師側からの質問を待つのではなく、施設側からも先に情報を出しておくと、提案の精度が上がり見積もりもスムーズになります。ここでは問い合わせ〜打ち合わせの段階で確認しておきたい項目を一覧にまとめました。

チェック項目 確認のポイント 備考
対象学年 低学年のみか、高学年との混在か 混在する場合は難易度の調整方法を相談
参加人数 最少・最大の人数、グループ分けの単位 人数により講師数・機材数が変わる
実施スペース 広さ、机の有無と数、床座りの可否 作業には1人あたりの平面スペースが必要
電源 コンセントの位置と口数、延長コードの用意 タブレット・PC充電に影響
所要時間 1コマの長さ、休憩、入れ替え制の可否 おやつ・帰りの会との兼ね合いも確認
雨天・予定変更 屋外行事が中止になった際の代替対応 室内実施が可能かを事前に共有
搬入経路・駐車 台車の可否、階段の有無、駐車スペース 機材が多い場合は特に重要
Wi-Fi環境 必要か不要か、施設側で利用可能か オフラインで完結する教材もある
写真撮影・広報 撮影の可否、保護者同意の取得状況 おたより・SNS掲載範囲を明確に
安全・保険 けがや体調不良時の連絡体制、保険加入 救急箱・緊急連絡先の場所も共有
キャンセル規定 中止・延期の連絡期限と費用の扱い 感染症や警報発令時の扱いを明記

事前確認の丁寧さが、当日の進行の質をそのまま左右します。特にスペース・電源・人数の3点は、決まった時点で早めに講師側へ伝えておくと安心です。

見落としやすい①:電源とコンセント、机の数

実際に相談が多いのが「電源が足りなかった」「机が想定より少なかった」というケースです。活動室にコンセントが1口しかない、あるいは部屋の隅にしかないという施設は珍しくありません。延長コードを床に這わせる場合は、子どもがつまずかないよう養生テープで固定するなどの配慮も必要です。

  • コンセントの位置と口数を写真で共有しておく
  • 延長コード・電源タップを施設側で何本用意できるか確認
  • 机は「何人掛けが何台あるか」で伝える(面積だけだと判断しにくい)
  • 机が不足する場合、床にマットを敷いて作業できるかを相談

床座りでの活動が可能な内容かどうかは教材のタイプによって異なるため、学童保育のプログラミング教材の選び方も参考にしながら、施設の環境に合う形式を選ぶとよいでしょう。

見落としやすい②:高学年と低学年の難易度差

放課後児童クラブでは1年生から6年生までが同じ空間で過ごすため、単発イベントでも学年差への配慮が欠かせません。低学年に合わせると高学年が物足りなさを感じ、高学年に合わせると低学年が手を止めてしまう、という状況が起こりがちです。

グループ構成 進め方の工夫
低学年中心 手順を細かく区切り、完成の達成感を重視する
高学年中心 課題に「条件」を加え、自分で工夫する余地を残す
混在 基本課題+発展課題の二段構えにする/ペア活動で高学年が補助役に

混在クラスでは、高学年に「教える役」を任せる方法も有効です。年下に説明することで自分の理解も整理され、協働する力が育まれるとされています。どの構成で実施するかは参加者が確定した段階で講師と再共有し、当日の進行イメージをすり合わせておきましょう。

費用の考え方と予算立て・助成金活用の視点

外部講師に単発イベントを依頼する際、最初につまずきやすいのが予算の組み立てです。プログラミングやものづくり系の出張レッスンは、内容・参加人数・実施回数・地域(移動距離)によって金額が変わるため、「一律でいくら」という相場を提示できる性質のものではありません。まずは費用が何で構成されているかを理解し、自施設の条件に当てはめて見積もりを依頼するのが現実的な進め方です。

費用を構成する5つの要素

構成要素 何によって変動するか
講師料 実施時間、講師の人数(参加人数に応じて増減)、内容の専門性
教材・機材費 ロボット教材やタブレット等の台数、何人で1セットを使うか、貸与か購入か
交通費・搬入費 施設までの距離、機材の量(大型教材は搬入出の手間が加算されることも)
事前打ち合わせ・資料作成 下見の有無、施設向けカリキュラム調整、保護者向け案内文の作成対応
消耗品費 ワークシート、制作物の持ち帰り資材など、参加人数に比例する部分

見積書にこれらが「一式」でまとまっている場合は、内訳を確認しておくと稟議や決裁の説明がしやすくなります。とくに交通費と機材の搬入に関する費用は、施設の立地や建物の構造(エレベーターの有無など)で差が出やすい項目です。

単発イベントと継続クラスでは単価の考え方が違う

単発イベントは、1回のために準備・移動・搬入のすべてが発生するため、1回あたりの単価は継続クラスより高めになる傾向があります。一方で継続クラスは複数回分をまとめて設計できるため、1回あたりの負担は平準化されやすくなります。どちらが良いということではなく、目的に応じた選択です。

形態 費用面の特徴
単発イベント 1回完結。準備・移動コストが1回に集約されるため単価は高めになりやすい。まず試したい施設向け
継続クラス 複数回で設計。1回あたりの負担は平準化されやすい。年間計画に組み込みやすい

また、参加人数が増えれば安全確保とサポートのために講師やアシスタントの人数も増えます。「30人を1人で見る」形にはならないため、人数は見積もりの前提として最も重要な情報です。学童のプログラミング出張レッスン費用の考え方も併せて確認しておくと、検討がスムーズになります。

助成金・補助制度は「所管窓口での確認」が前提

自治体の子ども・子育て関連事業や、地域の生涯学習・青少年育成に関する助成制度を活用して体験イベントを実施している施設もあります。ただし、制度の有無・対象経費・申請時期・書類の様式は自治体ごとにまったく異なり、年度によって変更されることもあります。

助成制度は「使えるはず」と見込んで動くのではなく、市区町村の子育て支援課・社会教育課など所管窓口に、実施予定を具体的に伝えて事前確認することをおすすめします。

申請が必要な場合は、見積書や企画書の提出を求められることが多いため、講師側にも早めに相談しておくと書類準備が間に合いやすくなります。

見積もり依頼時に伝えると精度が上がる情報

  • 実施希望日と時間帯、所要時間(例:60分/90分)
  • 参加予定人数と学年構成(低学年中心か、高学年も含むか)
  • 会場の広さ・机や椅子の有無・電源やWi-Fiの状況
  • 施設の住所(交通費・搬入条件の算出に必要)
  • 単発か継続か、継続なら想定回数
  • 予算の上限や、助成金申請の予定があるかどうか
  • 職員が何名サポートに入れるか

予算に上限がある場合は、遠慮せず最初に伝えるのが得策です。時間や人数、教材構成を調整して、予算内で実施できる形を提案してもらえるケースは少なくありません。金額だけで判断せず、当日の運営負担がどれだけ軽くなるかも含めて総合的に比較しましょう。

レゴ®ブロックを使ったプログラミング出張レッスン「コトコレクション」という選択肢

外部講師の候補を検討するなかで、「子どもたちが自然と手を動かして夢中になれる活動」を探している運営担当者の方には、レゴ®ブロックを活用したプログラミング・ロボティクスの出張レッスン「コトコレクション」という選択肢があります。株式会社SCCIP JAPANが全国13教室で展開しているSTEM教育のカリキュラムを、そのまま放課後児童クラブや放課後子ども教室、公民館などの施設へ講師が出向いて実施する形のサービスです。

施設側の準備物が少ないことが最大の利点

単発イベントで運営担当者の負担が最も大きくなるのは、機材や教材の手配です。コトコレクションでは講師がレゴ®ブロックやタブレット等の必要機材・教材を持参するため、施設側でご用意いただくのは基本的に会場(活動室)と机・椅子、電源程度で済みます。事前に購入いただく教材はなく、片付けや持ち帰りも講師側で対応します。

  • 施設で準備するもの:活動スペース、机・椅子、電源、参加児童の名簿
  • 講師が持参するもの:レゴ®ブロック教材、制御用機器、進行台本、当日の配布物
  • 事前に共有いただきたいこと:参加人数と学年構成、活動時間、部屋の広さ・レイアウト

単発イベント型と継続クラス型の違い

コトコレクションは、1回完結の体験型イベントと、定期的に実施する継続クラスの両方に対応しています。目的が異なるため、施設の年間計画に合わせて選び分けてください。

比較項目 単発イベント型 継続クラス型
主な目的 特別活動として新しい体験を提供・興味のきっかけづくり 年間の活動プログラムとして積み上げ、段階的に取り組む
1回の所要時間の目安 60〜90分程度(学年構成により調整) 60分程度を月1〜2回など定期開催
向いている場面 夏休み・冬休みの特別企画、保護者向け公開活動、記念行事 おやつ後の活動枠の固定化、年間計画への組み込み
準備の違い 1回分の人数・会場調整のみ 年間スケジュールと参加児童の固定、欠席時の扱いを事前に整理

まずは単発イベントで子どもたちの反応を見てから、継続クラスへ移行するかを判断する進め方が、現場の負担を抑えやすい方法です。

年少〜小学4年生程度が対象・学年混在にも配慮

対象は年少〜小学4年生程度で、放課後児童クラブの主な利用年齢と重なります。学童特有の課題である「1年生と4年生が同じ場にいる」という学年混在にも、課題の難易度を段階的に用意することで対応します。低学年は組み立てと動かす楽しさを中心に、高学年はプログラムの条件を変えて試行錯誤する部分まで進めるなど、同じテーマでも取り組む深さを変えられるのが手を動かす教材の強みです。

  • 少人数制の考え方:一人ひとりの手元を見られる人数配分を基本とし、人数が多い場合はグループ分けや2部制で調整
  • 集中しやすさ:実物のブロックを触りながら進めるため、座って話を聞くだけの活動より集中が続きやすいとされています
  • 育まれる力:創造性・論理的思考・コミュニケーション・協働(4C/21世紀型スキル)が育まれるとされ、試して直す経験を重ねる設計です

費用や実施可能な人数・日程は施設の条件によって変わるため、一律の金額はお伝えしていません。検討段階の情報収集として、学童のプログラミング出張レッスン費用と導入の流れもあわせてご確認いただくと、予算立てのイメージがつかみやすくなります。ご相談は日程が固まる前でも構いません。「夏休みに1回だけ試したい」「まず見積もりだけ知りたい」という段階からお問い合わせいただけます。

当日の運営と実施後のフォロー ― 職員の役割分担と次につなげる工夫

外部講師に依頼した単発イベントは、講師が来れば自動的に成立するものではありません。子どもたちの顔と名前を知っているのは施設の職員です。講師が教える内容に集中できるよう、職員が「場の運営」を担うことで、限られた時間を有効に使えます。ここでは当日の時間帯ごとの動きと、実施後のふり返りの残し方を整理します。

時間帯別・職員の動きと役割分担

時間帯 職員が担当する主な動き
開始前(30〜15分前) 机・椅子の最終配置、電源とスクリーンの確認、班分け名簿の掲示、手洗い・トイレの声かけ、欠席者の確認と講師への共有
受付・導入時 子どもの誘導と着席補助、支援が必要な児童を職員の近くに配置、講師の紹介と「今日のお約束」の共有
実施中 全体の見守り、トイレ付き添い、遅刻児童の合流サポート、部品の紛失対応、写真・動画撮影(撮影可否の事前確認は必須)
終了後 教材の回収と数の照合、作品の写真記録・持ち帰り可否の案内、机の復元、アンケート回収、講師への振り返り共有

「補助に入る範囲」を事前に決めておく

当日の混乱でいちばん多いのが、職員がどこまで手を出してよいか分からないまま時間が過ぎてしまうケースです。手伝いすぎると子どもが自分で試行錯誤する機会を奪ってしまい、逆に遠慮しすぎると講師一人では目が届かなくなります。打ち合わせの段階で、次の点を講師と口頭で確認しておくとスムーズです。

  • つまずいている子への声かけは職員が行ってよいか、講師を呼ぶか
  • 作品の組み立てを職員が手伝う範囲(部品を探すまで/組むのは本人)
  • 集中が切れた児童を一時的に別スペースへ連れ出す判断基準
  • 進行が遅れた場合、どの内容を削るか(発表・片付け時間の優先順位)
  • 写真撮影の担当者と、SNS・おたより掲載の可否

職員は「教える人」ではなく「子どもと講師をつなぐ人」。この線引きを共有しておくだけで、当日の進行は大きく安定します。

実施後のふり返りを次回の判断材料にする

イベントが終わったら、記憶が新しいうちに簡単な記録を残しておきます。専用の様式を作り込む必要はなく、A4一枚程度で十分です。参加児童からは「楽しかった」「またやりたい」という声が多く聞かれるとされていますが、感想だけでは次回の企画に活かしにくいため、観察に基づく具体的な気づきを残すことが大切です。

  1. 児童アンケート:低学年でも答えられるよう、絵や記号で選ぶ3問程度に絞る
  2. 職員の気づきメモ:集中が続いた時間帯、難しそうだった場面、学年差の出方
  3. 運営面の記録:準備にかかった実時間、人員数、机の配置で改善したい点
  4. 保護者への報告:活動の様子をおたよりで共有し、反応を確認する

これらをファイルにまとめておくと、次年度の予算要求や、外部講師への再依頼時の説明資料としてそのまま使えます。

単発イベントから継続クラスへ発展させるときの検討事項

反応が良かった場合、継続クラス化を検討する施設もあります。単発とは前提が変わるため、次の観点で比較しておくと判断しやすくなります。

検討項目 単発イベント 継続クラス
参加者 希望者全員・その日の在籍児 固定メンバーが基本
内容 完結型の体験 段階的に積み上げる構成
職員の負担 当日中心 日程調整・欠席対応が継続
費用 単発の実施費用 回数分の予算確保が必要

継続化を考える際は、参加できない児童との時間の過ごし方や、教材の保管場所も含めて検討しておくと安心です。職員の負担配分については外部委託による活動プログラムの選択肢もあわせて参考にしてください。

まとめ|まずは相談から。施設に合わせた出張レッスンをご提案します

放課後児童クラブで単発イベントに外部講師を招く流れは、一度経験すれば決して難しいものではありません。大切なのは「早めに動くこと」と「確認すべき項目を漏らさないこと」の2点です。ここまで解説してきた内容を、実務で使える形に整理しておきます。

この記事の要点

  • 依頼のタイミングは実施日の1〜2か月前が目安。夏休み・冬休みなどの繁忙期は、さらに早めの打診が安心です。
  • 問い合わせ→内容相談→見積り→下見・事前打合せ→保護者案内→当日実施→振り返り、という流れで進めるとスムーズです。
  • 確認事項は対象学年・参加人数・活動スペースの広さ・電源やコンセントの位置・所要時間・雨天時や欠席時の対応が中心。
  • 費用は内容・人数・時間・移動距離などによって変わるため、複数条件で見積りを取り比較検討するのが現実的です。
  • 単発イベントで手応えがあれば、継続クラスへの発展も検討する価値があります。

単発と継続、どちらを選ぶか

比較項目 単発イベント 継続クラス
向いている場面 長期休み・行事・お試し導入 年間の活動プログラムに組み込む
予算の立て方 行事費として単発で計上しやすい 年間予算・利用料での設計が必要
子どもへの効果 興味のきっかけづくり 積み重ねによる理解の深まりが期待できる
職員の負担 1回分の調整で完結 初回設計後はルーティン化しやすい

まずは単発イベントで子どもたちの反応と施設との相性を確かめ、その結果をもとに継続を検討する——これが、多くの施設にとって無理のない進め方です。

「コトコレクション」という選択肢

私たちが提供するレゴ®ブロックを活用したプログラミング出張レッスン「コトコレクション」は、講師が機材・教材を持参してお伺いするスタイルです。施設側でパソコンやロボット教材を購入・保管する必要がなく、準備の負担を抑えられます。単発のイベント実施から、月1回・隔週などの継続クラスまで、施設の規模や活動時間に合わせてご相談いただけます。

  • 年少〜小学4年生程度を想定した、学年混在でも取り組みやすい内容
  • 活動スペースや実施時間に合わせたプログラムの調整が可能
  • 職員の方には見守り・声かけを中心にお願いする運営設計

導入にあたっての費用感を先に把握しておきたい方は、学童のプログラミング出張レッスン費用の記事もあわせてご覧ください。

日程や参加人数が未確定の段階でも構いません。「夏休みに何か新しい活動を入れたい」「まず概算だけ知りたい」といったご相談も歓迎しています。施設の状況をお聞きしたうえで、実施可能な形をご提案します。出張レッスンのご相談・お見積りはお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。なお、保護者の方でお子さま自身の習い事をお探しの場合は、全国の加盟教室で体験レッスンを実施していますので、同じくお問い合わせページからご案内いたします。

FOR FACILITIES
学童・施設へのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」

講師が機材・教材をすべて持参。施設側は日程調整と参加者募集だけでOKです。継続クラス・単発イベントのどちらにも対応し、学年混合や理解度の違いにも個別ワークシートで対応します。

まずはお気軽にご相談ください。内容・規模に合わせてご提案します。

コトコレクション(学童保育向けプログラミング出張レッスン)

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