株式会社 SCCIP JAPAN

保育園の午睡明けから夕方にかけて、5歳児が集中しやすい活動の組み立て方を静的・運動・製作の3タイプで整理。年長特有の課題、職員体制に合わせた進め方、外部講師を活用する選択肢まで園長・主任保育士向けに解説します。

保育園の午睡明け活動ネタ|5歳児が集中する夕方の組み立て方

午睡明けは「準備・片付け5分以内」「途中で抜けても成立」「保育者1人で回る」「音量が過大でない」の4条件で活動を選び、導入3〜5分・取り組み10〜30分・振り返り2〜5分の3段構成で組むと安定しやすいとされています。

この記事でわかること

  • 覚醒のばらつき・職員体制・随時のお迎えという夕方特有の3つの課題
  • 夕方に向く活動と向きにくい活動を観点別に比較した整理
  • 静的・運動・製作の3タイプ別に活動ネタを選ぶ考え方
  • 週2〜3日をパターン化して見通しと準備時間を両立させる組み方

午睡明けの時間帯は、子どもたちの目覚めのペースがばらばらで、おやつまでの短い時間をどう過ごすか悩ましいと感じる園もあるのではないでしょうか。特に5歳児クラスは、そもそも午睡をしない・短時間で起きる子が増え、「静かに過ごしてほしいけれど、ただ待たせるだけでは落ち着かない」という状態になりがちです。さらに夕方は職員のシフトが薄くなり、異年齢の合同保育に移行する園も多く、活動の難易度を上げにくいという事情もあります。

この記事では、保育園の園長・運営者・主任保育士の方に向けて、午睡明けから夕方にかけての時間帯に5歳児が集中しやすい活動のネタと、その組み立て方を整理します。静的な活動・体を使う活動・製作系の3タイプを表で比較し、準備時間や職員配置の現実に合わせて選べるようにしました。あわせて、園内だけで抱え込まずに外部講師を活用する選択肢についても、費用の目安を含めて紹介します。

午睡明け・夕方の時間帯に5歳児の活動が難しくなる3つの理由

午睡明けから降園までの時間は、1日の中でもっとも活動が組み立てにくい時間帯ではないでしょうか。特に5歳児(年長)クラスでは「何をしても集中が続かない」「結局自由遊びで終わってしまう」といった声が職員から挙がることもあります。まずは、なぜこの時間帯が難しいのかを構造的に整理しておくと、活動ネタを選ぶ基準がはっきりします。

理由1:覚醒のばらつきが大きい

年長児は就学を見据えて午睡を取らない日が増えたり、午睡時間そのものを短く設定する園も少なくありません。その結果、同じクラスの中で「しっかり眠って元気な子」「寝足りずにぼんやりしている子」「そもそも寝ていない子」が同時に存在します。一斉に同じ活動を始めても、スタート地点の体調が揃っていないため、集中の持続に差が出ます。

理由2:職員体制が薄くなる

夕方はシフトの交代や休憩消化が重なり、クラスに入れる職員数が最も少なくなる時間帯です。準備に手間がかかる活動や、職員が常時介助に入る必要がある活動は、現実的に回りません。片付けまで含めて考えると、担任1人で成立するかどうかが選定の分かれ目になります。

理由3:お迎えが随時入り、活動が完結しない

午後4時台から順次お迎えが始まるため、「全員で最後まで仕上げる」前提の活動は成立しにくくなります。途中で抜ける子が出ることを前提に、どこで区切っても本人が納得できる構成にしておく必要があります。

課題 現場で起きること 設計上のヒント
覚醒のばらつき 一斉活動に乗れない子が出る 参加/見学を選べる形にする
職員体制が薄い 準備・片付けが回らない 出し入れ5分以内の教材にする
随時のお迎え 作品や活動が未完で終わる 途中で区切れる・持ち越せる設計

午睡の考え方は一律ではない

厚生労働省が公開している保育所保育指針および解説では、午睡は子どもの発達の状況や家庭での生活リズムを考慮し、一律ではなく柔軟に対応することが示されています。つまり「全員が同じ時間に寝て、同じ時間に起きて、同じ活動をする」ことを前提にしないほうが、現場の実態にも指針の考え方にも沿います。

夕方は「新しいことを教え込む時間」ではなく、「今日の疲れを整えながら、自分で選べる時間」と捉え直すと、活動ネタの選び方が変わります。

自園の状況を当てはめるチェックリスト

  • 年長児の午睡は何時から何時までか。寝ない子の過ごし方は決まっているか
  • 16時以降、クラスに入れる職員は何人か
  • 最初のお迎えは何時ごろ入るか。最終的に何人残るか
  • 活動の準備・片付けに何分かけられるか
  • 翌日に持ち越せる保管スペースがあるか

この5項目を書き出すだけでも、自園で回せる活動の輪郭が見えてきます。マンネリ化の打開策を考える際は、保育園の製作活動のネタ切れ対策の考え方もあわせて整理すると、年齢ごとの活動設計がしやすくなります。

午睡明けの活動、外部講師の頼み方は?

夕方の活動づくりの悩みに合わせて、3つの質問で進め方を整理します(約30秒)

質問 1 / 3

夕方の活動のマンネリ度は?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

職員から出ている声に近いのは?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

費用の決め方に近いのは?

当てはまる方を選んでください

診断結果:単発イベントから試す進め方がおすすめです

まずは一回の出張イベントとして、午睡明けの時間に外部講師を入れてみる進め方が合いそうです。準備や片付けを講師側に寄せられる形なら、職員の負担を抑えたまま、5歳児の集中の様子や職員の動きを確かめられます。費用は1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。実施後の反応を見てから、継続するかどうかを判断する流れが無理がありません。

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診断結果:継続クラスで夕方に定着させる進め方がおすすめです

週や月のサイクルで外部講師の時間を組み込むと、夕方の活動に見通しが生まれ、曜日ごとに型をつくる組み方とも噛み合いやすくなります。教材の準備や進行を分担できるため、職員がネタ出しに追われる状態をやわらげやすい点も利点です。費用は1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。回数や時間帯は、園の人員体制と降園の流れに合わせて相談しながら決められます。

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午睡明け活動を選ぶ前に押さえたい4つの設計条件

午睡明けの活動は、日中の設定保育とは前提条件が大きく違います。保育者の人数は減り始め、お迎えが順次入り、他クラスはまだ午睡中ということも珍しくありません。どんなに魅力的なネタでも、この時間帯の条件に合っていなければ現場は回りません。そこで、ネタを探す前に「夕方に成立する活動かどうか」を判断する4つの条件を整理しておきます。

午睡明け活動を選ぶ前に押さえたい4つの設計条件のイメージ

チェックリスト:この4つを満たすか

  • 準備5分・片付け5分以内で終わるか:午睡明けは着替え・排泄・おやつの対応が重なります。事前に教材をカゴ単位でまとめておき、出して並べるだけで始められる形にしておくと負担が下がります。
  • 途中で抜けても他の子に影響しないか:お迎えで一人ずつ抜けていく時間帯です。全員がそろっていないと成立しない活動(劇遊びの通し練習、対戦形式のゲームなど)は、抜けた瞬間に崩れます。
  • 保育者1人でも成立するか:人員が薄くなる時間を前提に、常時個別の介助が必要な活動は避けます。説明が一度で済み、あとは子どもが自分で進められる内容が向いています。
  • 声量が大きくなりすぎないか:未満児クラスの午睡や近隣への配慮が必要です。全身運動や大きな音の出る活動は、場所と時間帯をずらす判断が必要になります。

条件を満たす活動・満たしにくい活動

観点 夕方に向く 夕方に向きにくい
準備・片付け カゴで出し入れできるブロック・カード類 絵の具・のり・大型遊具の設営
途中離脱 個人で進める製作・構成遊び 全員そろう必要のあるゲーム
保育者の人数 説明一回で自走できる活動 常時見守りが必要な調理・刃物使用
音量 座って取り組む静的な活動 音楽をかけた全身運動

15〜40分の基本の流れをつくる

活動そのものより、流れを型にしておくほうが現場は安定します。おすすめは「導入→自由に取り組む時間→短い振り返り」の3段構成です。

  1. 導入(3〜5分):今日のテーマと約束ごとを一言で伝える。「今日は動物の家をつくります」程度の短さで十分です。
  2. 取り組む時間(10〜30分):5歳児は集中が続く子とそうでない子の差が開きます。早く終わった子の「次の一手」をあらかじめ用意しておくと、待ち時間の荒れを防げます。
  3. 振り返り(2〜5分):作ったものを2〜3人だけ紹介する、工夫した点を一言ずつ話すなど、短く区切ります。全員発表にこだわらないのがコツです。

時間が余ったら「友達の作品を見て回る時間」、足りなければ「作品をそのまま棚に残して翌日続ける」。この2つの逃げ道を用意しておくと、時間管理のプレッシャーが大きく減ります。

固定化せず、でも見通しは持たせる

毎日同じ活動では飽きますが、毎日違うと子どもも保育者も見通しが立ちません。週5日のうち2〜3日をパターン化し、残りを自由遊びや季節の活動にあてる組み方が現実的です。たとえば「月曜は構成遊び、水曜は製作、金曜は体を動かす遊び」と決めておけば、子どもは「今日はブロックの日だ」と自分で準備を始められるようになります。保育者側も、曜日ごとに教材をセットしておけば準備時間がさらに短縮できます。こうした週単位の型づくりは、製作活動のマンネリ化対策とも共通する考え方です。

【一覧表】静的・運動・製作の3タイプ別 5歳児向け活動ネタ

午睡明けの活動は「何をやるか」よりも「どの順番で組むか」で成否が変わります。まずは静的・運動・製作の3タイプの性格を整理し、その日の子どもの様子や保育士の配置人数に合わせて選べるようにしておくと、担当が替わっても活動の質がぶれにくくなります。

タイプ 向いている場面・ねらいの例 注意点
静的 起床直後の15〜20分。少しずつ覚醒を促し、言葉や数への興味を引き出す 長く続けると寝直す子が出る。短く区切り、声を出す要素を入れる
運動 覚醒後の切り替え。身体を動かして気分を上げ、降園前の落ち着きにつなげる 室温・床の滑り・人数に注意。興奮が残らないよう最後にクールダウン
製作 落ち着いて取り組みたい日。集中・手指の操作・達成感を得やすい 準備と片付けに時間がかかる。降園時刻と作品の乾燥時間を逆算する

午睡明けは「静的→運動→落ち着く活動」の順が基本の目安です。目覚めきっていない直後にいきなり走る活動を入れると、転倒やトラブルが起きやすくなります。

静的タイプ:起床直後の15分に向くネタ

ネタ 準備物 所要時間の目安
しりとり発展(3文字限定・食べ物限定) なし 5〜10分
なぞなぞ・いつ・どこで・だれが遊び ネタ帳またはカード 5〜10分
カードゲーム(かるた・神経衰弱) カード一式 10〜15分
絵本の続きをみんなで考える 絵本1冊 10〜15分
あやとり・折り紙(簡単な一作品) ひも・折り紙 10〜20分
間違い探し・文字や数を使った遊び プリントまたはホワイトボード 10分

運動タイプ:覚醒後に身体を動かすネタ

  • じゃんけん列車(準備物なし/10〜15分):音楽があると盛り上がるが、無音でも成立する
  • だるまさんがころんだ(準備物なし/10分):室内版は歩くだけのルールにすると安全
  • 新聞紙遊び(新聞紙/15分):またぎ越し、丸めて的当て、乗って陣取りなど展開しやすい
  • 室内サーキット(マット・フープ・平均台/15〜20分):一方通行の動線にして待ち時間を短く
  • ペアストレッチ・動物まね体操(準備物なし/5分):活動の締めに入れて呼吸を整える

製作タイプ:集中して取り組むネタ

  • 廃材工作(空き箱・芯・テープ/20〜30分):テーマを「乗り物」など一つに絞ると迷いが減る
  • 空き箱制作からの共同制作(廃材・模造紙/2日に分割):街づくりなど日をまたぐ設計にする
  • はさみとのりの練習(色紙・のり/15分):直線→曲線の順に難度を上げる
  • 季節の飾り作り(画用紙・飾り材料/20分):保育室の掲示にそのまま活用できる

製作はネタが尽きやすい領域でもあるため、製作活動のマンネリ対策の考え方も合わせて整理しておくと、年間を通して回しやすくなります。3タイプを週単位でバランスよく配置するのが、無理なく続けるコツです。

かんたん診断午睡明けの活動、外部講師の頼み方は?30秒でチェック

ブロック・構成遊びを午睡明けに取り入れるときの工夫

午睡明けから順次降園までの時間帯は、子どもの人数が刻々と変わり、保育者の配置も薄くなりがちです。この条件下で扱いやすいのが、積み木やブロック、レゴ®ブロックなどの構成遊びです。教育的な価値よりも先に、まず運用のしやすさという観点から見直してみると、夕方の活動に組み込みやすい理由がはっきりします。

ブロック・構成遊びを午睡明けに取り入れるときの工夫のイメージ

夕方の時間帯と構成遊びの相性が良い4つの理由

運用上の特性 夕方の保育での利点
人数の増減に強い 途中から加わる子がいても、遊びの流れを止めずに受け入れられる
途中で抜けやすい お迎えが来たタイミングで切り上げやすく、順次降園と噛み合う
音が大きくなりにくい 乳児クラスの午睡が続く時間帯でも、声量の調整がしやすい
指示が最小限で済む 説明が短く、保育者が連絡帳や受け渡し対応と並行しやすい

あわせて、指先でパーツをつなぐ動作は手指の細かな操作につながると考えられており、身近なものに見立てて形を作る過程は、イメージを形にする力につながるとされています。また、友達と相談しながら一つの作品を作る場面では、自然な言葉のやり取りが生まれるとされています。5歳児であれば、役割を分担して大きな作品に取り組むことも視野に入ります。

5歳児が集中するための実践の工夫

  1. テーマカードを用意する:「今日は乗り物」「橋」「お店」など、日替わりのお題を1枚のカードで示す。自由遊びとの違いが生まれ、何を作るか迷う時間が減ります。
  2. 作品を残す棚を決める:完成した作品を壊さず置ける棚やトレーを確保し、翌日も続きから作れるようにする。続きがあることで、翌日の午睡明けも動き出しが早くなります。
  3. 写真に撮って共有する:作品を写真に収め、連絡アプリや掲示で保護者に伝える。夕方の時間の過ごし方が見えると、園の取り組みへの理解にもつながります。
  4. パーツ数を段階的に増やす:年中から持ち上がった5歳児には、途中から特殊パーツや数量を足し、作れる幅を広げる。最初から全量を出すと選ぶだけで時間が過ぎてしまいます。
  5. 作った理由を話す時間を1分だけ取る:全員でなくてよいので、希望者が説明する場を設ける。人前で話す経験の入り口としても無理がありません。

構成遊びを夕方に定着させる鍵は、「毎日ゼロから始めない」こと。テーマカードと作品を残す棚の2つを整えるだけで、保育者の説明時間は大きく短縮できます。

片付けのルール化と紛失対策

構成遊びの最大の運用リスクはパーツの紛失です。夕方は人の出入りが多く、気づかないうちにパーツが床やロッカーに紛れ込みます。以下を仕組みとして固定しておくと、年度を通して教材の質を保ちやすくなります。

  • ケースを色分けし、「赤のケースは赤いマットの上で遊ぶ」など置き場所と対応させる
  • 小さなパーツだけ別の小箱にまとめ、使う日と使わない日を決める
  • 片付け開始の合図を音(タンバリン・曲)で統一し、保育者の声かけに頼らない
  • 週1回、決まった曜日にパーツ数のざっくりした確認を行い、欠品を早期に把握する
  • 棚の写真をケースに貼り、どの子でも戻す場所が分かるようにする

片付けまでを活動の一部として設計しておけば、降園時間が近づいても慌てずに済みます。構成遊びは準備物が少なく、一度仕組みを作れば担当者が替わっても回しやすい点が、夕方の保育に向いている理由といえます。

園内で回すか、外部講師に任せるか:判断の目安と費用感

午睡明けの活動は毎日続くものだけに、ネタ出しと準備がすべて担任任せになると負担が蓄積しやすい時間帯です。夕方の活動が数か月単位でマンネリ化している、あるいは職員の休憩・記録の時間が確保できない状態が続いているなら、週に1回だけ外部講師に任せるという選び方も検討材料になります。どちらが優れているという話ではなく、園の人員体制と狙いに合わせて配分する視点が実務的です。

園内実施と外部講師の比較

比較の観点 園内で実施 外部講師を活用
準備負担 ネタ出し・教材準備・片付けを職員が担う 機材・教材を講師が持参する形式なら園側の準備は最小限
内容の幅 日々の様子に合わせて柔軟に変えられる 園内にない専門分野(プログラミング・造形など)を補える
費用 材料費中心だが、職員の時間コストは見えにくい 外部費用が発生する。予算化と保護者への説明が必要
継続性 担任の異動・退職で引き継ぎが途切れやすい カリキュラムが決まっているため年間で見通しが立てやすい

外部講師を検討しやすいケース

  • 毎日は難しくても、週1回「特別な時間」を作って夕方にメリハリをつけたい
  • 園の特色として保護者に伝えられる活動を持ちたい
  • 講師が入る時間を職員の研修・休憩・記録の時間として確保したい
  • 年長児の就学前の活動を、座って取り組む経験として充実させたい

出張レッスンという選択肢

株式会社SCCIP JAPANでは、保育園・幼稚園・学童保育などの施設向けに、レゴ®ブロックを使ったプログラミング出張レッスン「コトコレクション」を提供しています。講師が機材・教材を持参するため、園側で用意するのは活動スペースと電源程度で済み、午睡明けの限られた時間でも組み立てやすい形式です。年間を通した継続クラスと、行事に合わせた単発イベントの両方に対応できます。

料金の目安は、継続クラスが1回1万円〜、単発イベントが1.5〜2.5万円〜です。地域や内容、人数によって異なるため、見積もりの段階で条件を揃えて確認してください。

導入前に確認しておきたい項目

  1. 活動スペースの広さと、机・椅子の有無(床座りで行うか)
  2. 電源やプロジェクター等の設備条件
  3. 1クラスの人数と対象年齢(5歳児のみか、異年齢混在か)
  4. 職員の同席の有無と、同席する場合の役割分担
  5. 雨天時・行事変更時の振替の扱い
  6. 欠席児への対応と、保護者への案内方法
  7. 費用の内訳(教材費・交通費が含まれるか)

検討を進める際は、保育園の課外教室の導入手順も合わせて整理しておくと、園内の合意形成がスムーズになります。まずは単発イベントで雰囲気を確かめ、5歳児の反応を見てから継続を判断する進め方も現実的です。

年間を通して午睡明け活動を回すための運営の仕組み化

午睡明けの活動は、担当保育士の思いつきや「その日たまたま手が空いた人」の力量に頼ると、必ずどこかで息切れします。大切なのは、毎回新しいネタを探し続けることではなく、一度集めたネタを園の資産として残し、週案と年間の流れに乗せてしまうことです。ここでは、職員の負担を増やさない範囲で始められる仕組み化の手順を整理します。

ステップ1:活動ネタのストック表をつくる

最初にやるべきは、すでに園で行っている活動の棚卸しです。新規開発ではなく「書き出すだけ」なので、職員会議の15分でも着手できます。

  • タイプ(静的/運動/製作/構成遊び)で分類する
  • 準備物と準備時間(5分以内・事前準備が必要)を記載する
  • 所要時間の目安(10分・20分・30分)を入れる
  • 片づけの手間(その場で終わる/乾燥が必要)を一言添える
  • 紙のファイルでも共有フォルダでも、職員全員がその場で開ける場所に置く

準備物と所要時間が書いてあるだけで、急な人員変動の日でも「今日はこれにしよう」と即断できます。

ステップ2:週案に曜日固定で落とし込む

曜日ごとに活動タイプを固定すると、職員も子どもも見通しが立ちます。毎週ゼロから考える負担が消えるのが最大の利点です。

曜日 活動タイプ ねらいの例
月 静的(絵本・しりとり) 週明けの生活リズムを整える
火 構成遊び(ブロック) 試行錯誤と見立てを楽しむ
水 運動(ホール・戸外) 体を動かして気分を切り替える
木 製作・造形 素材に触れ、工夫して形にする
金 自由選択(コーナー遊び) 自分で選び、友達と関わる

すべての曜日を埋めきる必要はありません。まずは週2日だけ固定し、残りは従来どおりでも十分に効果があります。

ステップ3:季節・行事と接続する

年間を通して回すには、季節の流れに活動を紐づけておくと迷いが減ります。年長向けの季節別イベントのアイデアと合わせて考えると、行事準備と午睡明けの時間を無理なくつなげられます。

時期 取り入れやすい素材・テーマ
春 戸外観察、進級をテーマにした製作
夏 水・氷・色水、室内でできる構成遊び
秋 落ち葉・どんぐりなどの自然物、運動会後の表現遊び
冬 室内製作、発表会・卒園に向けた共同制作

ステップ4:職員の得意を活かした担当制にする

全員が全タイプをこなす必要はありません。音楽が得意な職員、製作が得意な職員、体を動かすのが得意な職員がそれぞれ1タイプを受け持ち、ストック表の更新も担当すると、更新が止まりにくくなります。担当は年度単位で見直し、引き継ぎメモを残すことを条件にしておくと属人化を防げます。

ステップ5:記録を残して翌年に引き継ぐ

  • 活動後に「盛り上がった/間延びした」を1行だけ記録する
  • 子どもの発言や作品の写真を1〜2枚残す
  • 年度末にストック表の星印(◎○△)を更新する

仕組み化のゴールは「毎年つくり直さないこと」です。1行の記録と1枚の写真が、翌年の担任の準備時間を大きく減らします。

保護者への発信も忘れずに

午睡明けの時間は、保護者からは見えにくい時間帯です。連絡帳や玄関掲示、写真の掲示で「この時間に何をしているか」を伝えると、お迎えまでの時間が単なる待ち時間ではなく、園の保育として理解されやすくなります。週に1回、写真1枚と短いコメントを貼り出す程度から始め、職員の負担にならない範囲で続けることが長続きのコツです。

かんたん診断午睡明けの活動、外部講師の頼み方は?30秒でチェック

まとめ:午睡明けの時間を5歳児の学びの時間に変えるために

午睡明けの時間帯は、覚醒の差・空腹・降園時間のばらつきが重なり、一斉活動が崩れやすい時間です。ただし「落ち着かない時間」ではなく、設計次第で5歳児が集中して取り組める時間にもなります。本記事で整理した要点を、最後にもう一度振り返ります。

  • 覚醒のばらつきを前提に、静的な活動から始めて徐々に動きのある活動へ移す順番で組む
  • 準備5分以内・保育者1人でも回る・途中参加と途中離脱ができる活動を選ぶ
  • 静的/運動/製作の3タイプを曜日や天候で使い分け、ネタ切れを防ぐ
  • ブロックなどの構成遊びは、片付けやすく個人のペースで進められるため夕方と相性が良い
  • 活動案をリスト化・共有し、担当者が替わっても回る形に仕組み化する

午睡明けの活動は「盛り上げること」より「崩れない形で続けられること」を優先すると、結果的に子どもの集中が続きやすくなります。

園内で回す場合と外部講師に頼む場合の整理

とはいえ、年間を通して活動ネタを用意し続けることは現場の負担にもなります。園内の工夫だけで抱え込まず、一部を外部に任せる選択肢も含めて検討すると、無理なく継続しやすくなります。

項目 園内で回す 外部講師に任せる
準備の負担 保育者が企画・準備を担う 機材・教材は講師が持参
費用 材料費中心 レッスン費用が発生
向いている場面 日常の短時間活動 専門性のある内容・特別な回

日々の活動は園内で、月1回や季節の節目は外部講師で、といった組み合わせ方も現実的です。保育園のプログラミングを外部講師に依頼する流れも合わせて確認しておくと、検討がスムーズになります。

外部講師を検討するときのチェックポイント

  1. 午睡明けの限られた時間(30〜45分程度)に収まる内容か
  2. 途中参加の子がいても進行できる構成か
  3. 機材・教材の搬入出や片付けを講師側が担うか
  4. 継続クラスと単発イベントのどちらから始められるか
  5. 費用と頻度が年間予算の中で無理なく収まるか

株式会社SCCIP JAPANでは、保育園・幼稚園・学童保育・放課後児童クラブ・放課後子ども教室・放課後等デイサービス・児童発達支援などの施設向けに、出張プログラミングレッスン「コトコレクション」を提供しています。レゴ®ブロックを活用した活動を午睡明けや夕方の時間に取り入れたい、まずは単発イベントで様子を見たい、といったご相談にも対応しています。講師が機材・教材を持参するため、園側での事前準備の負担を抑えやすい形です。費用の目安は継続クラスで1回1万円〜、単発イベントで1.5〜2.5万円〜ですが、地域・内容・実施規模により異なりますので、詳細はお問い合わせください。お問い合わせはこちらからご相談いただけます。

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