株式会社 SCCIP JAPAN

幼稚園の課外活動を複数運営する際の曜日配分・開始時刻・降園後の動線・保育室の使い回しを表で整理。英語や体操との併設、レゴ®を使ったSTEM課外の準備時間や机の配置、費用の目安まで運営者目線で解説します。

幼稚園の課外活動 曜日・時間割の組み方|運営者向け実務設計ガイド

課外活動の曜日・時間割は、預かり保育の人数・保護者の送迎可能時間・職員の退勤時刻の3つの制約から逆算し、行事や会議など園の固定業務を先に置いた残りの枠に講座を当てはめる順序で組むと破綻しにくいとされています。

この記事でわかること

  • 曜日配分の前に整理する4つの前提と運営形態の違い
  • 園直営・出張型・送迎型それぞれの園側の負担と留意点
  • 動と静の講座を分散する週5日の配置モデルと使用スペース
  • 年少・年中・年長の学年別に見た講座案内と時間の目安

預かり保育の拡充や保護者ニーズの多様化を受け、降園後の時間に英語・体操・ピアノ・サッカーなどの課外教室を複数併設する幼稚園が増えています。一方で、「曜日をどう振り分ければ職員の負担が偏らないか」「降園時間と課外の開始時刻をどうつなぐか」「保育室を同じ日に二重で使えるのか」といった実務面で悩まれる園長先生や課外活動のご担当者も多いのではないでしょうか。課外活動は内容そのものよりも、時間割と動線の設計で成否が分かれる面があります。

本記事では、幼稚園の課外活動における曜日配分・開始時刻・降園後の動線・保育室の使い回しといった運営設計を、表と手順で具体的に整理します。あわせて、近年希望の多いレゴ®ブロックを使ったプログラミング・STEM課外を導入する場合に必要な準備時間や机の配置、費用の目安についても、講師が機材・教材を持参する出張形式を前提に解説します。他社系の課外と比較して優劣をつけるのではなく、組み合わせて成立させるための考え方としてご活用ください。

幼稚園の課外活動を設計する前に整理しておくこと

課外活動の曜日や時間割をいきなり表に書き込み始めると、途中で「降園後の職員が足りない」「預かり保育の人数が読めない」といった問題にぶつかりがちです。幼稚園の課外活動は、教育課程に係る教育時間が終わった後に行われる活動です。幼稚園教育要領では、教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動について、幼児の生活全体が豊かになるよう教育課程に係る活動との関連に配慮することや、家庭・地域との連携を図ることなどが示されています。課外活動も園の一日の流れの延長線上にあるという前提に立って、時間割を設計していきます。

設計の出発点になる4つの前提

曜日配分を考える前に、次の4点を数字と名前のレベルまで具体化しておくと、後の調整がぐっと楽になります。

  • 預かり保育との関係:課外に出る園児と預かり保育に残る園児をどう区分するか。課外終了後に預かりへ合流させるのか、その日は預かりを利用しないのかで、職員配置も保護者への案内文も変わります。
  • 運営主体:外部事業者への委託か、園の直営か。直営なら指導者の確保と教材費、委託なら契約・保険・連絡体制の整理が必要です。
  • 保護者の送迎可能時間:バス通園の割合、下の子のお迎え時間、自家用車の駐車可能台数。ここを読み違えると、良い内容でも申込が伸びません。
  • 職員の勤務シフトと退勤時刻:最終退室の施錠を誰が行うか、課外の時間帯に園の職員が何名残るのかを先に決めます。

曜日割は「やりたい講座」から決めるのではなく、「預かり保育の人数」「保護者の送迎可能時間」「職員の退勤時刻」という3つの制約から逆算すると破綻しにくくなります。

園として課外に何を期待するかを言語化する

講座のジャンルを「体を動かす系(体操・サッカー・ダンスなど)」「表現系(音楽・絵画・英語表現など)」「思考系(ブロック・プログラミング・知育など)」に大きく分けて、園としてどのバランスを望むかを言葉にしておきます。たとえば「体を動かす機会は保育の中で十分とれているので、課外では落ち着いて取り組む思考系を厚くしたい」と整理できていれば、週のどこに何を置くかの判断が速くなります。保育園と幼稚園の課外活動の制度上の違いも併せて確認しておくと、系列園がある場合の説明がしやすくなります。

表1:課外活動の運営形態の比較

運営形態 園の負担 費用の考え方と留意点
園直営(職員が指導) 指導者の確保、教材準備、記録や保護者対応まで園が担う。負担は大きい。 受講料を園が設定しやすい一方、職員の時間外勤務扱いの整理が必要。担当者の異動で継続が難しくなる点に注意。
外部事業者の出張型(園内で実施) 保育室の確保と受け渡しの立ち会いが中心。指導・教材は事業者側。 講座料は事業者設定か園との取り決め。保険の加入範囲、鍵の管理、機材の置き場所を契約前に確認する。
教室への送迎型(園外施設で実施) 送り出しと引き渡しの管理のみ。園内のスペースは使わない。 移動中の安全管理と責任の所在を文書化する。悪天候時や欠席時の扱いを事前に取り決めておく。

どの形態が良いかは園の規模や職員体制によって異なります。初年度は外部事業者の出張型で始め、運用が安定してから講座数を増やす、という段階的な進め方も現実的です。形態が決まったら、次は週5日のどこに何を置くかという曜日配分の検討に進みます。

自園の課外、どの形で始めるのが合う?

曜日枠・職員体制・保護者ニーズの3つから、無理のない進め方を2択で確認します(約30秒)

質問 1 / 3

課外に使える空き枠は?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

降園後の職員体制は?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

保護者への案内の段階は?

当てはまる方を選んでください

診断結果:単発イベントから試す進め方がおすすめです

まずは預かり保育の日や行事の合間に単発イベントを置き、移行時間や机の配置、片付けにかかる実際の分数を記録してみてください。保護者の反応と申込見込みを確かめてから曜日を固定すると、年度途中の組み直しを避けやすくなります。費用は1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。実施日の候補が出た段階でご相談ください。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

診断結果:継続クラスで定着させる進め方がおすすめです

週1回の固定枠を確保できるなら、継続クラスとして曜日・開始時刻・使用する部屋を年間で決める形が組みやすくなります。集合場所と引率者を一覧化し、預かり保育への合流経路まで明文化しておくと、担当者が替わっても運用が安定しやすいでしょう。費用は1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。曜日案をお持ちのうえでご相談ください。

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曜日配分の考え方:週5日に何をどう振り分けるか

課外活動の曜日配分は、講座の人気や講師の都合だけで決めると、後から「この曜日だけ園庭も保育室も足りない」「職員会議と重なって施錠担当が立てられない」といった問題が出てきます。先に園側の都合(行事・会議・清掃・バス運行)を固定し、その残りに講座を当てはめる順序で考えると破綻しにくくなります。

曜日配分の考え方:週5日に何をどう振り分けるかのイメージ

曜日を決めるときの4つの原則

  • 同一曜日に複数講座を詰め込みすぎない…同じ日に2講座以上を置くと、保育室・トイレ・玄関・駐車場が同時に混みます。並行実施は最大2講座まで、かつ使用スペースと降園動線が重ならない組み合わせに限ると安全です。
  • 動の講座と静の講座を週内で分散する…体操・サッカーのような身体系と、英語・音楽・プログラミングのような着席系を交互に配置すると、園庭と保育室の取り合いが起きにくく、在園児の疲労も偏りません。
  • 会議・研修日や行事の多い曜日を避ける…職員会議、園内研修、避難訓練、誕生会などを先にカレンダーへ置き、その曜日は課外を入れないか、1講座のみにとどめます。
  • 人気講座は週前半〜中盤に置く…金曜は祝日で潰れやすく、翌日が休園のため振替先が確保しづらい曜日です。定員が埋まりやすい講座ほど月〜水に置き、金曜は振替や予備日として余白を残す設計が現実的です。

曜日別の課外配置モデル(年中・年長対象/週5日)

曜日・講座例 主な使用スペース 想定される留意点
月/体操 遊戯室(マット・跳び箱) 週明けで欠席が出やすい。用具の出し入れ時間を10分確保
火/英語 保育室1室(机・椅子) 静かな環境が必要。預かり保育の部屋と離す
水/レゴ®を使ったプログラミング・STEM 保育室1室+机を島状に配置 教材の広げ場所と電源・充電の確認。片付け時間を長めに
木/ピアノ・リトミック 遊戯室または音楽室 個人レッスン型は待機児の過ごし方を決めておく
金/サッカー等の屋外系 園庭 雨天中止の判断時刻と連絡方法を事前に明文化

これはあくまでモデルで、園舎の構造・バス運行・預かり保育の人数によって最適解は変わります。自園のスペース一覧を書き出し、同時間帯に何室空くかを先に数えてから当てはめてください。

学年別:何歳からどの講座を案内するか(目安)

学年 案内の目安
年少 集団生活に慣れる時期。通年ではなく2学期以降のスタートや、30〜40分の短時間設定を検討する選択肢もあります
年中 体操・英語・リトミックなど、ルールのある活動に参加しやすい時期。45分前後が目安
年長 プログラミング・STEM、サッカーなど、手順や役割分担を伴う講座も案内しやすい時期。50〜60分も検討可

曜日配分は「講座をどこに入れるか」ではなく「園の固定業務を先に置き、空いた枠に講座を入れる」順序で考えると、年度途中の破綻が起きにくくなります。

なお、外部事業者が運営する講座は分野ごとに進め方や必要備品が異なります。どの講座が優れているという話ではなく、自園のスペース・時間・職員体制に合うかどうかで判断するのが現実的です。導入時期そのものの進め方は幼稚園の課外活動 導入スケジュールも併せて確認すると、曜日決定のタイミングを逆算しやすくなります。

開始時刻と1コマの長さ:降園時刻からの逆算設計

課外活動の時間割でつまずきやすいのは、「降園時刻=課外の開始時刻」として組んでしまうことです。実際には降園から課外スタートまでに、①降園・引き渡し、②トイレ・水分補給(おやつ)、③課外教室への移動、④講師の準備、という4つの工程が挟まります。これらを見込まずに開始時刻を設定すると、毎回5〜10分の押しが発生し、終了時刻とお迎え時刻がずれて玄関が混雑する、という連鎖が起きます。

移行時間は10〜20分を必ず確保する

年少〜年長では、着替え・持ち物の整理・トイレだけでも想像以上に時間がかかります。特に初年度や学期初めは、子どもが課外の教室の場所を覚えていないため、職員が誘導する時間も必要です。移行時間は最低10分、年少児が多い講座や移動距離がある場合は20分を見込んでおくと、開始がほぼ崩れません。

課外の時間割は「開始時刻」ではなく「移行時間」から設計する。移行に何分かかるかを実測してから、開始時刻を決めるのが崩れない組み方です。

表3:降園後のタイムライン例(課外45〜60分の場合)

時刻 園児の動き 職員/講師の動き
14:00 降園・保育室から移動開始 担任が受講児を名簿で確認し引き渡し
14:00〜14:15 トイレ・水分補給・荷物置き 講師は教室で机・教材をセット
14:15 着席・あいさつの準備 講師の準備完了/職員が出席確認
14:20 課外レッスン開始 講師が進行、職員は必要に応じて同席
15:10 片付け・振り返り・荷物準備 講師が作品確認、職員がお迎え準備
15:20 保護者へ引き渡し開始 玄関で名簿照合、預かり保育組は引率

この例では降園14:00に対し開始は14:20。20分の余裕を持たせることで、多少の遅れがあっても終了時刻がずれません。

1コマの長さは学年で変える

学年 1コマの目安
年少 30〜40分程度
年中 40〜50分程度
年長 50〜60分程度

これは集中の持続を踏まえたあくまで目安で、活動内容や子どもの状態によって適切な長さは異なります。制作中心の講座は片付けに5〜10分かかるため、実質の活動時間を確保したい場合はコマ全体を少し長めに設定しておくと安心です。

お迎えの混雑と預かり保育への引き継ぎ

  • 複数講座を同日に開く場合は、終了時刻を10〜15分ずらして玄関の滞留を防ぐ
  • お迎え場所を講座ごとに分ける(A教室は正門、B教室は園庭側など)
  • お迎え遅延時の待機場所と担当職員を、年度当初に保護者へ書面で周知する
  • 課外終了後に預かり保育へ戻る園児は、名簿にチェックを入れたうえで職員が引率し、口頭だけの引き継ぎにしない
  • 欠席・早退があった場合は、講師→園→預かり担当の順で情報が届く経路を一本化する

特に預かり保育と課外を併用する家庭は年々増えやすく、預かり保育と外部プログラムの費用負担の整理とあわせて、誰がどの時間帯の子どもを見ているかを明文化しておくと、職員間の認識のずれを防げます。初年度は実際の所要時間を数週間記録し、移行時間を5分単位で微調整していくことをおすすめします。

かんたん診断自園の課外、どの形で始めるのが合う?30秒でチェック

降園後の動線と保育室の使い回し:トラブルを防ぐ運用ルール

課外活動でもっとも事故やクレームが起きやすいのは、講座そのものではなく降園直後の15分間です。通常降園でバス・徒歩コースに並ぶ園児、課外活動に参加する園児、預かり保育に移る園児が、同じ時間帯に同じ廊下・玄関で交差します。「課外に出たはずの子がバスに乗っていた」「保護者が迎えに来たが子どもが別室にいた」といったヒヤリハットは、時間割の良し悪しではなく動線の曖昧さから生まれます。

降園後の動線と保育室の使い回し:トラブルを防ぐ運用ルールのイメージ

交差を防ぐ5つの運用ルール

  • 集合場所を講座ごとに固定する…「体操は遊戯室前、STEM講座は年長組前」のように年度を通して変えない。張り紙だけでなく職員の立ち位置も固定する
  • 目印で一目で分かるようにする…カラービブス、名札リボンの色分け、首から下げる講座カードなど。担任以外の職員でも振り分けを判断できる状態にする
  • 引率者を明文化する…「誰が・どこから・どこまで連れて行くか」を講座ごとに一覧化。担任が引き渡す位置と、講師が受け取る位置を文章で決めておく
  • 外部講師の入退館ルール…入館時刻・受付場所・来訪者名札の着用・退館サインまでを定型化し、保護者から見ても外部の人と分かるようにする
  • 緊急連絡と欠席窓口の一本化…欠席連絡は園が受けるのか運営会社が受けるのかを決め、当日の情報が講師に届く経路(開始前に名簿を手渡す等)まで決めておく

動線設計の要点は「子どもを分ける」より先に「大人の立ち位置を決める」ことです。職員が動かない定点を作ると、園児は自然と正しい列に流れます。

部屋タイプ別の課外適性を整理する

午前の保育で使った部屋をそのまま課外に転用する場合、清掃・机椅子の再配置・教材の保管場所・鍵の管理をセットで決めておく必要があります。部屋の特性ごとに向き不向きを整理しておくと、講座を増やすときの判断が早くなります。

部屋タイプ 向いている講座 準備の手間と注意点
保育室 STEM・プログラミング、英語、知育、工作 机椅子の再配置に5〜10分。保育で使った教材の片付け先と、課外教材を置く棚・鍵付き収納の確保が必要
遊戯室・ホール 体操、ダンス、音楽、リトミック 準備は少ないが使用希望が集中しやすい。行事準備とバッティングするため年間行事表との突き合わせが必須
園庭 サッカー、かけっこ、外遊び系 雨天時の代替室をあらかじめ決めておく。降園の保護者動線と重ならない区画を設定する

雨天・騒音・同時開講への備え

園庭講座は「雨天時は遊戯室に移すのか、中止にするのか」を募集要項の段階で明記しておくと、当日の問い合わせが減ります。代替室は第1候補・第2候補まで決め、他講座と重なった場合の優先順位も先に合意しておきます。

  1. 雨天判断の時刻と連絡方法(何時までに誰が決め、どう保護者に伝えるか)を決める
  2. 代替室使用時の定員・活動内容の縮小版メニューを講師と共有しておく
  3. 同時間帯に2講座を走らせる場合は、音の相性で部屋を割り振る(音楽・体操と、集中して取り組む講座を隣室にしない)
  4. 床を挟んだ上下階の振動も確認する。真下が静かな講座なら体操は避ける

外部講師が入る講座では、これらのルールを口頭ではなく1枚の運用シートにまとめ、年度当初の打ち合わせで共有しておくと引き継ぎが安定します。準備物や当日の流れの詰め方は幼稚園の外部講師を招く前の打ち合わせと当日準備も合わせて確認しておくと、抜けが減ります。

レゴ®を使ったSTEM課外を入れる場合の準備時間・机の配置・費用の目安

課外活動にプログラミングやロボティクスを取り入れる場合、講師が機材・教材を持参する出張型であれば、園側で専用の教室や高額な備品をそろえる必要はありません。ただし「机の配置」「床のパーツ回収」「電源・通信環境」の3点は、事前に確認しておかないと当日の進行が滞ります。ここでは出張型STEM課外を前提に、時間割へ組み込む際の実務要件を整理します。

実施に必要な環境と机の配置

レゴ®ブロックを使った活動は、パーツを広げて組み立て、壊して作り直す工程を繰り返します。作業スペースの確保が成果物の質にも集中力にも直結します。

  • 机:長机、または園児用の机を島型に寄せて使う。床に直接座る形式はパーツが散逸しやすく推奨しにくい
  • グループ構成:1グループ4〜6名程度で向かい合える配置にし、講師が各島を巡回できる通路幅を残す
  • 作業スペースの目安:1人あたり幅60cm前後、教材トレイと制作物を同時に置ける奥行きがあると進めやすい
  • 床の環境:落ちた小さなパーツを回収しやすいよう、毛足の長いマットやカーペットの上は避けるか養生する
  • 電源・通信:タブレット等を使う場合、コンセントの位置と口数、Wi-Fiの有無・接続方法を事前に確認しておく

準備・撤収の時間をタイムラインに入れる

課外の時間割を組むとき、見落とされがちなのが講師の入室から撤収までの時間です。レッスン開始の20〜30分前に入室して机の配置と教材の展開を行い、終了後はパーツの回収と数の確認で15分程度を見込みます。前後の保育や他の課外教室とこの時間が重なると、保育室の明け渡しでトラブルになりやすいため、時間割上に「準備枠」「撤収枠」として明記しておくと安全です。外部講師を招く前の打ち合わせの段階で、鍵の受け渡しや入室可能時刻まで確認しておきましょう。

項目 確認すべき内容 園側で用意するもの
部屋 開始30分前から撤収完了まで占有できるか 保育室・遊戯室など
机・椅子 島型に配置できる数と大きさ 長机または園児用机・椅子
床面 パーツが紛れ込まない素材か 必要に応じて養生シート
電源 コンセントの位置・口数、延長の要否 電源タップ(必要時)
通信 Wi-Fiの有無と接続手順 接続情報(使用する場合)
人員 見守り・誘導にあたる職員の配置 職員1名程度の立ち会い

費用の目安と月謝設定の考え方

費用は内容・人数・地域により変わりますが、当社の施設向け出張レッスン「コトコレクション」を例にすると、目安は次のとおりです。

形態 料金の目安
継続クラス(定期開講) 1回 1万円〜
単発イベント 1.5〜2.5万円〜

いずれも目安であり、実施内容・参加人数・地域によって異なります。なお、保護者からいただく月謝の設定額は、園が直接徴収するか運営会社が徴収するかなど形態によって変わるため、一律の金額は示せません。年間の開講回数と講師費用、教材の消耗分、集金事務の負担を合わせて試算したうえで決めるのが実務的です。

STEM課外の時間割は「レッスン時間」ではなく「入室から撤収完了まで」で押さえる。準備20〜30分・撤収15分を枠に入れておくと、保育室の使い回しで慌てずに済みます。

レゴ®ブロックを使った活動では、思いどおりに動かない仕組みを作り直す過程を通じて、論理的思考や試行錯誤する姿勢が育まれるとされています。園としては、その学びが生まれる時間を削らないためにも、準備と片付けの余白を最初から時間割に確保しておくことが大切です。

年間スケジュールと見直しのサイクル:募集・体験会・振替日の設計

課外活動の時間割は、週単位の設計だけでなく「年度をどう回すか」まで決めて初めて運用に乗ります。特に募集・体験会・長期休業・年度末の継続意向確認は、どの時期に何をするかを前年度のうちにカレンダー化しておくと、担任や事務の負担が偏りません。まずは単年度の流れを時系列で整理します。

年間運営カレンダー例

時期 運営側の動き 保護者への案内
前年度2〜3月 講座内容・曜日・定員の確定、講師との年間日程すり合わせ 次年度の課外案内配布、申込受付(在園児優先)
4月 園生活に慣れる期間として開講を見送る選択肢も検討、名簿・動線の最終確認 開講日と持ち物、降園後の引き渡し方法の通知
5月 開講、初回は保護者見学可の公開レッスンにする 開講のお知らせ、途中入会の受付可否
6〜7月 前半の出席率確認、夏季の単発イベント企画 夏季イベントの募集(未受講家庭にも案内)
夏季休業中 通常クラスは休講または単発イベント化 休講日と振替日の明示
9〜12月 作品展・発表会と課外の成果物を連動、後半の体験会 展示・発表の見学案内、2学期からの体験受付
1〜2月 継続意向調査、次年度の曜日・定員の再設計 継続確認書の配布、進級後の時間帯変更の説明
3月 最終回・成果発表、年間の振り返り会 年間アンケート、次年度案内

4月は入園・進級直後で生活リズムが安定しません。開講を5月に遅らせると子どもの負担が減る一方、月謝の回数が減り年間カリキュラムを圧縮する必要があるため、どちらを取るかは園の方針として明文化しておくと保護者説明がぶれません。

振替・休講・定員のルールを先に決める

  • 振替日:祝日や園行事で休講になる回数を年間で数え、学期末に予備日を1〜2回確保しておく
  • 休講の判断基準:警報発令・園の臨時休園に連動させるのか、課外単独で判断するのかを事業者と文書で合意する
  • 欠席連絡の窓口:園経由にすると保護者は分かりやすいが園の事務負担が増える。事業者直通(アプリ・専用番号)にする場合は、当日の人数把握を誰が講師に伝えるかまで決める
  • 定員:保育室の面積と教材数、講師1人あたりの目の届く人数から逆算する
  • 最少催行人数:下回った場合に「曜日を統合する」「次年度は休講」など、判断時期(例:2月末)とあわせて規約に書く

振替・休講・返金の扱いは、トラブルになってから決めると必ず不公平が生じます。募集案内の段階で明記し、申込書に同意欄を設けておくのが安全です。

見直しに使えるデータ

次年度の設計を感覚で決めないために、園が自分たちで取れる数値を学期ごとに記録しておきます。

  1. 継続率:年度末の継続意向と、実際の翌年度申込の差を見る
  2. 出席率:曜日別・月別に集計し、特定の曜日だけ低い場合は時間帯や他の習い事との重複を疑う
  3. 途中退会の時期と理由:送迎の都合か、内容が合わなかったのかを分けて記録する
  4. 保護者アンケートの自由記述:満足度の点数より、引き渡しや待ち時間など運用面の指摘が改善のヒントになる
  5. 職員側の所感:移行時間の混雑、片付けの終了時刻など、現場しか気づけない点をメモで残す

設問の作り方や次年度への反映手順は保護者アンケートの活用法も参考になります。年1回の大規模調査より、学期末に3〜5問の短い確認を重ねるほうが回収率が上がり、曜日や時間帯の微調整に生かしやすくなります。

かんたん診断自園の課外、どの形で始めるのが合う?30秒でチェック

まとめ:課外活動の時間割は「移行時間」と「動線」から設計する

幼稚園の課外活動の曜日・時間割の組み方は、講座の内容そのものよりも、降園からレッスン開始までの「移行時間」と、子どもがどこを通ってどこに集まるかという「動線」で成否が決まります。本文で扱った設計のポイントを、あらためて整理します。

  • 曜日は内容の性質と職員シフトで分散する:体を動かす講座と静かに取り組む講座を同じ曜日に重ねず、職員の勤務体制・行事の多い曜日も踏まえて週内に散らす。
  • 開始時刻は降園時刻から逆算する:トイレ・水分補給・持ち物の移動を含めた移行時間(目安15〜20分)を必ず確保し、「降園=即開始」にしない。
  • 動線は集合場所と引率者を明文化する:誰がどこで預かり、誰が保護者に引き渡すかを書面化し、講師・担任・預かり保育担当で共有する。
  • 部屋は騒音と転用の手間で選ぶ:隣室の保育や預かり保育への音の影響と、机・椅子の出し入れにかかる時間の両面で判断する。
  • 年度途中に見直しのサイクルを持つ:学期ごとに出席率・遅刻の発生状況・保護者の声を確認し、翌年度の曜日配分に反映する。

時間割がうまく回らない原因の多くは、講座の中身ではなく「移行の15分」と「集合場所の曖昧さ」にあります。まずそこから点検してください。

レゴ®を使ったSTEM課外を検討する園へ

プログラミングやものづくり系の課外を新設したい場合、機材の購入・保管や指導者の確保が課題になりがちです。SCCIP JAPANでは、講師が機材・教材を持参してうかがう施設向け出張レッスン「コトコレクション」をご用意しています。レゴ®ブロックを使った製作とプログラミングを組み合わせた内容で、遊びの延長から創造性や論理的思考、友達と相談しながら進める力が育まれるとされています。

実施形態 想定される使い方 費用の目安
継続クラス 毎週・隔週の課外講座として曜日固定で実施 1回1万円〜
単発イベント 体験会・お楽しみ会・長期休み企画として実施 1.5〜2.5万円〜

費用はいずれも目安で、内容・人数・地域により異なります。ご検討の際は、園の降園時刻/使用できる部屋と机の数/対象学年と想定人数をお知らせいただければ、無理のない開始時刻や1コマの長さを含めて、実施可能な時間割の形を一緒に検討できます。導入の進め方そのものを整理したい場合は、幼稚園の課外活動 導入スケジュールもあわせてご覧ください。

課外活動へのレゴ®を使ったプログラミング講座の導入をご検討の園・施設のご担当者さまは、お気軽に出張レッスン「コトコレクション」へお問い合わせください。保護者の方で、お子さまが個人で通える教室をお探しの場合は、全国13教室で実施している体験教室へのお申し込みも受け付けています。

FOR FACILITIES
保育園・学童などの施設へのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」

講師が機材・教材をすべて持参。施設側は日程調整と参加者募集だけでOKです。継続クラス・単発イベントのどちらにも対応し、学年混合や理解度の違いにも個別ワークシートで対応します。

まずはお気軽にご相談ください。内容・規模に合わせてご提案します。

コトコレクション(施設向けプログラミング出張レッスン)



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