おやつ後は「途中参加・途中退出できること」と「短時間で区切れること」を満たす活動が続けやすいとされています。15分・30分・60分の時間枠別に選び、静→動→静の順で組み立てるのが目安です。
この記事でわかること
- おやつ後が落ち着かない構造的な理由と3つの制約
- 準備5分・途中参加可など活動設計の5つのポイント
- 15分・30分・60分の所要時間別の活動アイデア
- 少人数の指導員体制でも回すための規模調整の考え方
学童保育の一日の中で、おやつの後は意外と扱いの難しい時間帯ではないでしょうか。おやつで気持ちが切り替わった直後は、子どもたちのテンションが上がりやすく、一方で帰宅時間が近い子は落ち着きを欠きやすい。宿題タイムは終わっていて、かといって自由遊びに任せきりにするとトラブルが起きやすい——そんな悩みを抱える指導員の方もいるのではないでしょうか。
この記事では、雨の日の室内遊びといった「天候軸」ではなく、「おやつ後という時間帯軸」で活動アイデアを整理します。15分・30分・60分という所要時間別に、準備の手間や必要な人数、異年齢が混ざる学童保育ならではの配慮点を表にまとめました。あわせて、少人数の指導員体制でも無理なく回すための進め方、外部講師による出張レッスンという選択肢についても触れます。明日からの活動計画のヒントとしてお役立てください。
なぜ「おやつ後」の時間帯は落ち着かないのか
学童保育の一日のなかで、指導員が最も「組み立てに悩む」と感じやすいのが、おやつを食べ終えてから降所までの時間帯ではないでしょうか。宿題タイムという明確な枠が終わり、次の予定までに余白が生まれるこの時間は、子どもたちの動きが一気に自由になります。走り回る子、ごろごろする子、トラブルが起きやすくなる時間帯でもあり、活動アイデアを探している運営者の方も多い場面です。
ただ、ここで「子どもが落ち着かないから」と子ども側の問題にしてしまうと、打ち手が見つかりません。おやつ後が難しくなるのには、生活リズムと運営体制の両面から、いくつかの構造的な理由があります。
- 生活リズムの切り替わり:宿題という「やるべきこと」が終わり、目的のない余白が生まれる
- 身体を動かしたくなる:おやつで一息ついて気持ちが上向き、エネルギーの発散先を探し始める
- 人数が刻々と変わる:お迎えや自主降所の時刻がバラバラで、集団の規模が一定しない
- 学年・発達段階の差:1年生と4年生以上では集中できる長さも興味も異なり、一斉活動が組みにくい
- 職員の手が薄くなる:連絡帳の記入、保護者対応、電話対応が重なり、見守りに回れる人数が減る
時間帯特有の3つの制約
この時間帯の活動を考えるうえで、避けて通れない制約を整理すると次の3つに集約されます。活動アイデアを選ぶときは、この制約に合うかどうかを先に確認すると失敗が減ります。
| 制約 | 活動設計への影響 |
|---|---|
| 人数が固定できない | 最初から最後まで全員が揃う前提の活動(チーム対抗戦・役割分担型)は崩れやすい |
| 終了時刻が読めない | 完成まで40分かかる制作などは、途中で帰る子に不完全燃焼が残る |
| 見守れる職員が少ない | 準備や片付けに手間のかかる活動、常時介助が必要な活動は続かない |
おやつ後の活動は「途中参加・途中退出できること」と「短時間で区切れること」の2点を満たしているかどうかが、続けられるかどうかの分かれ目になります。
この記事の読み方
そこで本記事では、活動アイデアを15分・30分・60分という所要時間別に整理しました。日常の通常保育日であれば15分・30分の枠を中心に、早帰りの日や長期休暇で時間がまとまって取れる日は60分の枠を、というように使い分けていただく想定です。
- まずは次のセクションで、どの長さの活動にも共通する設計ポイントを押さえる
- 自分の施設の降所パターンに合う時間枠のセクションから読む
- 学年差が大きい場合は、低学年と高学年の活動の分け方とあわせて検討する
すべてを一度に変える必要はありません。まずは「おやつ後の最初の15分」だけ形を決めてみる、という小さな一歩から始めるのが現実的です。
おやつ後の時間、外部講師の活かし方は?
3つの質問に答えるだけで、あなたの施設に合う進め方がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
おやつ後の活動はどう決めていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
外部講師に期待したいことは?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
予算と職員体制の状況は?
当てはまる方を選んでください
診断結果:単発イベントから試す進め方がおすすめです
人数や降所時間が日によって変わる学童では、まず単発イベントで場の空気を確かめる進め方が合いやすいでしょう。長期休暇や早帰りの日など、時間がまとまって取れる日に一度だけ外部講師を入れてみる形です。コトコレクションの単発イベントは1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。子どもや指導員の反応を見てから、次を検討できます。
診断結果:継続クラスで定着させる進め方がおすすめです
活動の型がある程度決まっている施設なら、曜日や時間を固定した継続クラスとして取り入れる進め方が向いています。毎回同じ流れで始められると、途中から参加する子も加わりやすく、指導員が毎回ゼロから準備する負担も下げやすくなります。コトコレクションの継続クラスは1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。年間の活動計画に合わせてご相談いただけます。
おやつ後の活動を考えるときの5つの設計ポイント
おやつ後の時間に合う活動を探す前に、現場で破綻しない設計の原則を押さえておくと、アイデア選びがぐっと楽になります。どれだけ面白い企画でも、準備に時間がかかりすぎたり、途中参加の子が入れなかったりすると、指導員の負担だけが増えてしまいます。ここでは学童保育のおやつ後の活動づくりで、まず確認したい5つのポイントを整理します。

- 準備5分・片付け5分以内で完結するか:おやつの食器を片付けながら並行して準備できる分量が現実的です。材料を小分けにして保管する、よく使う道具は「活動箱」にまとめておくなど、毎回の準備をゼロから始めない仕組みが有効です。
- 途中から参加しても楽しめるか:習い事や迎えの関係で、子どもの出入りは常にあります。ルール説明が1分で済む、途中からでも合流できる形式を選ぶと、遅れて来た子を待たせずに済みます。
- 勝敗だけで終わらず「できた」が全員に残るか:競争型は盛り上がる反面、負けた子の不満がその後の時間に持ち越されがちです。ゴールを複数用意する、記録更新やチーム共通の目標に置き換えるなど、全員が達成感を持てる設計にします。
- 騒がしさの許容レベルを事前に決めるか:声を出してよい活動か、静かに取り組む活動かを、始める前に子どもと共有します。近隣や他室への配慮が必要な時間帯は、あらかじめ「静の活動」に寄せておくと注意の回数が減ります。
- 高学年が低学年の役割を持てるか:道具配り、タイムキーパー、ルール説明役など、高学年に小さな役割があると、年齢差が「やりにくさ」ではなく「活動の資源」になります。学年差を活かす活動の工夫も合わせて検討すると組み立てやすくなります。
「静→動→静」で1日の流れを設計する
おやつ後は、糖分の補給と自由な雰囲気で気持ちが高ぶりやすい時間帯です。いきなり静かな活動に戻そうとすると摩擦が起きやすいため、エネルギーを一度発散させてから落ち着きに向かう流れを作ると、下校準備までの切り替えがスムーズになります。
| 時間帯 | 活動の性質 | ねらい |
|---|---|---|
| おやつ直後(約15分) | 静・短時間 | 食後すぐの体を休めつつ、気持ちを活動モードに切り替える |
| 中盤(約30分) | 動・グループ | 体や声を使って発散し、協力する経験を持つ |
| 終盤(降所前) | 静・個人 | 気持ちを落ち着け、片付けと帰り支度につなげる |
活動そのものより、「どの性質の活動を、どの順番に置くか」のほうが現場の落ち着きを左右します。
体制に合わせて規模を調整する
指導員1人で見守れる人数は、子どもの学年構成、部屋の広さ、活動の内容によって大きく変わります。一律の目安を当てはめるより、自分の施設の体制で無理なく回せる範囲を確認しながら調整するほうが安全です。
- 職員が少ない日は、グループ数を減らして同じ活動を全員で行う
- 見守りが必要な子がいる日は、動きの大きい活動を避け、席に着いたままできる内容に差し替える
- 1つの活動に複数の難易度を用意し、学年ごとに分けずに同じ場で取り組めるようにする
この5つの視点を基準に持っておくと、次章以降で紹介する15分・30分・60分のアイデアも、自分の施設に合わせて取捨選択しやすくなります。
【15分】おやつ直後の切り替えに使える短時間アクティビティ
おやつの片付けが終わる時間は、子どもによって数分の差が出ます。そのため、全員が揃うのを待ってから始める活動よりも、片付けの終わった子から自然に加われる「出入り自由」な活動のほうが、この時間帯には向いていると考えられます。15分という区切りは、宿題や自由遊びへ移る前のクッションとしても扱いやすく、指導員の準備も最小限で済みます。
準備ゼロでできるもの
道具を出す手間がない活動は、おやつ後の慌ただしい場面でそのまま使えます。指導員が立ったまま声をかけるだけで始められるものを、いくつか持っておくと安心です。
| 活動名 | 必要な物 | ねらい |
|---|---|---|
| だるまさんの一日 | なし | 合図を聞いて止まる・動くの切り替え |
| 手遊びリズム(まねっこ拍手) | なし | 注意を集め、ざわつきを収める |
| 数集まりゲーム(イス取りなし) | なし | 学年を越えた関わりづくり |
| ミニ掃除ゲーム(1分間で机を拭く) | 台ふき・ほうき | 片付けを遊びに変え、場を整える |
| 新聞紙ちぎり競争 | 古新聞 | 体と手を使って気持ちを発散する |
数集まりゲームは「3人!」などと数を言い、その人数のグループを作る遊びです。あぶれた子が抜ける形にせず、あぶれたら次のお題を出す役になるといったルールにすると、最後まで全員が参加できます。
紙と鉛筆だけでできるもの
体を動かすのが苦手な子や、おやつ後に静かに過ごしたい子には、座ったままできる活動を並行して用意しておくと選択肢が広がります。
| 活動名 | 必要な物 | ねらい |
|---|---|---|
| 2分間スケッチ | 紙・鉛筆 | 短時間で観察し、集中を取り戻す |
| しりとりビンゴ | マス目の紙・鉛筆 | 語彙を使いながら静かに楽しむ |
| お題リレー絵しりとり | 紙・色鉛筆 | 友だちの表現を受け取って続ける |
15分の活動は「全員でやり切る」ことより、途中から入れて、途中で抜けても気まずくならない設計を優先すると続けやすくなります。
ブロックを使った短時間ミッションという選択肢
手先を動かす遊びも、おやつ後の切り替えに使いやすい選択肢のひとつです。たとえばレゴ®ブロックを使い、「10個のブロックだけで乗り物を作る」「赤と青だけで動物を作る」といった数や色を限定したミッション型にすると、短時間でも完成までたどり着きやすくなります。手を動かすことが気持ちの切り替えのきっかけになるとされており、作品を並べて見せ合う時間を1〜2分取れば、自然な発表の場にもなります。
- 人数分を用意せず、少量のブロックを数セット作って交代で使う
- 「正解のない課題」にして、作り方の違いを面白がる声かけをする
- 片付けの合図は終了3分前に出し、箱に戻すところまでを活動に含める
雨の日や猛暑日など外遊びができない日は、同じ発想で時間を延ばすこともできます。幅広いネタを手元に置いておきたい場合は、学童保育の室内遊びネタもあわせて参考にしてみてください。
かんたん診断おやつ後の時間、外部講師の活かし方は?30秒でチェック
【30分】集中と発散をバランスよく生むグループ活動
おやつ後の落ち着きを取り戻した後、30分というまとまった枠が取れる日は、少し構造のある活動に挑戦しやすいタイミングです。15分のアクティビティが「切り替え」だとすれば、30分枠は「協力」と「集中」を体験させる時間。ポイントは、導入5分・活動20分・振り返り5分という時間配分をあらかじめ決めておくことです。終了時刻の5分前に声をかける習慣をつけるだけで、片づけまで含めて30分に収まりやすくなります。

| 活動名 | 適した人数 | 進め方のポイント |
|---|---|---|
| チーム対抗クイズ | 8〜30人 | 問題を学年混合の難易度で3段階用意。答える順番を回し、全員が1回は発言できるようにする |
| 協力型ミッションゲーム | 6〜20人 | 「全員が通過できたらクリア」など勝敗より達成条件を設定。ヒントカードを用意して詰まりを防ぐ |
| 空き箱・紙コップ工作 | 4〜20人 | 材料は事前に仕分けてカゴへ。テーマを1つに絞ると迷いが減り、片づけも短縮できる |
| カードゲーム大会 | 4〜16人 | 4人卓を複数作り、1回戦ごとに席替え。ルール説明役を固定すると進行が安定する |
| 室内ミニ運動会 | 10〜30人 | 新聞紙リレーなど道具の少ない3種目に絞る。走らず歩く競技を混ぜると安全面を確保しやすい |
| 読み聞かせ+感想シェア | 5〜20人 | 短編を1本読み、隣同士で「どこが好きだったか」を30秒ずつ交換してから全体へ |
協力型の活動:関わりが生まれる設計にする
協力型は、関わりが自然に生まれる反面、声の大きい子だけが仕切ってしまうことがあります。役割を先に配ると、全員が動きやすくなります。レゴ®ブロックを使ったミッション型(「3分で橋をつくる」などお題に沿って制限時間内に作る)も30分枠と相性がよく、作って終わりにせず「どこを工夫したか」を説明する工程を1〜2分入れると、自分の考えを言葉にする練習につながると考えられています。
勝敗よりも「全員に出番がある」設計を優先する。順位がつく活動でも、役割・発言・担当パートのどれかで一人ひとりに登場の機会をつくることが、30分枠の満足度を左右します。
個人集中型の活動:静かに没頭できる選択肢も残す
にぎやかな活動が苦手な子のために、同じ時間帯に静かな選択肢を並行して置いておくと安心です。工作・塗り絵・迷路づくり・読書などを「静かのコーナー」としてまとめ、途中で移動してもよいことを最初に伝えておきます。全員に同じ活動を強いないことが、結果的に全体の落ち着きにつながります。
異年齢混合のときの役割分担
- 高学年:進行役(ルール説明・タイムキーパー)、記録係(得点や作品名のメモ)
- 中学年:道具の配布・回収、チームのまとめ役
- 低学年:発表の一番手、材料運びなど短く達成感のある役
- 役割は固定せず、週ごとにローテーションして偏りを防ぐ
- 指導員は「審判」ではなく「困っているチームを見つける人」として動く
学年差のある集団での進め方は、放課後児童クラブの異年齢交流の工夫もあわせて参考にしてみてください。30分枠の活動は、同じ型を少しずつ変えながら繰り返すことで、準備の負担も下がっていきます。
【60分】長期休暇や早帰りの日に使える本格プログラム
夏休み・冬休み・短縮授業日など、おやつ後に1時間以上まとまった時間が取れる日は、短時間の遊びでは扱えないテーマに挑戦できる貴重な機会です。一方で、60分という長さは組み立てを誤ると途中で集中が切れ、収拾がつかなくなりやすい時間帯でもあります。ポイントは「60分を一気に使い切らない」こと。導入・活動・発表の3ブロックに分けて区切りを作るだけで、子どもの集中の持ち方が変わってきます。
60分プログラムの時間配分の例
- 導入(10分)…今日のテーマとゴール、完成イメージを提示する。見本やお手本を実際に見せると理解が早い
- 活動(35分)…前半20分で作る・考える、残り15分で改良や仕上げ。中間で一度「今どこまで進んだ?」と声をかけて区切る
- 発表・片付け(15分)…1人30秒〜1分の発表と相互の感想、その後に片付けまで含めて終える
60分は「長い1本」ではなく「短い3本の連続」と考えると、間延びを防ぎやすくなります。途中で必ず1回、全員の手を止めて顔を上げさせる区切りを入れてください。
子ども主体で進める日
高学年を中心に役割分担を任せると、指導員は見守りと調整に回れます。準備の負担と所要時間の内訳を整理すると、その日の人員配置から逆算して選びやすくなります。
| 活動名 | 所要時間の内訳 | 準備の負担 |
|---|---|---|
| 学童新聞づくり | 取材・相談15分/記事と見出し30分/読み合わせ15分 | 軽い(模造紙・ペン・付箋) |
| お店屋さんごっこの準備 | 役割決め10分/商品や看板制作35分/予行15分 | 中(空き箱・色紙の備蓄が必要) |
| 食育ワーク(調理なし) | 説明10分/食品分類・献立カード作り35分/発表15分 | 中(カード類を事前に印刷) |
| チャレンジ発表会 | 練習20分/リハーサル15分/本番25分 | 軽い(司会進行表のみ) |
食育は火や包丁を使うクッキングでなくても成立します。「給食の献立を自分たちで組み立てる」「朝ごはんの組み合わせを考える」といったカード型のワークなら、アレルギーや衛生管理のリスクを抑えつつ60分を使えます。
外部の力を借りる日
長期休暇は指導員の勤務シフトが厳しくなる時期でもあり、すべてを内製すると準備が回らなくなります。月に1〜2回は外部の力を借りる日として枠を確保しておくと、全体の負担が平準化されます。
- 地域の人を招く交流企画…昔遊び・仕事の話・読み聞かせなど。依頼は早めに、当日の進行表を渡しておく
- 外部講師による体験プログラム…スポーツ、音楽、プログラミングなど専門性の高い内容を任せられる
- 出張レッスンの活用…講師が機材・教材を持参する形式なら、現場は場所と人数の確保だけで済む
たとえばレゴ®ブロックを使ったプログラミングの出張レッスン「コトコレクション」は、継続クラスと単発イベントの両方に対応しており、長期休暇の特別プログラムとして単発で取り入れることもできます。料金の目安は継続クラスが1回1万円〜、単発イベントが1.5〜2.5万円〜で、人数や内容により異なります。手を動かしながら試行錯誤する活動は60分という時間と相性がよく、作品を見せ合う発表までを1コマで完結させやすいのが特徴です。外部委託を検討する際は、外部講師の探し方と依頼時の確認項目も合わせて整理しておくと、当日の役割分担で迷いにくくなります。
間延びさせないためのチェックポイント
- 完成見本を最初に見せ、ゴールを全員が共有できているか
- 早く終わった子向けの「次の一手」(装飾を足す・友達を手伝う)を用意しているか
- 片付けの時間を活動時間に食い込ませていないか
- 発表は全員が話す形式にし、1人あたりの持ち時間を決めているか
60分プログラムは年に何度も実施できるものではありません。だからこそ、終わったあとに「どこで集中が切れたか」を指導員同士で短く振り返り、次の長期休暇の記録として残しておくと、回を重ねるごとに組み立てが安定していきます。
指導員の負担を抑えて活動を続ける工夫と外部リソースの活用
おやつ後の活動は、アイデアそのものよりも「毎日続けられるか」が課題になりやすい部分です。日替わりで企画を考え、材料をそろえ、片づけまで担うとなると、限られた人員では長く続きません。活動の質を保ちながら準備の手間を減らすには、内容を考える作業を仕組みに置き換えていく発想が有効です。
準備の負担を減らす4つの工夫
- 曜日固定でパターン化する:月=からだを動かす日、火=つくる日、水=ボードゲーム、木=読書・静かな遊び、金=自由選択、のように枠を決めておくと、毎回ゼロから考える必要がなくなります。子どもも見通しを持ちやすく、おやつ後の切り替えがスムーズになります。
- 子どもに企画を任せる仕組みをつくる:活動リクエストボックスを設置し、月に数件を採用する。高学年に「活動当番」を回し、ルール説明や準備を担当してもらう。運営の手間が減るだけでなく、子どもの主体性を育てる機会にもなります。
- 教材・備品を箱単位でセット化する:「紙コップ工作セット」「新聞紙遊びセット」のように、必要な材料と簡単な進め方メモを1箱にまとめておきます。誰が入っても箱を出すだけで始められる状態にしておくと、急な欠員やシフト変更にも対応できます。
- ヒヤリハットと振り返りを1枚にまとめる:活動名・所要時間・盛り上がり度・危なかった場面を数行で記録。次年度の計画づくりや、新人指導員への引き継ぎ資料としてそのまま使えます。
活動を「毎回考えるもの」から「箱から出すもの」に変えるだけで、継続のハードルは大きく下がります。
外部講師という選択肢
専門性の高い内容や、指導員だけでは準備が難しい体験活動は、外部講師に依頼する方法もあります。地域のボランティア、スポーツ団体、民間事業者など経路はさまざまで、外部講師の探し方と依頼時の確認項目を整理してから動くと比較しやすくなります。
| 観点 | 自前で運営 | 外部講師に依頼 |
|---|---|---|
| 準備の手間 | 企画・材料手配まで職員が担う | 機材・教材の準備を任せられる |
| 費用 | 材料費中心で抑えやすい | 講師料が発生する |
| 内容の幅 | 日常の遊びを中心に組み立てる | 専門分野の体験を取り入れやすい |
コトコレクションという選択肢
株式会社SCCIP JAPANでは、学童保育や放課後児童クラブなどの施設向けに、レゴ®ブロックを活用したプログラミング出張レッスン「コトコレクション」を提供しています。講師が機材・教材を持参するため、施設側でパソコンや教材を用意する必要はありません。毎週・隔週などの継続クラスと、長期休暇に合わせた単発イベントの両方に対応しています。
- 料金の目安:継続クラス1回1万円〜/単発イベント1.5〜2.5万円〜
- 上記は目安であり、地域・人数・実施内容により異なります
- おやつ後の30〜60分枠に組み込みやすい時間設計で相談可能
すべてを外部に頼る必要はありません。週1回だけ外部プログラムを入れ、他の曜日は箱単位でセット化した自前の活動で回す、といった組み合わせが現実的です。
かんたん診断おやつ後の時間、外部講師の活かし方は?30秒でチェック
まとめ:おやつ後の15分から、無理なく変えていく
おやつ後の時間帯は、子どもの人数が揃い、気持ちが切り替わりにくく、指導員も片付けに手を取られる——という三つの制約が重なります。だからこそ「毎日違う企画を用意する」よりも、決まった型を少しずつ増やすほうが現実的です。ここまでの内容を、あらためて整理します。
- おやつ後は騒がしくなって当然という前提に立ち、静める活動と発散する活動を日によって使い分ける
- 15分・30分・60分の3つの引き出しを持ち、その日の人数・天候・職員数で差し替える
- 片付けや宿題で遅れて入る子がいるため、途中参加・途中離脱できる設計にする
- 毎日を自前で回そうとせず、外部講師や出張レッスンなどのリソースも選択肢に入れる
まず固定するなら「15分」から
完璧な年間プログラムを先に作る必要はありません。おすすめは、週に1日だけ、おやつ後の15分に同じ活動を置いてみることです。曜日と内容が固定されると、子ども自身が流れを覚え、声かけの回数が自然に減っていきます。
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1. 曜日を決める | 職員が比較的揃う曜日を1日選び、おやつ後15分を固定する |
| 2. 内容を1つに絞る | 準備が3分以内で済む活動を1つだけ選ぶ(道具は常設の箱にまとめる) |
| 3. 2〜3週間続ける | 反応がいまひとつでも、まずは回数を重ねて流れを定着させる |
| 4. 記録して見直す | 参加人数・トラブルの有無・所要時間をメモし、次の活動に反映する |
目指すのは「毎日新しいネタ」ではなく、「迷わず始められる定番を3つ持つこと」です。定番があるからこそ、季節行事や特別な企画に力を注げます。
学年差が大きい施設では、同じ活動でもルールや難易度を変えるだけで参加しやすくなります。詳しくは学童保育で低学年と高学年の活動をどう分ける方法もあわせて参考にしてください。雨の日が続く時期は、室内遊びのストックを増やしておくと安心です。
外部の力を借りるという選択肢
職員の負担を増やさずに活動の幅を広げたい場合は、外部講師による出張レッスンという方法もあります。株式会社SCCIP JAPANの施設向け出張レッスン「コトコレクション」では、レゴ®ブロックを使ったプログラミング・ロボティクスのレッスンを、講師が機材・教材を持参して実施します。学童保育・放課後児童クラブ・放課後子ども教室のほか、放課後等デイサービスや児童発達支援、保育園・幼稚園にも対応し、毎週の継続クラスから長期休暇中の単発イベントまで組み立てが可能です。料金の目安は単発イベントで1.5〜2.5万円〜、継続クラスは1回1万円〜。人数・時間・内容によって変わるため、詳細はご相談ください。
「おやつ後の時間をもっと充実させたい」「長期休暇のイベントを探している」という施設のご担当者様は、まずは出張レッスンのご相談・お問い合わせからお気軽にご連絡ください。保護者の方で、お子さまにレゴ®を使ったプログラミングを体験させてみたいとお考えの場合は、全国13教室で実施している体験教室もご利用いただけます。
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