株式会社 SCCIP JAPAN

放課後等デイサービスで使える工作活動のアイデアを、準備の手間・個別対応のしやすさ・所要時間の3軸で比較。季節の製作からレゴ®ブロックを使った製作まで、職員の負担を抑えた進め方と出張レッスンの活用法を解説します。

放課後等デイサービスの工作活動アイデア|準備の負担と個別対応で選ぶ

工作ネタは「準備の手間・個別対応のしやすさ・所要時間」の3軸で選ぶと現場が回りやすくなります。ねらいを1つに絞り、工程を分け、同じ題材に難易度を複数用意する設計が目安とされています。

この記事でわかること

  • 工作活動を計画するときに押さえたい4つの視点と確認項目
  • 季節の製作・廃材工作・感触素材・組み立て系の4カテゴリと注意点
  • 感覚過敏や刃物の扱いなど、安全面・個別対応の配慮の仕方
  • 個別支援計画との整合と、記録に事実を残す書き方の考え方

放課後等デイサービスの活動プログラムを考えるなかで、「工作を取り入れたいが毎回の準備が負担になっている」「子どもによって得意・不得意の差が大きく、同じ題材では進めにくい」と感じている運営者・管理者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。工作は手先を使う活動であると同時に、完成までの手順を考えたり、友だちと道具を貸し借りしたりと、さまざまな関わりが生まれる場面でもあります。

一方で、材料の買い出しや下準備、片づけ、安全面の配慮まで含めると、職員の負担は決して小さくありません。この記事では、放課後等デイサービスの現場で取り入れやすい工作活動のアイデアを、準備の手間・個別対応のしやすさ・所要時間という3つの軸で整理して紹介します。あわせて、レゴ®ブロックを使った製作のように「失敗してもやり直せる」素材の特性や、職員の準備負担を抑える外部講師の活用についても触れます。日々のプログラム作りの参考にしていただければ幸いです。

放課後等デイサービスで工作活動を取り入れる意義と、計画時に押さえたい視点

工作活動は、放課後等デイサービスの活動プログラムのなかでも取り入れやすく、同時に扱いの難しい題材でもあります。はさみやのりを使う、手順どおりに進める、完成したものを友だちや職員に見せる——ひとつの活動のなかに複数の要素が含まれているため、ねらいを整理しないまま実施すると「作って終わり」になりがちだからです。逆に言えば、目的を定めて設計すれば、手先を使う経験や、順序立てて取り組む経験、自分の作ったものを人に伝える経験に取り組む機会になると考えられています。

個別支援計画との整合が前提になる

放課後等デイサービスは児童福祉法に基づく障害福祉サービスであり、日々の活動は思いつきのレクリエーションではなく、個別支援計画や事業所が公表する支援プログラムとの整合が前提になります。工作活動を計画するときも、「この子にとって、この工程はどのねらいに対応しているか」を一言で説明できる状態にしておくと、記録も保護者への説明もぶれません。制度上の要件や公表の考え方については、放課後等デイサービスの支援プログラム公表の手順もあわせて確認しておくと整理しやすくなります。なお、工作そのものに発達の改善効果があると断定する書き方は避け、記録では「取り組んだ工程」「できた部分」「必要だった支援」を事実として残すことをおすすめします。

計画時に押さえたい4つの視点

  • 目的を1つに絞る:「はさみの操作に取り組む」「友だちと道具を共有する」など、ねらいを1活動1つに。複数を同時に狙うと、職員の声かけが散らばります。
  • 完成しないことを前提に工程を分ける:1回で仕上げず、「土台づくり」「飾りつけ」「発表」と分割。途中で離席した子も次回から再開できます。
  • 感覚過敏・道具の扱いへの配慮:のり・絵の具・粘土などの触感が苦手な子には、手袋・ヘラ・シール素材など代替手段を先に用意しておきます。刃物は人数分の管理方法を決めてから出します。
  • 片づけまでを活動に含める:終了5〜10分前を片づけの時間として時間割に組み込み、「片づけも活動の一部」として予告しておくと切り替えがスムーズになります。

視点ごとの具体的なチェックポイント

視点 計画段階で確認すること
ねらい 個別支援計画のどの項目に対応するか、一言で説明できるか
工程 1回あたり何分で区切れるか/途中終了でも成立するか
素材・道具 苦手な感触の代替案があるか/刃物の受け渡し方法を決めたか
人員 見守りが必要な子に職員を配置できる時間帯か
片づけ 子どもが自分でできる動線・収納場所になっているか

工作活動は「何を作るか」より「どの工程で、どんな支援をするか」を先に決めたほうが、現場は回りやすくなります。

最後に運用上のコツをひとつ。同じ題材でも、難易度を複数用意しておくと一斉活動が格段に進めやすくなります。たとえば紙皿を使った製作なら、①切り取り済みのパーツを貼るだけ、②線に沿って自分で切る、③デザインから自分で考える、の3段階を準備しておく。こうしておけば、学年や手先の発達の差があっても同じテーブルで取り組め、「できなかった子」を生まずに活動を終えられます。次のセクションでは、こうした段階づけがしやすい定番の工作ネタを整理していきます。

工作の外部講師、単発と継続どちらが合う?

3つの質問に答えると、事業所に合った工作活動の進め方がわかります(約30秒)

質問 1 / 3

今いちばんの困りごとは?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

子どもや保護者への見せ方は?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

費用の考え方に近いのは?

当てはまる方を選んでください

診断結果:単発イベントでのお試しがおすすめです

まずは長期休みや行事に合わせて、単発の出張レッスンを一度試す進め方が合いそうです。職員は見守りと記録に集中でき、準備の負担を抑えたまま子どもたちの反応を確かめられます。費用は1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。実施後の様子をふまえて、継続するかどうかを検討してみてください。報酬や加算の扱いは、所管の自治体や公的資料でご確認ください。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

診断結果:継続クラスでの定着がおすすめです

月1回などの継続クラスとして、年間の活動プログラムに組み込む進め方が合いそうです。同じ題材を段階的に扱えるため、工程ごとの取り組みの様子を記録しやすく、個別支援計画の振り返りにも活かせます。費用は1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。回数や題材はご相談のうえ設計できます。報酬や加算の扱いは、所管の自治体や公的資料でご確認ください。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

定番の工作ネタ一覧|季節の製作・廃材工作・感触素材・組み立て系

工作活動は「季節の製作」「廃材・紙工作」「感触・素材系」「組み立て・動く系」の4カテゴリに整理しておくと、年間の計画に落とし込みやすくなります。カテゴリごとに準備物の性質も、子どもが夢中になるポイントも違うため、偏らないように組み合わせるのが実務的です。

定番の工作ネタ一覧 季節の製作・廃材工作・感触素材・組み立て系のイメージ
カテゴリ 特徴 主な注意点
季節の製作 行事とつながり、持ち帰りや掲示で達成感を共有しやすい 完成形が決まりやすく、見本どおりにできない子が落ち込みやすい
廃材・紙工作 材料費を抑えられ、自由度が高い 刃物・ホチキスの扱い、衛生管理(洗浄・乾燥)
感触・素材系 手指の感覚を使う。短時間でも成立する 誤飲、におい・べたつきが苦手な子への配慮
組み立て・動く系 動く結果が出るため試行錯誤が続きやすい 小部品の管理、うまく動かないときのフォロー

季節の製作

  • 春:こいのぼり(紙皿・ポリ袋・布テープ)、桜のちぎり絵
  • 夏:うちわ作り、風鈴、貝殻やビー玉のフォトフレーム
  • 秋冬:ハロウィン飾り、クリスマスリース、年賀状、ひな飾り

行事と結びつくぶん参加意欲は高まりますが、「見本と同じ形」を求めすぎないことが大切です。色数や貼る位置は自由にするなど、完成の幅を広げておくと取り組みやすくなります。

廃材・紙工作

  • 牛乳パックの小物入れ・パックごま
  • 紙コップロケット(輪ゴムで飛ばす)
  • 段ボール迷路・段ボールの的当て
  • トイレットペーパー芯のけん玉やスタンプ

廃材は事前に洗浄・乾燥し、縁をテープで保護しておくと安全です。カッターや段ボールカッターを使う工程は職員が担当し、子どもには貼る・描く・組む工程を任せる分担にすると、刃物のリスクを下げられます。

感触・素材系

  • スライム(ホウ砂不使用のレシピを選ぶ)
  • 紙粘土・小麦粉粘土でのマスコット作り
  • 野菜スタンプ、スポンジスタンプ
  • 折り紙や和紙のちぎり絵

口に入れてしまう可能性がある子がいる場合は、素材の成分と誤飲リスクを必ず事前確認します。においやベタつきが苦手な子には、手袋の用意や「触らずに見る・道具で混ぜる」といった参加の仕方を用意しておくと安心です。

組み立て・動く系

  • 輪ゴム動力の車、ゴム鉄砲
  • ペットボトルの風車、牛乳パックのパタパタ飛行機
  • ブロックを使った乗り物・建物の製作

動く系は「失敗してもやり直せる」点が強みで、作って終わりにならず改造や競争へ展開できます。小部品は人数分をトレーに取り分けておくと、紛失と取り合いの両方を防げます。

4カテゴリを月ごとに循環させると、同じ素材の繰り返しによるマンネリを避けつつ、準備物の買い足しも計画的に管理できます。

活動のバリエーションをさらに広げたい場合は、工作以外の遊びも含めて整理した放課後等デイサービスの余暇活動のアイデア集もあわせて検討材料にしてみてください。

工作ネタを3軸で比較|準備の手間・個別対応のしやすさ・所要時間

工作ネタを選ぶとき、「面白そうかどうか」だけで決めると、当日の職員配置や送迎スケジュールと噛み合わず、途中で打ち切りになることがあります。そこで前のセクションで挙げた題材を、準備の手間・個別対応のしやすさ・所要時間という3つの軸で並べて見比べておくと、月間計画を立てるときの判断が早くなります。

3軸をどう使い分けるか

曜日や時期によって、優先すべき軸は変わります。目安として次のように整理しておくと、計画段階で迷いにくくなります。

  • 送迎時間が読めない日・利用児の入れ替わりが多い日:準備が少なく、20〜30分で完結する題材を選ぶ
  • 職員が手厚く入れる日:準備は多くても、個別に難易度を変えやすい題材に挑戦する
  • 長期休みなど終日開所の日:工程の多い題材を「下地づくり」「組み立て」「仕上げ」に分割し、午前・午後に配分する
  • 新規利用児が参加する日:完成形がイメージしやすく、途中参加でも合流できる題材にする

工作ネタ比較表

工作ネタ 準備の手間 個別対応のしやすさ 所要時間の目安
季節の製作(型紙・飾り) 多い(型紙・部材の人数分裁断) 工夫が必要(完成形が決まっている) 30〜45分目安
廃材工作 少ない(日頃の回収で済む) しやすい(自由度が高い) 30〜60分目安
スライムなど感触系 普通(材料計量と後片付け) しやすい(触るだけでも参加可) 20〜30分目安
紙粘土・造形 普通(乾燥スペースの確保) しやすい(量と形で調整) 30〜40分+乾燥日
塗り絵・ちぎり絵 少ない(印刷と紙のみ) しやすい(図柄の難易度で調整) 15〜25分目安
動く仕組みの工作(輪ゴム・てこ等) 多い(試作と部材準備が必要) 工夫が必要(手順の支援が要る) 40〜60分目安
レゴ®ブロック製作 少ない(教材を出すだけ) しやすい(やり直しが自由) 30〜45分目安

評価は事業所の人員体制や保管スペースによって変わるため、自事業所用に一度書き換えてみると実態に合います。

準備の手間が少ない題材は自由度が高い一方で狙いがぼやけやすく、ねらいを明確にした題材ほど準備が増えます。両立は難しいので、月単位ではなく週単位で「準備が軽い日」と「じっくり取り組む日」を組み合わせてバランスを取るのが現実的です。

計画時のチェックポイント

  1. その週の職員配置(有給・研修・送迎当番)を先に確認する
  2. 準備の手間が「多い」題材は週1回までに抑える
  3. 所要時間は実際の活動時間の7割で見積もり、片付け時間を別に確保する
  4. 同じ題材を学年や発達段階に応じて2〜3段階に分けられるかを事前に検討する
  5. 完成品の持ち帰り方法と、乾燥・保管場所を活動前に決めておく

こうした軸の整理は工作に限らず、屋内外のレクリエーション全般にも応用できます。題材の引き出しを増やしたいときは、放課後等デイサービスの余暇活動ネタもあわせて組み合わせると、月間の活動に変化をつけやすくなります。

かんたん診断工作の外部講師、単発と継続どちらが合う?30秒でチェック

個別対応と安全配慮の工夫|同じ題材で難易度を変えるには

放課後等デイサービスの工作活動では、同じ日に参加する子どもの年齢も手先の発達も集中できる時間も異なります。題材を人数分だけ変えるのは現実的ではないため、「題材は1つ、取り組み方は複数」という設計にしておくと、準備を増やさずに一人ひとりに合わせやすくなります。ここでは4つの視点から、現場で使える調整の仕方を整理します。

個別対応と安全配慮の工夫 同じ題材で難易度を変えるにはのイメージ

1. 工程を分けて、できるところから参加してもらう

工作はひとつながりの作業に見えますが、実際は「切る・貼る・描く・飾る」といった工程の集まりです。工程単位に分解しておくと、苦手な部分だけ補助する、得意な部分を任せる、という切り替えがしやすくなります。

  1. 活動前に、題材を「切る・貼る・描く・飾る」の4工程に書き出す
  2. ハサミ操作が難しい子の分は、パーツをあらかじめ切っておく
  3. のりが苦手な子には両面テープやシールを用意する
  4. 描く工程が負担な子には、スタンプやシールで代替できるようにする
  5. 早く終わった子には「飾る」工程で追加パーツを渡し、待ち時間を減らす

2. 完成形を複数用意しておく

見本が1つだけだと「同じようにできない」ことが負担になる場合があります。シンプル版と発展版を並べて提示し、どちらを選んでもよい前提で始めると、取り組みのハードルが下がると考えられています。

難易度 工程の例 想定する様子
シンプル版 貼る・飾るのみ(2工程) 短時間で集中が切れやすい
標準版 切る・貼る・描く(3工程) 一通り自分で進められる
発展版 標準版+装飾・組み合わせ 余力があり工夫したい

3. 見本と手順カードで「見てわかる」状態にする

口頭の説明だけでは手順が入りにくい場合があります。視覚的に示す準備は一度作れば繰り返し使えるため、職員の負担軽減にもつながります。

  • 工程ごとの写真カードを順番に並べて机上に置く
  • 完成見本は「作りかけ」と「完成品」の2種類を見せる
  • 番号つきのカードにして、終わった工程を裏返せるようにする
  • 一度に提示する情報を絞り、今の工程だけを見せる

4. 道具・素材の選び方と安全・感覚面の配慮

使う道具を変えるだけで、同じ題材でも取り組みやすさが変わります。安全面は「事故を防げる」と断定するのではなく、想定されるリスクをあらかじめ減らしておく配慮として整理しておくと計画も立てやすくなります。

  • 刃物を使わない代替:手でちぎる、ミシン目を入れておく、シールを使う
  • 感覚過敏への配慮:のりや絵の具の質感、においの強い接着剤や塗料は避け、事前に選択肢を用意する
  • 誤飲・ケガのリスク:小さいパーツや先の尖った道具は職員管理のもとで配布する
  • 机の配置:道具の受け渡しがしやすく、動線が交差しない座席にする
  • 片づけ:使った道具を戻す場所を写真で表示し、終わりを見通せるようにする

同じ題材でも「工程」「完成形」「道具」の3つを調整できるようにしておくと、個別対応のたびに新しいネタを探す必要がなくなります。

活動中の様子は、支援を振り返る材料としても役立ちます。どの工程で手が止まったか、どんな補助があれば進められたか、友だちとどのようなやりとりがあったかを短いメモで残しておくと、個別支援計画の見直しや職員間の共有に活かしやすくなります。工程を細かく分けておくこと自体が、記録の観点を具体的にする助けにもなります。活動ネタの幅を広げたいときは、放課後等デイサービスの余暇活動ネタの切り口も合わせて検討してみてください。

レゴ®ブロックを使った製作活動|やり直せる・動かせる・発表できる

工作活動のネタを探すなかで、「毎回材料を買い足さずに済み、かつ子どもの状態に合わせて難易度を変えられる題材はないか」と考える事業所もあるのではないでしょうか。その選択肢のひとつが、レゴ®ブロックを工作素材として使う方法です。紙工作や廃材工作とは性質が異なり、「やり直せること」「完成後に遊びへ展開できること」が大きな特徴です。

工作素材としてのレゴ®ブロックの利点

  • 接着・切断が不要で、失敗してもすぐ作り直せる。間違えることへの不安が強い子どもや、こだわりが強く納得いくまで直したい子どもも取り組みやすいとされています。
  • 完成後に「動かす」「転がす」「ぶつける」など遊びに展開できる。作って終わりではないため、製作が苦手な子どもも遊びの側から参加しやすくなります。
  • 写真を撮れば発表・振り返りの材料になる。作品を壊して片づけても記録が残り、保護者への報告やおたよりにも活用できます。
  • 材料費が都度発生せず、繰り返し使える。初期に揃えれば消耗が少なく、季節製作のように毎回買い出しをする必要がありません。
比較項目 紙・廃材の工作 レゴ®ブロック
やり直し 切る・貼るため修正が難しい 何度でも分解・再構成できる
準備 材料の収集・下準備が毎回必要 出す・片づけるのみ
完成後 持ち帰り・掲示が中心 動かして遊ぶ・写真で記録
コスト 都度の材料費がかかる 繰り返し使える(初期費用型)

「失敗してもすぐ戻せる」という安心感が、挑戦のハードルを下げます。工作が苦手な子どもの参加機会をつくる視点で検討すると選びやすくなります。

モーターやセンサーを足してプログラミングへ広げる

組み立てに慣れてきたら、モーターやセンサーを組み合わせ、タブレットやパソコンで動きを指示する活動へ発展させることもできます。「もっと速く回したい」「ぶつかったら止めたい」といった子ども自身の願いが、試行錯誤と見通しを立てる力につながると考えられています。年少〜小学4年生程度を想定した場合、次のようなステップが無理のない流れです。

  1. まねて作る…見本や写真どおりに組み立て、完成の達成感を先に味わう。
  2. 少し変える…色・長さ・タイヤの大きさなど、変更箇所を1つに限定して試す。
  3. 自分で考える…「坂を登る車」などテーマだけ示し、形は自由にする。
  4. 発表する…работа作品を動かして見せ、工夫した点を一言で伝える。

発表は「全員の前で話す」形に固定せず、職員に小声で伝える、写真を指さして説明するなど、参加の形を複数用意しておくと負担が偏りません。放課後等デイサービスの活動プログラムにレゴ®を取り入れる方法と費用の目安もあわせて検討材料にしてください。

なお、株式会社SCCIP JAPANは、レゴ®ブロックを活用した独自カリキュラムによるプログラミング・ロボティクス教室を全国13教室で展開しています(レゴ社公式の教室ではなく、レゴ®ブロックを教材として用いる当社独自のプログラムです)。創造性や論理的思考、伝え合う力といったいわゆる4Cの育成を意識した構成で、少人数制を基本としています。

職員の準備負担を減らす選択肢|外部講師の出張レッスンという方法

工作活動は子どもたちに喜ばれる一方で、運営側から見ると「続けること」そのものに負担がかかります。毎回の題材を考え、材料を買い出し、人数分を下準備し、使わなかった材料を保管する——この一連の作業は、記録や送迎、保護者対応と並行して行う現場では決して軽くありません。まずは何が負担になっているのかを分解して捉えることが、改善の第一歩になります。

工作活動を継続するうえでの主な課題

課題 現場で起きやすいこと
準備時間 下準備(カット・穴あけ・見本作り)が勤務時間内に収まらない
題材のマンネリ化 季節製作が毎年同じになり、在籍年数の長い子が飽きてしまう
職員の得意不得意 企画できる職員に偏り、その職員が不在だと活動の質が揺れる
材料費・保管スペース 廃材や画材のストックが増え、収納と在庫管理の手間が発生する

これらをすべて内製で解決しようとすると、結局は職員の負担増に戻ってしまいます。そこで選択肢の一つになるのが、外部講師による出張レッスンの活用です。活動の一部を外部に任せることで、職員は子どもたちの様子を見守り、支援記録に必要な観察に集中しやすくなります。

出張レッスン「コトコレクション」という選択肢

SCCIP JAPANでは、放課後等デイサービスをはじめとした施設向けに、レゴ®ブロックを活用したプログラミング出張レッスン「コトコレクション」を提供しています。講師が機材・教材を持参して施設にうかがう形式のため、事業所側で教材をそろえたり、終了後に保管場所を確保したりする必要がありません。

  • 毎月など定期的に実施する継続クラスと、長期休みやイベント時の単発イベントの両方に対応
  • 講師が機材・教材を持参するため、備品購入や在庫管理が不要
  • 完成させて終わりではなく、作り直し・動かす・発表するといった展開がしやすい題材

料金の目安は、継続クラスが1回1万円〜、単発イベントが1.5〜2.5万円〜です。いずれも内容や地域により異なるため、実際の条件は個別にご相談ください。放課後等デイサービスの活動プログラムにレゴ®を取り入れる方法もあわせてご覧いただくと、導入後のイメージが具体的になります。

外部講師の活用は「職員の代わり」ではなく、「準備負担を外に出して、支援そのものに時間を戻す」ための手段として考えると位置づけが明確になります。

導入を検討するときに整理しておく4項目

  1. 活動時間:送迎や帰りの会との兼ね合いで、実質何分使えるか(例:45分/60分)を先に決めておく
  2. 参加人数:日によって変動する場合は、最小〜最大の幅で伝えると当日の進行が安定します
  3. スペースと設備:机の数、床座りの可否、電源やモニターの有無、作業後の片付け導線
  4. 配慮が必要な子どもの情報共有:音や感触が苦手、待つのが難しい、切り替えに時間がかかるなど、事前に共有できる範囲を整理しておく

特に4つ目は、外部講師が初めて会う子どもたちに合わせて進め方を調整するうえで重要です。個人情報の取り扱いに配慮しつつ、「この子にはこういう声かけが届きやすい」といった支援上の工夫を共有できると、当日の進行がぐっとスムーズになります。見学や単発イベントから試し、様子を見て継続クラスへ移行する進め方も現実的です。

かんたん診断工作の外部講師、単発と継続どちらが合う?30秒でチェック

まとめ|工作活動は「選び方」と「任せ方」で続けやすくなる

工作活動は、放課後等デイサービスの日課の中でも子どもの表現や手指の使い方が見えやすい時間です。一方で、毎回ゼロから題材を考え、材料を集め、個別の配慮を組み立てるとなると、職員の負担は小さくありません。この記事で取り上げた内容を、最後にあらためて整理します。

  • 題材は「準備の手間」「個別対応のしやすさ」「所要時間」の3軸で並べて比較し、職員体制に合うものから選ぶ
  • 同じ題材でも、工程数・道具・完成形の自由度を変えることで、一斉活動のまま難易度を調整できる
  • レゴ®ブロックのようにやり直せる素材は、失敗が残りにくく、途中参加や早く終わった子への対応がしやすい
  • すべてを自前で用意せず、外部講師の出張レッスンを組み合わせて年間の負担を平準化する

「全部自前」と「一部を任せる」の違い

工作活動を続けるうえで迷いやすいのが、どこまで自分たちで準備するかという線引きです。頻度ごとの特徴を整理すると、判断しやすくなります。

やり方 向いている場面 留意点
毎回すべて自前で用意 材料のストックがあり、定番ネタを回せる体制がある 題材がマンネリ化しやすく、担当者に負担が偏りやすい
月1回だけ外部講師に依頼 年間計画にメリハリをつけたい/職員の準備日を確保したい 日程を早めに押さえる。送迎や活動時間との調整が必要
長期休みの単発イベントのみ依頼 夏休みなど終日開所で時間が長い時期 単発のため継続的な積み上げにはなりにくい

工作活動は「毎回すべてを職員が用意するもの」と決めてしまう必要はありません。月1回だけ外部に任せる、長期休みだけ依頼する、といった部分的な任せ方でも、年間を通した準備負担はかなり変わります。

外部に依頼する前に確認しておきたいこと

  1. 活動場所の広さと、同時に参加できる人数の上限
  2. 機材・教材を講師が持参するのか、施設側で用意する物があるのか
  3. 個別の配慮が必要な子への関わり方を、事前に共有できるか
  4. 継続クラスと単発イベントのどちらが、年間計画に合うか
  5. 費用と頻度(継続クラスは1回1万円〜、単発イベントは1.5〜2.5万円〜が目安。内容・地域により異なります)

SCCIP JAPANでは、施設向けのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」を行っています。講師が機材・教材を持参し、継続クラス・単発イベントのどちらにも対応できるため、まずは月1回から試すといった始め方も可能です。レゴ®ブロックを使った製作は、形を変えながら試行錯誤できるため、工作活動の選択肢のひとつとして取り入れていただけます。関連して放課後等デイサービスの活動プログラムにレゴ®を取り入れる方法と費用の目安もあわせてご覧ください。

工作活動のネタ出しや、外部講師の活用についてお悩みであれば、出張レッスンのご相談窓口からお気軽にお問い合わせください。なお、保護者の方で「わが子に合うか試してみたい」とお考えの場合は、全国13教室で体験教室を実施していますので、お近くの教室までご相談いただけます。

FOR FACILITIES
保育園・学童などの施設へのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」

講師が機材・教材をすべて持参。施設側は日程調整と参加者募集だけでOKです。継続クラス・単発イベントのどちらにも対応し、学年混合や理解度の違いにも個別ワークシートで対応します。

まずはお気軽にご相談ください。内容・規模に合わせてご提案します。

コトコレクション(施設向けプログラミング出張レッスン)



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール