株式会社 SCCIP JAPAN

放課後等デイサービスで個別支援計画の目標と日々の活動をどう結び付けるか。目標例・活動での関わり方・記録の観点を表で整理し、制作活動や外部講師の活用、職員間での共有の工夫まで実務目線で解説します。

放課後等デイサービスの個別支援計画と活動のつなげ方|実務の視点を解説

個別支援計画と活動をつなぐ鍵は、目標を観察できる行動の形に言い換え、その行動が出る既存活動の場面と関わり方、記録で見る観点を事前に決めておくことだとされています。活動の入れ替えより言語化と共有が要点です。

この記事でわかること

  • 計画と活動が切り離される4つの要因と見直しの切り口
  • 目標を行動に分解し活動へ結び付ける5つのステップ
  • 自発・言葉かけ・見本提示など支援量を段階で捉える記録法
  • モニタリングや保護者説明につなげる際の実務上の留意点

放課後等デイサービスでは、児童発達支援管理責任者が作成する個別支援計画にもとづいて支援を提供します。一方で現場では「計画の目標は書いたものの、日々の活動と結び付いている実感が薄い」「記録が活動の実施報告だけになってしまう」と感じる場面もあるのではないでしょうか。活動そのものは充実していても、計画との関係が言葉で説明できないままだと、モニタリングや保護者への説明の場面で説得力を持たせにくくなります。

この記事では、放課後等デイサービスの運営者・管理者・児童発達支援管理責任者の方に向けて、個別支援計画の目標と日々の活動をつなげる際の考え方を整理します。目標例と活動での関わり方、記録の観点を表にまとめ、制作活動やグループ活動を計画に紐づける具体的な視点、職員間での共有方法、外部講師を活用する場合の進め方まで取り上げます。なお支援の効果は一人ひとり異なるため、本記事では改善を断定する表現は用いず、制度に関する事項は公的資料で確認できる範囲にとどめています。

個別支援計画と日々の活動が切り離されやすい理由

個別支援計画は作成しているものの、実際の活動は毎日のプログラム進行に追われ、「計画は計画、活動は活動」と別々に動いてしまう——そうした感覚を持つ事業所もあるのではないでしょうか。放課後等デイサービスにおける個別支援計画は、児童発達支援管理責任者がアセスメントを行い、計画を作成し、支援を提供し、一定期間ごとにモニタリングして見直すという一連のサイクルで運用することが、障害児通所支援の運営基準や厚生労働省が示した放課後等デイサービスガイドラインで求められています。つまり計画は「提出するための書類」ではなく、日々の活動と往復しながら更新していく運用上の軸という位置づけです。

切り離されやすい4つの要因

  1. 目標の記述が抽象的:「コミュニケーション力を育てる」「социальなルールを身につける」といった表現のままでは、今日の活動で何をどう関わればよいかが支援者に伝わりません。
  2. 活動プログラムが先に固定されている:年間・週間のプログラム表が先に組まれ、個別の目標と接続する作業が行われないまま運用が始まるケースです。
  3. 記録が活動報告にとどまる:「本日は制作活動を行いました」で終わり、その子がどの場面で何をしたかという個別の様子が残らず、モニタリングの材料になりません。
  4. 職員間で計画が共有されていない:計画作成者と現場で支援する職員の認識がずれ、支援の意図が引き継がれないまま日々が進みます。

要因別に見る、現場で起きることと見直しの切り口

要因 現場で起きること 見直しの切り口
目標が抽象的 支援者ごとに解釈が異なり関わりがばらつく 目標を観察できる行動の形に言い換える
プログラム先行 活動をこなすことが目的化する 既存活動のどの場面が目標と重なるかを紐づける
記録が活動報告止まり モニタリング時に根拠が示せない 子どもごとに「見る観点」を1〜2点決める
共有不足 計画と実際の支援が別物になる 短時間の申し送りで目標を口頭確認する

注目したいのは、これらの要因の多くが「活動内容そのものの不足」ではなく、計画と活動をつなぐ言語化と共有の工程が抜けていることに起因する点です。新しいプログラムを探す前に、すでに行っている制作活動や集団遊び、余暇活動のアイデアの中に、目標と重なる場面がどれだけあるかを洗い出すほうが、現場の負担は小さく済みます。

本記事の基本スタンスは「活動を入れ替えるのではなく、同じ活動の中での関わり方と見る視点を、個別支援計画の目標に合わせる」ことです。

次のセクションでは、抽象的な目標を活動に落とし込むための具体的な手順を、順を追って整理していきます。

外部講師の活用は単発と継続どちらが向く?

3つの質問に答えると、個別支援計画とつなげやすい進め方がわかります(約30秒)

質問 1 / 3

外部講師に期待することは?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

今の職員体制の余力はどうですか

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

モニタリングでの活用イメージは?

当てはまる方を選んでください

診断結果:単発イベントで活動の相性を試す進め方がおすすめです

まずは単発イベントとして外部講師を迎え、同じ活動のなかで子どもがどの場面に反応するかを職員が一緒に観察する進め方です。目標を行動の形に言い換える練習の場として使いやすく、記録の観点を試す機会にもなります。費用は1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。手応えがあれば継続の形へ広げられます。報酬や加算の扱いは、所管の自治体や公的資料でご確認ください。

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診断結果:継続クラスで観点を共有し定着させる進め方がおすすめです

継続クラスとして定期的に実施し、目標に沿った関わり方と記録の観点を職員間で共有していく進め方です。同じ活動を繰り返すなかで支援量の段階を見取りやすくなり、モニタリングや保護者説明の材料も積み上がります。費用は1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。報酬や加算の扱いは、所管の自治体や公的資料でご確認ください。

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つなげ方の基本手順:目標を「行動の形」にほどく

個別支援計画と日々の活動をつなげる作業は、特別な書式を増やすことではありません。計画に書かれた目標を、現場の職員が「その場面で何を見て、どう関わるか」まで分解しておくことが出発点になります。ここでは、支援会議や計画作成の場で使える5つのステップに整理します。

つなげ方の基本手順:目標を「行動の形」にほどくのイメージ
  1. 長期目標・短期目標を読み直す…まずは本人・保護者の意向と、アセスメントから導かれた長期目標・短期目標を改めて確認します。長期目標は半年〜1年先の姿、短期目標はその通過点として設定されていることが多く、日々の活動に直接つなげるのは短期目標の方です。この段階で「誰のための目標か」を職員間で言葉にしておくと、後の判断がぶれにくくなります。
  2. 目標を観察できる行動に言い換える…「友達とやりとりができる」のような抽象的な表現のままでは、記録も評価もできません。「順番を待って自分の番に参加する」「わからないときに職員へ尋ねる」「道具を貸してと言葉で伝える」など、見て分かる行動の形にほどきます。言い換えは一つの目標につき2〜3個までにとどめ、優先するものに印を付けておくと現場が迷いません。
  3. その行動が自然に出る場面を既存の活動から探す…新しい活動を追加するのではなく、今あるプログラムの中から該当場面を見つけます。順番を待つ場面なら道具が一つしかない制作活動、尋ねる場面なら手順が複数ある工作やブロック活動、というように対応づけます。工作活動のアイデアを棚卸ししておくと、場面を探す作業がぐっと楽になります。
  4. その場面での関わり方を事前に決める…声かけのタイミング、補助の量、座席や道具の配置といった環境調整まで、支援の手立てを具体的に決めておきます。「最初の1回は職員が見本を示す」「待つ時間が長くなる場合は別の作業を用意する」など、担当者が替わっても再現できる粒度が目安です。
  5. 記録で見る観点を一つ二つに絞る…全部を記録しようとすると続きません。「どの程度の支援で行えたか」「どんな場面でつまずいたか」のように観点を絞り、短文で残せる形にします。記録が貯まることで、次のモニタリングの材料になります。

支援の度合いを段階で捉える

できた・できないの二択で記録すると、途中の変化が見えなくなります。支援量の段階を事業所内で共通化しておくと、職員間の記録のばらつきも小さくなります。

段階 支援の様子
自発 声かけなしで自分から行えた
言葉かけ 短い声かけや合図があれば行えた
見本提示 職員の見本や手順表を見て行えた
身体的補助 手を添えるなどの直接的な補助が必要だった

実務上の留意点

  • 目標は一度に多く設定せず、本人・保護者の意向を踏まえて優先順位をつける。欲張らず2〜3項目に絞る方が、結果として振り返りやすくなります。
  • 活動そのものの楽しさを損なわないようにする。評価の場になってしまうと、本人の参加意欲が下がることがあります。
  • 同じ行動でも、曜日・体調・集団の人数で出方が変わります。できなかった日の条件も一緒に残しておきます。
  • 支援の成果を断定せず、観察された事実を中心に記録し、解釈は会議の場で複数の目で検討します。

計画と活動をつなぐ鍵は、目標を「見て分かる行動」に言い換えること。そして、その行動が出る場面と関わり方をあらかじめ決めておくことです。

こうして整理した内容は、次回のモニタリングや保護者面談で「どの場面で、どんな支援があり、どう様子が変わってきたか」を説明する材料になります。丁寧に記録を積み重ね、次の計画に反映させていく姿勢が、結果的に支援の質を支えていくと考えられています。

目標例・活動での関わり方・記録の観点を表で整理する

個別支援計画の目標を日々の活動につなげるときに有効なのが、「目標」「活動での関わり方」「記録の観点」を一枚で対応させて整理することです。文章だけの計画書だと職員によって解釈がぶれますが、関わり方と記録の観点まで具体的に書き出しておくと、誰が担当しても支援の方向がそろいやすくなります。

目標と関わり方・記録を対応させる表の例

目標の例 活動での関わり方 記録の観点
順番を待って道具を使う 順番表を示し、待つ時間を数字やタイマーで可視化する 待てた場面と難しかった場面の状況(人数・待ち時間など)
手順書を見ながら最後まで取り組む 手順を分割して提示し、区切りごとに一緒に確認する 自分で次の手順へ進めた回数と、必要だった支援の量
困ったときに職員や周囲へ伝える 伝えやすい言葉やヘルプカードを活動前に用意しておく 伝えた方法(言葉・身振り・カード)と、その場面
友だちと役割を分けて一つのものを作る 役割を具体的に提示し、担当を明確にしてから始める 役割を担った時間と、交代が必要になったときの様子
活動の終わりに片づけをする 終了の合図と片づけの手順を毎回一定にする 片づけに向かうまでの時間と、必要だった声かけの回数

このように整理しておくと、活動を企画する段階で「この活動はどの目標に対応するのか」が判断しやすくなり、工作活動のアイデアを選ぶときにも目標との紐づけを前提に検討できます。

記録を書くときの文章の型

記録は「良かった・悪かった」の感想ではなく、後から読んだ職員が場面を再現できる事実の積み重ねにします。次の4要素の順に書くと、短くても情報量のある記録になります。

  • 場面:いつ・どの活動の・どの場面だったか
  • 本人の行動:見えた行動や発した言葉をそのまま書く
  • 職員の関わり:どんな提示・声かけ・支援を行ったか
  • 結果:その後どうなったか(続けられた/離席した など)

記録は「〜が改善した」と評価で書くのではなく、「〜する場面が見られた」と事実で書く。評価の判断はモニタリングの場で、複数の記録を突き合わせて行うのが基本です。

記録のNG例と言い換え

避けたい書き方 言い換えの例
落ち着いて参加できた 開始から約20分間、席に座って作業を続ける場面が見られた
コミュニケーションが上手になった 困った場面でカードを使って職員に伝える様子が2回あった
がんばっていた 手順書の3工程目まで自分で進め、4工程目で職員が指さしで提示した
いつも通り問題なし 片づけの合図から着手まで約1分。声かけは1回で動き出した

最初から全項目を細かく記録しようとすると負担が大きくなるため、計画の目標に直接関わる1〜2点に絞って書くのが現実的です。観点を絞った記録を積み重ねることが、次のモニタリングや保護者への説明の根拠になっていくと考えられます。

かんたん診断外部講師の活用は単発と継続どちらが向く?30秒でチェック

制作活動・グループ活動を個別支援計画に紐づける視点

個別支援計画と日々の活動をつなげるうえで、制作活動やグループ活動は扱いやすい場面のひとつです。理由は、ひとつの活動のなかに複数の要素が同時に含まれているためです。たとえば制作活動には、手順の見通しを持つ・完成形をイメージする・道具や材料を扱う・友だちと作品を見せ合うといった要素が並びます。同じ活動に参加していても、子どもごとに「今日はどの要素に注目して支援するか」を変えられるため、計画上の目標が異なる複数の子どもを、同じ時間のなかで支援しやすくなります。

制作活動・グループ活動を個別支援計画に紐づける視点のイメージ

レゴ®ブロックを使った制作を例に考える

レゴ®ブロックのような組み立て教材を使う場合、組み立て説明書や設計図にそって進める場面は、順番どおりに進める・次の手順を確認するといった、手順の見通しを持つ機会になりうると考えられます。グループでひとつの作品を作る場面では、必要なパーツを渡し合う、役割を分担する、完成したものを説明するといったやりとりが生まれる場面になりやすいでしょう。放課後等デイサービスの活動にレゴ®を取り入れる方法とあわせて、活動設計の段階で「どの目標に対応しうるか」を整理しておくと、記録も書きやすくなります。

また、制作活動は結果が形として残る点も利点です。本人が「ここが難しかった」「ここは自分で考えた」と振り返りやすく、写真を添えれば保護者への説明やモニタリングの場でも様子を共有しやすくなります。

同じ活動を複数の目標に対応させる例

活動の場面 Aさんの注目点 Bさんの注目点
設計図を見て組み立てる 最後まで手順どおり進められるか 分からない時に職員へ質問できるか
グループで共同制作する パーツを譲る・順番を待てるか 自分の担当部分を伝えられるか
完成した作品を発表する 人前で一言話せるか 友だちの作品に反応を返せるか
片付け・振り返り 決められた場所に戻せるか できたこと・難しかったことを言えるか

このように整理しておくと、職員が記録に書く観点がぶれにくくなり、個別支援計画のモニタリングにそのまま転記しやすい材料になります。

紐づける際の留意点

一方で、制作活動は子どもによって負担になる要素も含みます。活動を計画に紐づける前に、次の点を確認しておくと安心です。

  • 音・素材の感触・においなど、感覚面での負担がないか(ブロックが崩れる音、のり・絵の具の感触など)を事前に把握する
  • 細かい操作が難しい子には、大きめのパーツや作業しやすい姿勢・補助具を用意し、難易度を段階づける
  • 「完成しないこと」への不安が強い場合は、完成の形を複数用意する、途中保存を認めるなど、終わり方の選択肢を示す
  • 見本どおりに作る回と、自由に作る回を分け、どちらが取り組みやすいかを観察する
  • 集団が負担になる場合は、無理に輪へ入れず、近くで個別に取り組む・見学から始めるといった参加の形を認める
  • 作品の優劣を比べる場にならないよう、職員の声かけは過程に向ける

同じ活動でも、注目する観点を子どもごとに変えれば、個別支援計画の目標と無理なく結び付けられます。活動を増やすより、今ある活動の「見る角度」を整理するほうが現場の負担は小さく済みます。

活動そのものを新しく作り直す必要はありません。すでに実施している制作やグループ活動を、計画上の目標という視点から見直し、職員間で共通の観点として言葉にしておくことが、実務的な第一歩になります。

職員間で共有し、モニタリング・保護者説明につなげる

個別支援計画と活動をつなげる取り組みは、特定の職員の頭の中にあるうちは属人的なものにとどまります。シフト制で勤務する職員が入れ替わる現場では、「誰が入っても同じ観点で子どもを見られる」状態をつくることが、計画と活動を結び直す近道になります。ポイントは、新しい書類を増やすのではなく、すでに使っている帳票や会議に一言分の欄を足すことです。

日常業務に組み込む4つの仕組み

  • 活動計画表に「この活動で見る観点」を一言添える:例えば制作活動の欄に「順番を待つ場面での様子」「道具の貸し借りのやりとり」と書き添えるだけで、当日の職員の視点がそろいます。
  • 申し送りノートやミーティングの共有項目を固定する:「今日あったこと」を自由記述にせず、「計画の目標に関係する場面」「うまくいった声かけ」「困った場面」の3点に絞ると、短時間でも情報が蓄積します。
  • 記録フォーマットに目標との関連欄を設ける:活動記録に「どの目標に関連するか」をチェックする欄を置くと、モニタリングの際に根拠となる記録を探す手間が大きく減ります。
  • 新任職員向けに計画の読み方を共有する:個別支援計画の様式の見方、目標を具体的な行動にほどく考え方、記録の書き方の例を1枚にまとめておくと、引き継ぎの負担が軽くなります。

モニタリングは日々の記録を根拠にする

モニタリングは、計画どおりに支援が行われているか、本人の様子にどのような変化が見られるか、支援方法が合っているかを振り返り、必要に応じて計画を見直すための工程です。印象だけで「できるようになった」と判断するのではなく、日々の活動記録という事実の積み重ねを根拠にすることが基本になります。実施の頻度や手続き、加算に関わる要件は制度改正によって変わるため、必ず厚生労働省やこども家庭庁が示す運営基準・自治体からの通知で最新の内容を確認してください。

振り返る視点 記録から確認すること
支援の実施状況 計画に書いた関わり方が、どの活動でどの程度実施できたか
本人の様子の変化 同じ場面での反応や所要時間、援助量の変化
支援方法の適否 うまくいった声かけ・環境調整と、合わなかった条件
次期の方向性 目標の水準を上げるか、場面や手順を見直すか

保護者への説明は「事実の共有」から

保護者説明では、「◯◯ができるようになりました」と断定するより、どんな場面でどんな様子が見られたかという事実を具体的に伝えるほうが、家庭との認識のずれが起きにくくなります。あわせて家庭や学校での様子を聞き取り、次の計画に反映する姿勢を示すことで、計画が事業所だけのものではなくなります。工作活動のような日常の場面での小さなやりとりも、十分に共有の材料になります。

保護者向けの記録は「場面・本人の行動・職員の関わり」の3点をセットで書くと伝わりやすくなります。例えば「グループ制作で材料が足りなくなった場面(場面)、隣の子に声をかけて借りていました(行動)、職員は近くで見守るだけにしました(関わり)」という形です。

こうした記録が蓄積されていれば、モニタリングの面談でも説明の根拠に困らず、次期計画の目標設定も話し合いの中で自然に組み立てられます。

外部講師・出張レッスンを活用するときの進め方

個別支援計画の目標を活動に落とし込もうとしても、職員だけで活動のバリエーションを広げ続けるのは負担が大きい、と感じる事業所もあるのではないでしょうか。そうしたときの選択肢のひとつが、外部講師による出張レッスンの活用です。ただし、外部の活動をそのまま入れるだけでは「楽しい時間」で終わり、個別支援計画とのつながりが見えにくくなります。導入前の確認と、当日の役割分担の設計が要になります。

導入前に確認しておきたいこと

  1. 事前に個別支援計画の目標や配慮事項(苦手な刺激、見通しの持ち方、座席の配慮など)を共有できるか
  2. 利用児の人数・年齢幅・活動時間に合わせて、内容や難易度を調整してもらえるか
  3. 当日、職員が補助に入る範囲(個別の声かけ・退出対応・記録係)をどう分担するか
  4. 機材・教材の準備や片づけを誰が担うか、事業所側の負担はどの程度か
  5. 当日の様子を、記録に残せる形(活動内容・個々の取り組みの様子)で共有してもらえるか
  6. 継続クラスとして定期的に行うのか、単発イベントとして年間計画に組み込むのか

外部講師に任せきりにせず、「どの子の、どの目標に関わる場面なのか」を事前に職員間で言語化しておくと、記録とモニタリングにそのままつながります。

継続クラスと単発イベントの向き不向き

形式 向いている場面 留意点
継続クラス 同じ活動を繰り返し、見通しや手順の定着を記録で追いたいとき 日程確保と費用が継続的に発生する
単発イベント 長期休暇や行事など、非日常の経験を設けたいとき 一回限りのため、目標との紐づけを事前に整理しておく

コトコレクション(施設向け出張レッスン)について

株式会社SCCIP JAPANでは、施設向けのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」を提供しています。講師が機材・教材を持参して伺うため、事業所側で教材をそろえる必要がありません。

  • 対応施設:放課後等デイサービス、児童発達支援、学童保育、放課後児童クラブ、放課後子ども教室、保育園、幼稚園など
  • 実施形態:継続クラス・単発イベントのどちらにも対応
  • 料金の目安:継続クラス1回1万円〜/単発イベント1.5〜2.5万円〜(内容・人数・地域により異なります)

依頼時の流れや確認事項をより詳しく整理したい場合は、外部講師に依頼する流れと費用の目安もあわせてご覧ください。

レゴ®ブロックを使った制作とプログラミングは、「手順を見て組み立てる」「できたことを言葉にする」「友だちと役割を分けて進める」といった場面が自然に生まれやすい活動です。個別支援計画の目標と照らして、どの場面を記録の観点にするかを決めておくと、外部講師の活動も支援の一部として位置づけやすくなると考えられます。

かんたん診断外部講師の活用は単発と継続どちらが向く?30秒でチェック

まとめ

放課後等デイサービスにおける個別支援計画と活動のつなげ方は、新しい活動を次々に増やすことではなく、すでに行っている活動の中で「何を見て、どう関わり、何を残すか」を決めることに本質があります。計画に書かれた目標が抽象的なままだと、現場は「今日の活動がどの目標に対応しているのか」を判断できません。目標を行動の形にほどき、関わり方と記録の観点を事前にそろえておくことで、同じ制作活動でも子どもごとに意味の異なる時間になります。

本記事の要点

  • 目標を行動の形にほどく:「コミュニケーションを伸ばす」ではなく「困ったときに職員へ声をかける」など、観察できる行動まで具体化する。
  • 目標・関わり方・記録の観点を対応づける:1つの目標につき、職員の声かけ方法と記録でチェックする項目をセットで決めておく。
  • 既存の活動に紐づける:制作・グループ活動・余暇活動など日常の場面に目標を重ねれば、活動の新規開発は最小限で済む。
  • 職員間で共有する:支援の意図を一覧化し、担当以外の職員でも同じ観点で関われる状態をつくる。
  • モニタリングと保護者説明につなげる:日々の記録を根拠として振り返り、次の計画の見直しに反映する。

進め方を振り返る

段階 現場で行うこと
計画づくり 目標を観察可能な行動に言い換え、優先順位をつける
活動設計 既存の活動に目標を割り当て、関わり方の役割分担を決める
記録 できた・できないではなく、場面と様子を事実として残す
モニタリング 記録を持ち寄り、目標の妥当性と支援方法を見直す

支援の成果を断定せず、一人ひとりの様子を丁寧に言葉で残していく姿勢そのものが、保護者への説明と次の計画づくりを支える土台になります。

記録は長文である必要はありません。「どの場面で」「どんな働きかけに対して」「どう反応したか」の三点が残っていれば、モニタリングの場で十分に検討材料になります。職員ごとに書き方が異なると比較しづらいため、記録フォーマットの観点をそろえておくことも実務上の工夫です。

活動の幅を広げたいときの選択肢

職員の負担を増やさずに活動のバリエーションを広げたい場合は、外部講師の活用も一つの方法です。株式会社SCCIP JAPANの施設向け出張レッスン「コトコレクション」では、講師が機材・教材を持参してレゴ®ブロックを使ったプログラミング・ロボティクスのレッスンを行います。継続クラス(料金の目安は1回1万円〜)と単発イベント(目安1.5〜2.5万円〜)の両方に対応しており、個別支援計画の目標とどう重ねるかは事前の打ち合わせで調整できます。放課後等デイサービスの活動プログラムにレゴ®を取り入れる方法もあわせてご覧ください。

導入の可否を検討する前段階の相談や、活動内容・進め方・1回あたりの構成についてのご質問も、お問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。なお保護者の方には、全国の教室で実際のレッスンを体験いただけます。お子さまの様子に合わせた進め方について、体験の際にご相談いただけます。

FOR FACILITIES
保育園・学童などの施設へのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」

講師が機材・教材をすべて持参。施設側は日程調整と参加者募集だけでOKです。継続クラス・単発イベントのどちらにも対応し、学年混合や理解度の違いにも個別ワークシートで対応します。

まずはお気軽にご相談ください。内容・規模に合わせてご提案します。

コトコレクション(施設向けプログラミング出張レッスン)



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