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非認知能力とは何か、なぜプログラミング学習がその育成につながるのかを保護者向けにわかりやすく解説。レゴ®を使った試行錯誤やグループワークの具体例も紹介します。

非認知能力とプログラミング教育の関係|子どもの可能性を広げる学び方

非認知能力とは点数では測れない粘り強さや協調性、創造性などの内面的な力を指し、思い通りに動かない場面で仮説を立てて修正を繰り返すプログラミング学習は、その育成と深く結びつくと考えられています。

この記事でわかること

  • 認知能力と非認知能力の違いと、非認知能力を構成する主な要素
  • 非認知能力が育ちやすい3つの場面と、家庭・習い事・学校それぞれの役割
  • 試行錯誤のサイクルがプログラミング学習で自然に生まれる仕組み
  • レゴ®ブロックを使った学びの具体的な場面

「学力だけでは将来が不安」「うちの子、自分で考えて動く力が弱いかも…」そんな悩みを抱える保護者の方が増えています。近年、教育の現場では非認知能力への注目が急速に高まっており、学校の成績には表れにくい「粘り強さ」「協調性」「自己表現力」といった力が、子どもの長期的な成長に大きく関わるとされています。

一方で、小学校でのプログラミング必修化をきっかけに「プログラミングを習わせたい」と考える保護者も増えています。実は、プログラミング学習と非認知能力の育成には深いつながりがあると考えられています。この記事では、非認知能力の基本的な意味から、なぜプログラミング教育がその育成に結びつくのか、そしてレゴ®ブロックを使った具体的な学びの場面まで、丁寧に解説します。

非認知能力とは何か?「点数では測れない力」を理解しよう

テストで高得点を取る力、漢字を正確に書く力、計算を速く解く力——これらはすべて認知能力と呼ばれ、数値や点数で評価しやすい能力です。一方で近年、教育の世界で注目を集めているのが非認知能力です。非認知能力とは、点数や偏差値では直接測ることのできない、人間としての内面的な力の総称を指します。

OECD(経済協力開発機構)は、21世紀の教育において「社会情動的スキル(Social and Emotional Skills)」の重要性を提唱しており、非認知能力を育てる習い事の選び方への関心は世界的にも高まっています。日本でも、学習指導要領の改訂を通じて「生きる力」「主体的・対話的で深い学び」が重視されるようになり、認知能力だけに偏らない教育へのシフトが進んでいます。

認知能力と非認知能力の違い

まず、この2つの能力の違いを整理しておきましょう。

項目 認知能力 非認知能力
定義 知識・計算・読解など測定可能な力 意欲・粘り強さ・協調性など数値化しにくい力
評価方法 テスト・試験・偏差値 観察・ポートフォリオ・行動記録など
主な育成場面 授業・塾・ドリル学習 遊び・グループ活動・体験学習
代表例 語彙力・計算力・記憶力・読解力 自己調整力・粘り強さ・創造性・協調性

どちらか一方が大切というわけではなく、両輪で育てることが理想的とされています。認知能力の土台を支えるのが非認知能力であり、たとえば「失敗しても諦めない粘り強さ」がなければ、学習の定着にも限界が生じると考えられています。

非認知能力を構成する主な要素

非認知能力はひとつの力ではなく、複数の要素から成り立っています。研究者や教育機関によって分類の仕方は異なりますが、代表的な要素として以下が挙げられています。

  • 自己調整力(自制心・感情コントロール):衝動を抑え、目標に向かって行動を調整する力
  • 粘り強さ・やり抜く力(グリット):困難にぶつかっても諦めずに取り組み続ける力
  • 好奇心・探究心:知らないことに興味を持ち、自ら調べようとする意欲
  • 協調性・共感力:他者の気持ちを理解し、協力して物事を進める力
  • コミュニケーション力:自分の考えを伝え、相手の意見を受け取る双方向の力
  • 創造性・問題解決力:新しい発想でアイデアを生み出し、課題に対処する力
  • 自己肯定感・自信:自分の存在や行動を肯定的に捉えられる心の基盤

ポイント:非認知能力は「生まれつきの性格」ではなく、適切な環境と経験を通じて育まれるものだと多くの研究で示唆されています。だからこそ、幼児期から小学生にかけての「どんな体験をするか」が重要です。

なぜ今、非認知能力が注目されているのか

背景には、社会の急速な変化があります。AIや自動化の進展により、知識を記憶・再現するだけの能力はテクノロジーに代替されやすくなっています。一方で、チームで協力して課題を解決する力・予測不能な状況で粘り強く考える力・新しいアイデアを生み出す創造性は、人間ならではの強みとして引き続き必要とされると考えられています。OECDの「Education 2030」プロジェクトでも、将来の社会に必要な力として認知・社会情動・身体的スキルをバランスよく育てることが提言されています。子どもの将来を考えるとき、テストの点数と同様に——あるいはそれ以上に——非認知能力への意識が求められる時代になってきていると言えるでしょう。

非認知能力はいつ・どうやって育まれるのか

非認知能力は、ある日突然身につくものではありません。日常のさまざまな経験を積み重ねる中で、少しずつ形成されていくものだと考えられています。特に幼児期から小学校低学年にかけての時期は、脳の発達が盛んで、環境や経験の影響を受けやすいとされており、この時期に「どんな場」でどんな経験をするかが、その後の力の土台づくりに大きく関わると言われています。

非認知能力が育ちやすい「3つの場面」

研究者や教育の現場では、非認知能力が育まれるうえで特に重要とされる場面として、次の3つがよく挙げられます。

  • 失敗できる安全な場:正解・不正解より「やってみること」が認められる環境。失敗しても責められず、また挑戦できる雰囲気が、粘り強さや自己肯定感を育てるとされています。
  • 自分で考えて試す経験:答えを教えてもらうのではなく、自分で問いを立て、試し、確かめるプロセス。この繰り返しが、問題解決力や創造性につながると考えられています。
  • 他者と協力する機会:友だちや仲間と一緒に何かをつくったり、役割分担したりする場面。意見のぶつかり合いや話し合いを通じて、コミュニケーション力や協調性が養われるとされています。

「失敗してもいい」「自分で決めていい」「仲間と一緒に取り組む」——この3つが重なる環境こそが、非認知能力を育む土壌になると考えられています。

家庭・習い事・学校、それぞれの役割

非認知能力は特定の場所だけで育まれるわけではなく、家庭・習い事・学校のそれぞれが異なる役割を担っています。どれか一つに頼るのではなく、3つの場面をバランスよく組み合わせることが、子どもの力を多面的に伸ばすうえで効果的だと考えられています。

場面 主な特徴 非認知能力との関わり
家庭 最も安心できる場所。日常のくり返しの中で自己肯定感や基本的な生活習慣が育まれる 自己肯定感・感情のコントロール・責任感
習い事 目的を持った活動・仲間との協力・試行錯誤の機会が豊富。年齢に合わせた課題設定がしやすい 粘り強さ・協調性・創造性・自己管理
学校 集団生活の中でルールや多様な価値観に触れる。授業・行事・給食など多様な場面が連続する コミュニケーション力・社会性・自律心

プログラミング学習が非認知能力に結びつく理由

プログラミング教育というと、「コードの書き方を覚える授業」というイメージを持つ保護者の方も少なくありません。しかし、子ども向けのプログラミング学習の本質は、「正解のない問いに向き合い、自分なりの方法で試行錯誤し続けるプロセス」にあるとされています。このプロセスこそが、非認知能力の育成と深くつながると考えられている理由です。

「試行錯誤」が非認知能力を育てると考えられる理由

プログラミングの学習では、作ったものが「思ったとおりに動かない」という体験が日常的に起こります。このとき子どもは、エラーの原因を考え、仮説を立て、修正して再挑戦するというサイクルを自然に繰り返します。このサイクルがまさに、非認知能力の核となる力を育む機会になると考えられています。

  • 粘り強さ(グリット):何度失敗しても「もう一度やってみよう」と踏みとどまる力が養われていくとされています。
  • 自己調整力:「どこで間違えたか」「次はどうすればよいか」と自分の思考を振り返る習慣が身につきやすくなります。
  • 論理的思考力:原因と結果を順序立てて考えることが、繰り返しの中で鍛えられていくとされています。
  • 好奇心・内発的動機:「なぜこうなるのだろう?」という探究心が、自ら学ぶ姿勢の土台になると考えられています。

これらはいずれも、テストの点数では測りにくい「非認知能力」そのものです。

コーディング技術よりも大切にされていること

近年の子ども向けプログラミング教育では、コーディング(コードを書く技術)の習得よりも、コンピュテーショナル・シンキング(計算論的思考)の育成が重視される傾向があります。コンピュテーショナル・シンキングとは、問題を発見し、分解し、筋道を立てて解決しようとする思考のアプローチです。

学習で起きていること 育まれると考えられる非認知能力
うまく動かない原因を探る 粘り強さ・自己調整力
手順を考えて組み立てる 論理的思考・計画性
自分のアイデアを形にする 創造性・自己効力感
完成したときの達成感を味わう 内発的動機・自信

上の表のように、プログラミング学習の各場面には、非認知能力の育成につながる体験が散りばめられています。ひとつひとつは小さな積み重ねですが、継続的に取り組むことでこれらの力が少しずつ育まれていくとされています。

ポイント:プログラミング教育の目的は「将来エンジニアになること」だけではありません。問題を発見し、粘り強く解決しようとする姿勢を育てることが、非認知能力を育てる習い事としての大きな価値と言えるでしょう。

技術の習得は手段であり、その先にある「考える力・やり抜く力・自分で決める力」こそが、プログラミング学習が子どもの可能性を広げると考えられている本当の理由です。

レゴ®×プログラミングのグループワークで育まれる力

レゴ®ブロックを使ったロボット制作・プログラミングの授業では、子どもたちが「作る・動かす・考え直す」という一連のサイクルを、仲間と一緒に体験します。この過程には、非認知能力を育むとされる場面が自然に組み込まれています。ここでは、実際の授業でよく見られる3つの場面を取り上げ、それぞれどのような力につながるかを整理します。

場面①:「動かない…なぜ?」試行錯誤の繰り返し

ロボットが思い通りに動かないとき、子どもたちはまず立ち止まります。「なぜ動かないのか」を考え、「こうすれば動くかもしれない」という仮説を立て、実際に修正してみる。

年齢別:プログラミング×非認知能力育成の注目ポイント

子どもの発達段階によって、プログラミング学習を通じて育まれやすい非認知能力は少しずつ異なります。「うちの子にはまだ早い?」と感じる保護者の方も多いですが、年少から小学4年生という幅広い年齢帯でも、それぞれの時期にフィットした学びの形があります。

以下の表は、年齢帯ごとの発達特性と、プログラミング×ブロック学習で特に育まれやすいとされる非認知能力をまとめたものです。教室や個人差によって異なりますが、学びの方向性を知るための目安としてご活用ください。

年齢帯 発達の特性 育まれやすい非認知能力
年少〜年中(3〜4歳) 手先を使った遊びへの集中が高まる時期。「できた!」という達成感が自己肯定感につながりやすい 集中力・好奇心・達成感・感情のコントロール
年長(5〜6歳) ルールのある遊びを楽しめるようになる。他者への関心が芽生え始め、簡単な順番・手順の理解が進む やり遂げる力・自己調整力・協調性の基礎
小学1〜2年生(6〜8歳) 「なぜ?」という探究心が旺盛になる。失敗してもやり直せる経験が自信を育てる重要な時期 試行錯誤力・自己表現・粘り強さ・好奇心
小学3〜4年生(8〜10歳) 抽象的な思考が伸び始め、友達との協力や役割分担ができるようになる 論理的思考・チームワーク・リーダーシップ・コミュニケーション力

年少〜年長:「楽しい」が非認知能力の土台をつくる

幼児期は、難しい課題をこなすよりも「自分でやってみた」「できた」という体験の積み重ねが大切です。レゴ®ブロックを使った教室では、ブロックを組み立てて動かすというシンプルな活動の中で、自然と集中力や好奇心が引き出されるとされています。また、うまくいかないときに「どうすれば動くかな」と考え直す場面が、感情のコントロール(自己調整力)の練習にもつながると考えられています。

  • 完成を急がず、試す時間を十分に確保している教室が向いています
  • 少人数制であれば、先生が一人ひとりの「できた!」をしっかり受け止めやすい環境が整います
  • 保護者は結果より「やろうとした過程」をほめる声かけを意識すると、自己肯定感が育まれやすくなります

小学1〜2年生:試行錯誤が「粘り強さ」を育てる

小学校低学年になると、プログラミングの基本的なステップ(順番通りに命令を組み合わせる)を体験できるようになります。

まとめ:非認知能力を育てる一歩を、体験教室から始めてみませんか

ここまで読んでいただきありがとうございます。最後に、記事全体の要点を整理し、次の一歩に向けたヒントをお伝えします。

非認知能力は、ある日突然身につくものではありません。試行錯誤を繰り返す毎日の体験が積み重なって、少しずつ育まれていくものです。

この記事で伝えたかった3つのポイント

  • 非認知能力とは何か:忍耐力・自己調整力・協調性・好奇心など、テストの点数では測れない「人間としての土台」となる力です。幼児期から小学校低学年にかけて、日常的な体験の中で育まれるとされています。
  • プログラミング学習との接点:「動かない→考える→試す→また考える」というサイクルが、粘り強さや論理的思考、問題解決への意欲に結びつくと考えられています。答えが一つでない課題への向き合い方を、自然な流れで体験できるのがプログラミング学習の特徴です。
  • レゴ®×プログラミングの強み:ブロックを組み立て、動かし、友だちと話し合うグループワーク形式は、コミュニケーション力・協調性・表現力など、社会で必要とされる力を同時に育む場になります。

「体験教室」が最初の一歩としておすすめな理由

非認知能力の育成に関心を持つ保護者の多くが迷うのは、「どの習い事が本当にわが子に合うのか」という点ではないでしょうか。カリキュラムの説明を読んだだけでは、子どもの反応はわかりません。だからこそ、まずは体験教室に参加することが、最も効率的で安心できる判断の方法です。

  • 子どもが「楽しい」と感じるかどうかを、実際の場で確認できる
  • 講師の関わり方・教室の雰囲気を保護者自身が見られる
  • 費用や通い方について、直接スタッフに相談できる
  • 入会前に「合わなかった」と気づけるため、無駄なく判断できる

非認知能力を育てる習い事選びに「正解」はありません。でも、体験の場に立ってみることで、子どもが自分で「やってみたい」と感じる瞬間に立ち会えるかもしれません。

読者別:次のステップ早見表

こんな方に おすすめの次のステップ
子どもの習い事を探している保護者の方 SCCIP JAPANの体験教室へ参加する。年少〜小学4年生が対象で、全国13教室から選べます。
学童保育・放課後児童クラブの運営者の方 出張レッスン「コトコレクション」への相談。講師が機材・教材を持参し、継続クラスから単発イベントまで対応します。
まだ迷っている保護者の方

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レゴ®で学ぶSTEM教育、まずは体験から

SCCIPは、レゴ®ブロックを使って「遊びが学びに変わる」体験を届けるSTEM教育教室です。工作好き・レゴ好きのお子さまなら、きっと夢中になるはずです。お近くの教室でぜひ一度体験してみてください。

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「非認知能力とプログラミング教育の関係|子どもの可能性を広げる学び方」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: プログラミング的思考とは?小学生の親が知る学校の学びと家庭の関わり方 | 株式会社 SCCIP JAPAN

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