株式会社 SCCIP JAPAN

放課後子ども教室でプログラミング講座を開くための予算確保の手順を解説。講師謝金・教材・会場・保険の費用項目を表で整理し、補助制度の調べ方や外部委託の料金目安、稟議を通す書き方まで実務目線でまとめました。

放課後子ども教室でプログラミング講座の予算を確保する実務ガイド

費用を「講師謝金・教材費・会場費・保険料・事務費」の5項目に分解し、単価×回数で積算するのが出発点です。予算が止まりやすいのは機材購入などの初期費用で、外部委託などで機材を持たない形にするとランニング費用中心となり、単年度予算に組み込みやすくなります。

この記事でわかること

  • 費用を人・モノ・場所・リスク対策・事務の5区分で整理する方法
  • 初期費用とランニング費用の違いと、決裁が止まりやすい理由
  • 単発イベントと通年クラスでのコスト構造と事務負担の差
  • 講師謝金の組み方、交通費・源泉徴収・施設使用料の減免など確認点

放課後子ども教室でプログラミング講座をやってみたい。子どもたちの反応もよさそうだし、保護者からの関心も高い分野です。ただ、いざ企画書を作ろうとすると「結局いくらかかるのか」「その費用はどこから出すのか」で手が止まってしまう、という運営者やコーディネーターの方もいらっしゃるのではないでしょうか。パソコンやロボット教材をそろえるイメージが先に立ち、初期投資が大きそうだと感じて見送ってしまうケースもあります。

この記事では、放課後子ども教室でプログラミング講座を開催する際の費用を「講師謝金・教材費・会場費・保険料・事務費」といった項目に分解し、表で整理します。そのうえで、国や自治体の補助制度を調べる手順、機材を購入せずに始める外部委託という選択肢、予算要求や稟議を通すための資料の書き方までを実務目線でまとめました。限られた予算のなかで、無理なく継続できる形を見つけるための参考にしてください。

放課後子ども教室でプログラミング講座を開くとき、お金はどこにかかるのか

放課後子ども教室でプログラミング講座を企画するとき、最初につまずきやすいのが「結局いくらかかるのか見当がつかない」という点ではないでしょうか。パソコンやロボット教材の購入費だけを思い浮かべて、金額の大きさに企画そのものを諦めてしまうケースもあります。しかし実際の費用は一つの塊ではなく、「人」「モノ」「場所」「リスク対策」「事務」の5つに分解できます。分解すると、自前で開催する場合と外部に委託する場合とで、発生する項目がはっきり変わることが見えてきます。放課後子ども教室のプログラミング講座で予算を確保するには、まずこの全体像を押さえることが出発点になります。

費用の5区分と、自前・委託での発生の違い

費用区分 内容の例 主に発生するのは
人(講師・人件費) 外部講師の謝金、交通費、指導補助スタッフの人件費、事前研修の時間 自前・委託の両方(委託は料金に含まれることが多い)
モノ(機材・教材) ブロック教材、タブレットやパソコン、充電器、印刷物、消耗品 主に自前(委託は講師が持参する形が多い)
場所(会場・什器) 作業机、延長コード、Wi-Fi環境、教材保管用の棚やケース 主に自前(委託でも最低限の机・電源は必要)
リスク対策 傷害保険・賠償保険、安全管理の備品、破損時の補充費 自前・委託の両方(委託側の加入状況は要確認)
事務 募集チラシ印刷、名簿管理、契約・支払事務、報告書作成の工数 自前・委託の両方

この表のうち、金額の目安は教材の種類・地域・実施回数によって大きく異なります。見積りを取る前の段階では「いくら」と決め打ちせず、どの区分が発生するかを先に確定させるほうが、後の積算がぶれません。

詰まりやすいのは初期費用、組みやすいのはランニング費用

費用はもう一つ、「初期費用」と「ランニング費用」という軸でも分けられます。

  • 初期費用…教材セットやタブレットの購入、保管棚や充電環境の整備など。1回の支出額が大きく、備品登録や資産管理の手続きも伴う
  • ランニング費用…講師謝金、消耗品、保険料、印刷費など。毎回・毎月発生するが1件あたりは小さく、回数で調整できる

予算要求で止まりやすいのは、ほぼ例外なく初期費用のほうです。まとまった備品購入は単年度予算に載せにくく、「来年度以降も使い続けるのか」「保管場所と管理者は誰か」といった質問に答えられないと決裁が進みません。逆に、機材を持たずに済む形に設計すれば、費用はほぼランニング費用だけになり、年度内の回数で総額を調整できます。

予算が通りにくいのは金額の大小よりも「単年度で説明しきれない支出」であること。機材を持たない形に設計すると、単年度予算の枠内で組み立てやすくなります。

単発イベントと通年の継続クラスではコスト構造が違う

同じプログラミング講座でも、年に1〜2回の単発イベントと、月1〜2回の通年クラスではお金のかかり方が変わります。

比較の観点 単発イベント 通年の継続クラス
1回あたりの費用 高くなりやすい(準備・運搬が1回に集中) 抑えやすい(1回あたりの目安は下がる傾向)
年間総額 小さく収まりやすい 回数分積み上がるため事前の枠確保が必要
事務負担 募集・精算が1回で完結 出欠管理や継続的な契約事務が発生

外部委託の料金は一般に、継続クラスで1回1万円〜、単発イベントで1.5〜2.5万円〜が目安とされますが、内容・人数・地域によって変動します。まずは「試しに単発で1回」から始め、反応を見て通年化するという段階設計も、予算確保の現実的な進め方です。謝金の考え方そのものは、放課後子ども教室の外部講師の謝金・予算の決め方もあわせて整理しておくと、次の積算作業がスムーズになります。

貴教室に合うプログラミング講座の始め方は?

3つの質問に答えるだけで、予算と体制に合った進め方の方向性が見えます。(約30秒)

質問 1 / 3

予算はどの形で確保できそう?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

職員の事務負担はどうですか?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

子どもや保護者の反応はどうですか?

当てはまる方を選んでください

診断結果:単発イベントから小さく始める進め方がおすすめです

まずは1回の体験型イベントとして実施し、子どもたちの反応や運営の手応えを確かめる進め方が合いそうです。講師が機材と教材を持参する出張レッスンなら、備品購入を抱え込まずに済み、募集と精算も1回で完結します。費用は1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。当日の記録や参加者の声は、次年度の予算要求を組み立てる際の根拠資料として役立ちます。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

診断結果:継続クラスで年間に位置づける進め方がおすすめです

年間の実施回数を先に枠取りし、月1〜2回の継続クラスとして積み上げる進め方が合いそうです。回数×単価で積算できるため稟議資料に落とし込みやすく、1回あたりの費用も抑えやすくなります。費用は1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。会場の電源やWi-Fi環境、保険の加入要件については、所管の担当課へ早めに確認しておくと準備が進めやすくなります。

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費用項目を分解して積算する:講師謝金・教材・会場・保険・事務費

予算要求の資料で説得力が出るかどうかは、「一式いくら」ではなく項目ごとに積み上げられているかで決まります。放課後子ども教室でプログラミング講座の予算を確保する際は、まず費用を5つの柱(講師謝金・教材費・会場関係・保険・事務費)に分け、それぞれ単価×回数の形に落とし込んでいきます。

費用項目を分解して積算する:講師謝金・教材・会場・保険・事務費のイメージ

講師謝金の考え方

外部講師に依頼する場合、謝金は「1時間あたりの単価」で組む方法と、「1回(1講座)あたりの単価」で組む方法があります。プログラミング講座は機材の搬入・セッティング・片付けの時間が発生するため、実働が講座時間を上回る点に注意が必要です。1回単価であれば準備時間を含んだ金額として整理しやすく、積算もぶれにくくなります。

  • 交通費を謝金に含むのか、実費を別途支給するのかを事前に取り決める
  • 自治体の謝金規程に上限額がある場合は、規程内で収まるか確認する
  • 個人の講師に支払う場合は源泉徴収の要否を経理担当に確認する
  • 法人に業務委託する場合は見積書・請求書の様式と支払いサイトを確認する

謝金の相場感や依頼の流れは放課後子ども教室の外部講師の謝金・予算の考え方も併せて確認すると整理しやすくなります。

費用項目の詳細表

項目 主な内容 積算のポイント
講師謝金 指導料、準備・片付け時間、交通費 時間単価か1回単価かを決め、回数を掛ける。遠方の場合は交通費を別立てに
教材費 レゴ®ブロック等のブロック教材、ロボット教材、タブレット・パソコン 購入かレンタルかで金額が大きく変わる。購入時は保管場所と更新時期も想定
消耗品費 電池、ワークシート印刷、マスキングテープ等 1回あたりの単価×回数。電池は消耗が早いので多めに見積もる
会場関係 学校施設使用料、電源・Wi-Fi、机・長机の配置 学校施設は減免対象になることが多い。減免の可否を早めに照会
保険料 スポーツ安全保険、行事保険など 実施要綱で加入が定められている場合があるため要確認。児童数で計算
事務費 募集チラシ印刷、申込管理、写真掲載の同意確認 印刷枚数と人件費相当を計上。既存の配布ルートを使えば圧縮できる

教材・会場・保険で見落としやすい点

教材は「買う」と決める前に、レンタルや講師持参という選択肢を必ず比較してください。購入すれば資産として残りますが、保管・補充・紛失パーツの管理といった継続的な手間が発生します。会場面では、タブレットやノートパソコンを使う講座で電源タップの数が足りない、Wi-Fiが教室まで届かないといったつまずきが起こりがちです。下見の段階でコンセント位置と通信環境を確認し、必要なら延長コードを備品として計上しておきます。

保険は「念のため」ではなく、自治体の放課後子ども教室実施要綱で加入が条件になっているケースがあります。予算編成の初期に担当課へ確認し、掛金を必ず項目として立てておきましょう。

積算の手順

  1. 講座の形態を決める(全◯回の継続講座か、単発イベントか)
  2. 想定参加児童数と、1回あたりの実施時間を仮置きする
  3. 講師謝金を時間単価または1回単価で算出し、回数を掛ける
  4. 教材を購入・レンタル・講師持参の3案で比較し、総額を出す
  5. 消耗品・印刷物を1回あたりの単価で見積もる
  6. 会場使用料の減免可否と、保険加入の要否を担当課に確認する
  7. 各項目を合計し、1割程度の予備費を加えた額を要求額とする

こうして項目ごとに根拠を示せる形にしておくと、査定で金額を削られた場合も「回数を減らす」「教材をレンタルに切り替える」といった調整案をその場で提示できます。積算表は次年度にもそのまま使えるため、初回に丁寧に作っておく価値があります。

国・自治体の補助制度の調べ方と、申請前に確認すべきこと

放課後子ども教室は、文部科学省とこども家庭庁が推進する「地域学校協働活動」および「新・放課後子ども総合プラン」の枠組みのもとで実施されることが多い事業です。この枠組みでは、国・都道府県・市区町村がそれぞれ経費を負担する仕組みが定められており、実際の補助率や上限額、対象経費の範囲は、自治体ごとの実施要綱・交付要綱で具体化されています。つまり「国の制度だから全国共通」とは限らず、同じ都道府県内でも市区町村によって運用が異なることがある、という前提で動くのが実務上の安全策です。

そのため、プログラミング講座の予算を確保したいときに最初にやるべきことは、インターネットで一般論を調べることではなく、自分の教室を所管する担当課(教育委員会の生涯学習課・社会教育課、こども関連部局など)に直接確認することです。

補助制度を調べる手順

  1. 自分の放課後子ども教室がどの補助制度・委託契約に基づいて運営されているかを、所管の担当課に確認する
  2. 当年度の実施要綱・交付要綱(または委託仕様書)を入手し、事業の目的と対象事業の範囲を読む
  3. 対象経費と対象外経費の区分、および1講座あたりの上限の有無を確認する
  4. 支出可能な時期と精算スケジュール(年度内支出か、繰越が可能か)を押さえる
  5. 見積書・請求書・実績報告の様式と、必要な添付書類(写真・参加者名簿など)を事前に確認する

要綱は年度ごとに改定されることがあります。「昨年度と同じはず」で進めず、必ず当年度版を入手して対象経費を確認してください。

対象外になりやすい経費に注意する

特に判断が分かれやすいのが、タブレットやロボット教材などの備品購入費の扱いです。消耗品として処理できる範囲、備品登録が必要になる金額、そもそも購入が対象外とされるケースなど、自治体によって運用はさまざまです。講師への支払いについても、謝金として扱うのか、業務委託料として扱うのかで、必要書類や源泉徴収の処理が変わります。

経費の種類 事前に確認したいポイント
講師謝金・委託料 単価の上限、謝金か委託料か、旅費の扱い
教材・消耗品費 再利用できる教材が消耗品扱いになるか
備品購入費 対象可否、金額基準、備品登録と管理責任
保険料・事務費 補助対象に含まれるか、按分が必要か

講師に支払う費用の考え方そのものは、外部講師の謝金・予算の決め方も合わせて整理しておくと、担当課との相談がスムーズになります。

補助金以外の資金源も並行して検討する

補助金の枠が埋まっている、あるいは対象外と判断された場合でも、講座を諦める必要はありません。複数の財源を組み合わせることで、単発イベントから小さく始められるケースもあります。

  • 地域学校協働本部の活動予算(学校・地域と連携した事業として組み込む)
  • PTAや地域団体との共催(会場費・運営人員を分担する)
  • 民間財団の助成公募(子どもの体験活動・教育分野の募集を定期的に確認する)
  • 企業のCSR・地域貢献プログラム(教材提供や講師派遣の形での協力)
  • 参加者からの実費徴収(要綱で認められる範囲かを必ず確認)

いずれの資金源でも、申請時には「なぜプログラミング講座なのか」という目的の説明が求められます。創造性や論理的思考、友だちと協力して取り組む力が育まれるとされている点を、放課後子ども教室の事業目的と結びつけて書けると、担当課や助成元の理解を得やすくなります。

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機材を買わずに始める:外部委託(出張レッスン)という予算の組み方

プログラミング講座を自前で開催しようとすると、まず機材購入という初期投資が立ちはだかります。パソコンやタブレット、ロボット教材を揃えるとまとまった額になり、しかも購入して終わりではありません。年度をまたいだソフトウェアの更新、破損・紛失した部品の補充、保管スペースの確保、そして指導にあたるスタッフの研修まで、運営側が継続的に抱える負担になります。放課後子ども教室のように会場が学校施設で、スタッフがボランティアや会計年度任用職員中心という体制では、この「抱え込み」が講座を続けられなくする要因になりがちです。

機材を買わずに始める:外部委託(出張レッスン)という予算の組み方のイメージ

これに対して、外部の事業者に委託する出張レッスン型は、講師が機材と教材を持参する形が一般的です。費用を「1回あたりの委託料×実施回数」として単年度予算に計上できるため、予算要求の積算がシンプルになり、翌年度に回数を増減させる調整もしやすくなります。

自前開催と外部委託の比較

比較項目 自前開催 外部委託(出張レッスン)
初期費用 機材・教材の購入費が必要。単年度で大きな支出になりやすい 機材購入費は不要。委託料に含まれる形が多い
機材の保管・管理 保管場所の確保、部品補充、故障対応が運営側の負担 講師が持参・持ち帰るため負担が小さい
指導者の確保 スタッフ研修やボランティア育成が前提になる 専門の講師が担当。スタッフは安全管理と見守りに集中できる
カリキュラム 内容の設計・改訂を自前で行う必要がある 体系化された内容を利用できる。要望に応じた調整を相談
予算計上のしやすさ 備品費と消耗品費が年度ごとに変動しやすい 回数×単価で積算でき、稟議資料に落とし込みやすい
柔軟性 いつでも実施できるが、担い手が辞めると止まる 日程調整が必要だが、単発から継続まで規模を選べる

機材を「買う」か「借りる(持ってきてもらう)」かは、単なる費用比較ではなく、何年続けられる体制かという視点で判断するのが実務的です。

外部委託を検討するときのチェックポイント

  • 委託料に機材・教材費、講師の交通費が含まれるかを見積段階で確認する
  • 1回あたりの定員と、超過した場合の追加講師の扱いを確認する
  • 会場側で用意するもの(机、電源、スクリーン等)を事前にすり合わせる
  • 雨天中止・学校行事変更時の振替や取消の取り扱いを契約前に決めておく
  • 単発イベントで試し、翌年度に継続クラスへ移行する段階的な設計にする

はじめての導入であれば、まず単発イベントとして1回実施し、参加児童の反応と運営負荷を確認してから継続化を検討する流れが無理がありません。外部講師の謝金・予算の考え方とあわせて整理すると、積算の根拠が示しやすくなります。

施設向け出張レッスン「コトコレクション」という選択肢

株式会社SCCIP JAPANでは、施設向けのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」を提供しています。講師が機材・教材を持参するため、教室側で機材を購入・保管する必要がありません。毎週・隔週などの継続クラスと、行事やイベントに合わせた単発開催の両方に対応しています。

実施形態 料金の目安
継続クラス 1回 10,000円〜
単発イベント 1回 15,000〜25,000円〜

いずれも地域・内容により異なる目安です。内容はレゴ®ブロックを活用した独自カリキュラムで、手を動かしながら試行錯誤する中で、創造性や論理的思考、友だちと考えを伝え合うコミュニケーションが育まれるとされています。予算規模が限られる段階でも、年間数回の単発から組み立てられるため、まずは実施回数と1回あたりの単価で概算を出し、翌年度の予算要求につなげていくとよいでしょう。

予算規模別のプラン例と、稟議・予算要求を通す資料の書き方

プログラミング講座は「いきなり通年で組む」必要はありません。年に1〜2回の単発イベントから始め、手応えを見ながら回数を増やしていく進め方なら、初年度の予算規模を抑えながら実施体制を整えられます。まずは3段階のプラン例で、どの費用項目が増えていくのかを整理しておきましょう。

3段階のプラン例と、増えていく費用項目

プラン 想定する開催頻度 主にかかる費用項目
お試し単発型 年1〜2回(長期休み・行事に合わせて) 講師謝金(イベント単価)/当日の消耗品/広報印刷費。機材は講師持参なら購入不要
学期ごと実施型 学期に2〜3回(年6〜9回程度) 講師謝金が回数分/教材の補充費/参加者名簿・申込管理の事務費/保険料の確認
通年継続型 月1〜2回など定例開催 年間の講師委託費/教材の更新・追加/スタッフ配置の人件費/記録・振り返りの事務負担

単価の目安は依頼先や人数・時間によって幅があるため、資料には必ず「見積額(税別・〇名/〇分の条件)」と条件を添えて記載します。金額だけを一人歩きさせないことが、翌年度の増額・減額の議論をしやすくするコツです。費用の考え方の基本は外部講師の謝金・予算の決め方も参考になります。

予算要求資料に盛り込む7つの要素

  1. 目的と教育的なねらい:試行錯誤する力や友達と話し合う力が育まれるとされる点など、既存事業の目的との接続を一文で書く
  2. 対象学年と定員:低学年中心か全学年か、1回あたり何名まで安全に見られるか
  3. 実施回数と1回あたりの所要時間:年間スケジュール案を添える
  4. 費用の積算根拠:謝金・教材・保険・広報を項目ごとに分け、単価×回数で示す
  5. 安全管理と保険:小部品の扱い、机の配置、既存の傷害保険の適用範囲
  6. 参加者の募集方法:配布チラシ、申込期間、定員超過時の抽選ルール
  7. 効果の振り返り方法:参加者数、子ども・保護者アンケート、スタッフの所見

決裁者の懸念に先回りする

稟議が止まる理由は、金額そのものより「不安が解消されていない」ことにあります。次の論点は、聞かれる前に資料へ書き込んでおきます。

  • 安全面:引率体制、講師と職員の役割分担、けが・紛失時の対応
  • 公平性:定員と抽選方法、特定の学年に偏らない配慮、参加費の有無
  • 継続性:初年度で終わらせない場合の見通しと、翌年度に判断する基準
  • 他活動との兼ね合い:既存プログラムの時間を圧迫しないこと、会場の重複がないこと

予算は「いくらかかるか」より「何のために必要か」で通ります。ねらいと振り返り方法が書かれた資料は、同じ金額でも通過率が変わります。

見積りを比較するときの実務ポイント

  • 見積書は可能な範囲で複数社から取り、条件をそろえて比較する
  • 仕様を文書化する(参加人数・1回の時間・持参機材の有無・講師の人数・引率や準備の分担)
  • 交通費・教材費が含まれるか、キャンセル規定はどうかを確認する
  • 単発と継続で単価が変わる場合は、年間総額でも比べる

レゴ®ブロックを使った出張レッスンのように機材を講師が持参する形なら、初年度の設備投資を抑えた積算が可能です。見積り依頼の段階で仕様書を共有しておくと、比較も稟議説明もぐっと楽になります。

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まとめ:小さく始めて続けるための予算設計と、相談の進め方

放課後子ども教室でプログラミング講座の予算を確保するには、感覚で金額を決めるのではなく、順番に整理していくことが近道です。ここまで見てきた流れを、もう一度実務の手順として並べ直します。

  1. 費用項目を分解する(講師謝金・教材費・会場費・保険料・事務費・消耗品)
  2. 国や自治体の補助制度・委託費の枠を調べ、対象経費と申請時期を確認する
  3. 機材を自前で購入するか、外部に委託するかを比較して判断する
  4. 確保できる予算規模に合うプラン(単発イベント/継続クラス)を選ぶ
  5. 稟議・予算要求の資料に、積算根拠と実施後の評価方法を書き込む

まずは単発イベントから試す進め方

初年度から通年の講座を組むと、予算も運営負荷も読みづらくなります。まずは長期休暇や行事の少ない時期に単発イベントを一度実施し、子どもの反応・必要なスタッフ数・会場の使い勝手を実際に確かめてから、翌年度の予算要求につなげる進め方が現実的です。

進め方 向いている状況 次年度への活かし方
単発イベントで試す 予算が未確定・前例がない 参加人数と反応を記録し、継続の根拠にする
短期集中(3〜5回) 夏休みなど長期休暇がある 学年別の適性や所要時間が把握できる
年間継続クラス 委託費・補助が確保済み 年間計画に組み込み、定例化を図る

実施前に確認しておきたいチェックリスト

  • 対象学年と定員(机・コンセント・床面積から逆算する)
  • 当日に配置できるスタッフ・ボランティアの人数
  • 教材や機材を講師が持参するのか、こちらで用意するのか
  • 保険の適用範囲(参加児童・外部講師の双方)
  • 雨天時・感染症流行時の中止判断と費用の扱い
  • 写真撮影や広報での使用可否、保護者への事前周知
  • 実施後に残す記録(参加人数・アンケート・写真)の様式

予算は「一度で完璧に組む」ものではなく、小さく実施して記録を残し、次年度の要求資料に反映させていくものです。初回の記録が、翌年の予算確保の最大の根拠になります。

講師への支払い水準の考え方や依頼の流れについては、放課後子ども教室の外部講師の謝金・予算の考え方もあわせて参考にしてください。積算の粒度をそろえておくと、庁内の予算要求でも説明しやすくなります。

機材を持たずに始めたい施設の方へ

株式会社SCCIP JAPANでは、レゴ®ブロックを活用したプログラミング・ロボティクスの出張レッスン「コトコレクション」を提供しています。講師が機材と教材を持参するため、施設側で高額な機材を購入する必要がなく、初年度の予算を抑えて始めやすい形です。継続クラスと単発イベントのどちらにも対応しており、料金の目安は継続クラスが1回1万円〜、単発イベントが1.5〜2.5万円〜です。回数・人数・対象学年によって内容は調整できますので、見積もりの段階からご相談いただけます。

放課後子ども教室をはじめ、学童保育・放課後児童クラブ・放課後等デイサービス・児童発達支援・保育園・幼稚園の施設運営者の方は、まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。予算規模に合わせたプランと概算のお見積もりをご案内します。

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保育園・学童などの施設へのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」

講師が機材・教材をすべて持参。施設側は日程調整と参加者募集だけでOKです。継続クラス・単発イベントのどちらにも対応し、学年混合や理解度の違いにも個別ワークシートで対応します。

まずはお気軽にご相談ください。内容・規模に合わせてご提案します。

コトコレクション(施設向けプログラミング出張レッスン)



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