株式会社 SCCIP JAPAN

放課後子ども教室のコーディネーター向けに、年間の講座ラインナップの組み方、ジャンル別の準備の手間と必要備品、講師の探し方・依頼の流れ、募集チラシと申込管理までを実務目線で解説します。

放課後子ども教室の講座企画・募集完全ガイド|年間計画と講師依頼の実務

放課後子ども教室の講座企画は、目的・対象学年と定員・頻度と時間・予算と会場条件の4軸を先に決め、1年を4期に分けて準備の重い講座と軽い講座を交互に配置するのが基本とされています。

この記事でわかること

  • 企画前に固めるべき目的・対象・頻度・会場予算の4つの軸
  • 1学期から3学期までの季節別ラインナップと準備着手の目安時期
  • 電源・Wi-Fi・搬入経路など会場下見で確認すべき項目
  • 常設プログラムと特別講座の比率とマンネリ防止の組み方

放課後子ども教室の運営でもっとも頭を悩ませるのが、「年間でどんな講座を組むか」「誰に講師を依頼するか」「どう募集して参加者を集めるか」という3つの実務ではないでしょうか。安全管理や出欠確認といった日々の運営に追われるなかで、講座の企画・調整まで一人のコーディネーターが抱えているケースも少なくありません。

この記事では、放課後子ども教室の講座企画・募集を担当する方に向けて、年間ラインナップの考え方、文化・スポーツ・ものづくり・ICTといったジャンル別の準備の手間と必要備品の比較、講師の探し方と依頼時の確認事項、募集チラシから当日運営・振り返りまでの流れを、実務に落とせる形で整理します。制度面は地域学校協働活動など公的資料で確認できる範囲にとどめ、補助金額などの推測は記載しません。講座の一例として、機材・教材を持参してもらえる出張型のプログラミング体験についても中立に触れます。

放課後子ども教室の講座企画で最初に決めるべき4つの軸

放課後子ども教室の講座企画は、アイデア出しから始めると必ず行き詰まります。先に決めるべきは「何のためにやるのか」「誰が・何人参加するのか」「どのくらいの頻度で何分やるのか」「どこで・いくらでやるのか」という4つの軸です。この4点が固まっていれば、講座の候補は自然と絞り込まれ、講師への依頼文も具体的に書けるようになります。逆にここが曖昧なまま募集まで進むと、当日になって「会場に電源が足りない」「低学年には難しすぎた」といったズレが表面化します。

軸1|目的を言語化する

文部科学省が進める地域学校協働活動や放課後子ども総合プランの考え方では、放課後子ども教室は子どもの安全・安心な居場所づくりと、多様な体験・交流の機会提供を担うものとされています。ただし現場では、学校は「落ち着いて過ごせる場」、地域の方は「地域交流の場」、保護者は「学びや体験の場」と、それぞれ異なる期待を寄せがちです。年度初めの運営委員会で、今年度は何を重視するのかを一文で言語化し、記録に残しておくと、企画の取捨選択がぶれません。

主な目的 向く講座の性格 頻度の目安
居場所づくり 出入り自由・自由遊び中心(工作コーナー、読み聞かせ) 毎回の活動に常設
体験機会の提供 専門性のある講師による講座(プログラミング、科学実験、音楽) 月1回〜学期1回
地域交流 地域の方・中高生が関わる活動(昔遊び、郷土料理、農業体験) 学期1回〜年2回
継続的な力の育成 同じテーマを数回で積み上げる連続講座 全4〜6回のシリーズ

軸2・3|対象学年と定員、頻度と時間

同じ講座でも1年生と4年生では必要な補助の量がまったく違います。対象学年を広く取るほど運営スタッフの人数が必要になるため、「学年を絞って少人数で濃くやる」か「全学年対象で見守り重視にする」かを先に決めます。1回あたりの時間は、下校から迎えまでの実際の滞在時間から逆算するのが現実的です。

  • 対象学年:低学年中心(1〜3年)/全学年/高学年限定のどれかに明確化する
  • 定員:講師1人あたりで見られる人数+補助スタッフ数から算出する
  • 1回の時間:準備・片付けを含め、実質の活動時間は45〜60分程度に収める
  • 開始時刻:下校時刻の学年差を考慮し、最後の学年が到着してから始める
  • 欠席・途中参加:連続講座にする場合、休んだ回のフォロー方法を決めておく

軸4|予算と会場条件を先に確認する

会場条件の確認漏れは、当日のトラブルの最大要因です。特に外部講師を招く講座では、機材が使えるかどうかで実施可否が変わります。下見の際に以下をチェックし、依頼時に講師へそのまま伝えられるようメモ化しておきましょう。

  1. 会場種別(普通教室・多目的室・体育館・和室)と広さ、机の数
  2. 電源コンセントの位置と口数、延長コードの使用可否
  3. Wi-Fi環境の有無(学校のネットワークは外部利用不可の場合が多い)
  4. プロジェクター・スクリーン・音響の有無と、使用申請の要否
  5. 水道・汚れてよい床かどうか(工作・実験系で必須)
  6. 搬入経路と駐車スペース(講師が機材を持参する場合)
  7. 予算の内訳(講師謝金・材料費・保険料)と、保護者負担の有無

講座企画は「やりたいこと」からではなく、「この会場でできること × 子どもが参加しやすい時間帯」から逆算するのが失敗しないコツです。

なお、機材や教材を講師側が持参する出張型の講座であれば、会場設備のハードルは大きく下がります。年間の組み立て方を考えるうえでは、年間活動計画の立て方と準備工数の考え方もあわせて参考にすると、無理のない配分が見えてきます。

うちの教室に合うプログラミング講座の始め方は?

3つの質問に答えるだけで、年間計画への組み込み方がわかります(約30秒)

質問 1 / 3

講座の企画は今どの段階ですか?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

年間計画の中での位置づけは?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

予算と講師調整の体制は?

当てはまる方を選んでください

診断結果:単発イベントから試すのがおすすめです

まずは夏休みや学期の特別講座など、単発の体験会として入れてみる進め方が合いそうです。機材と教材を講師が持参する形なら、会場設備のハードルを抑えて実施できます。費用は1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。当日は電源の口数と机の広さ、参加しない子の居場所を事前に確認しましょう。気になる点は、コトコレクションにご相談ください。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

診断結果:継続クラスで定着させるのがおすすめです

同じテーマを数回で積み上げる連続講座として、年間計画に位置づける進め方が合いそうです。回を重ねることで子ども同士の関わりが生まれやすく、発表や作品展示までつなげる構成も組めます。費用は1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。欠席した回のフォロー方法と、講師の持参物や会場側の準備物を早めに共有しておくと安心です。コトコレクションにご相談ください。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

年間の講座ラインナップの組み方|学期・季節で考えるモデル

放課後子ども教室の講座は、単発の思いつきで並べると「準備が重い月が続く」「同じジャンルばかりになる」という偏りが生まれます。年度当初に1年を4つの時期(1学期・夏休み等の長期休業・2学期・3学期)に区切り、それぞれに役割を持たせてから個別の講座を当てはめると、運営の負担が平準化しやすくなります。

年間の講座ラインナップの組み方 学期・季節で考えるモデルのイメージ

季節配分の基本モデル

  1. 1学期:新1年生が慣れる時期。定番かつ準備の軽い講座(折り紙、ボードゲーム、昔あそび、簡単な工作)で運営を安定させ、スタッフの役割分担を固める。
  2. 長期休業(夏休み):午前から長時間枠が取れるため、調理体験・自然観察・ロボットづくりなど準備に時間のかかる特別講座を配置する。
  3. 2学期:子どもの関係性ができている時期。体験型・外部講師講座を厚めにし、プログラミングやスポーツなど普段できないジャンルを入れる。
  4. 3学期:作品展示・発表会・地域の方を招く会など「まとめ型」に寄せ、1年の積み上げを見える形にする。
  5. 冬休み・春休み:短期で完結する小さな講座を1〜2本。次年度の企画検討と同時進行で進める。

時期別の講座例と企画着手の目安

時期 講座の性格・例 準備開始の目安
1学期(4〜7月) 定番・低準備(昔あそび、工作、読み聞かせ) 前年度2〜3月
夏休み 長時間型の特別講座(科学実験、ロボット・プログラミング) 4〜5月(講師の予約は早め)
2学期(9〜12月) 外部講師・体験型(スポーツ、音楽、ものづくり) 6〜7月
3学期(1〜3月) まとめ型(作品展示、発表、地域交流) 10〜11月

外部講師が関わる講座は、日程調整と機材・教室の確認に時間がかかるため、他の講座より1〜2か月早く動き出すのが安全です。年間活動計画の立て方と準備工数の考え方も合わせて参考にすると、行事との重複を避けやすくなります。

常設プログラムと特別講座の比率

毎日の自由遊びや宿題タイムといった常設プログラムは、子どもが安心して過ごす土台です。特別講座を詰め込みすぎると、落ち着いて過ごす時間が削られ、スタッフも疲弊します。

  • 特別講座は月1〜2回を基本線とし、長期休業中のみ増やす
  • 講座日も「参加しない子の居場所」を必ず確保する(別室での自由遊びなど)
  • 準備が重い講座は連続する週に置かず、間に低準備の回を挟む

年間計画で大事なのは本数ではなく、重い講座と軽い講座を交互に置く「配置のリズム」です。

リピート参加とマンネリ防止の工夫

同じジャンルを段階的に組むと、子どもの「またやりたい」が次の参加につながります。例えば1学期に単発の体験会を行い、2学期に全3〜4回の連続講座、3学期に発表という流れです。人気の高い講座は年2回配置し、1回目に参加できなかった子の機会を確保します。

  • 年1〜2回、子ども向け(シール貼りや簡単な選択式)と保護者向けのアンケートを実施する
  • 「楽しかった講座」「やってみたいこと」「開催時間の希望」の3点に絞って聞く
  • 集計結果を次年度の企画会議の冒頭資料にし、入れ替える講座を1〜2本決める

全部を毎年変える必要はありません。定番を残しつつ、1〜2本だけ新ジャンルを試す循環をつくることで、企画の負担を抑えながら体験の幅を広げられます。

講座ジャンル別比較|準備の手間・必要備品・向く学年

講座を企画するとき、「子どもが喜びそうか」だけで選ぶと、当日の人手や備品が足りずに運営が苦しくなります。ジャンルごとに準備の手間・必要備品・会場条件・向く学年を先に把握しておくと、年間計画に無理なく組み込めます。ここでは文化系・スポーツ系・ものづくり系・ICT系の4ジャンルを、実務目線で比較します。

ジャンル 準備の手間 主な必要備品
文化系(書道・絵画・読み聞かせ) 中(材料の数量管理と片付けに時間) 長机、新聞紙、画材・習字道具、雑巾、バケツ
スポーツ系(ニュースポーツ・ダンス・レク) 小〜中(用具は少ないが安全確認が必須) ビブス、ボール・用具一式、音響機器、救急セット
ものづくり系(木工・手芸・科学工作) 大(材料の人数分調達と道具の点検) 工具、はさみ・カッター、接着剤、作品の持ち帰り袋
ICT系(プログラミング・タイピング・ロボティクス) 中〜大(機材の確保と動作確認が必要) PC・タブレット、ロボット教材、電源タップ、通信環境

続いて、学年の目安と会場条件です。同じジャンルでも、低学年と高学年では集中できる時間や手先の精度が違うため、対象学年を絞るか、作業工程の難易度を2段階用意しておくと運営が安定します。

ジャンル 向く学年の目安 会場条件(電源・広さ・汚れ対策)
文化系 1年生〜(読み聞かせは全学年可) 電源不要/机が並ぶ広さ/床と机の養生が必須
スポーツ系 全学年(ルール理解は2年生〜が安定) 電源は音響分のみ/体育館・広めの室内/汚れは少ない
ものづくり系 低学年は簡易工作、木工は3年生〜が目安 電源あると便利/作業台と通路/切りくず・接着剤対策
ICT系 1年生〜(ロボットは年齢で教材を調整) 電源の口数が鍵/1人あたりの机幅/汚れは少ない

文化系|材料費と片付け時間を見込む

書道や絵画は、参加人数が増えるほど材料費と片付け時間が比例して増えます。材料費を参加費に含めるか実費徴収にするかは、募集前に決めて要項に明記しておきます。

  • 墨や絵の具は床・壁への飛散対策(新聞紙・ブルーシート)を標準装備にする
  • 乾燥が必要な作品は、乾かす場所と持ち帰り方法を事前に確保する
  • 片付けは講座時間に含めず、終了後15〜20分を別途確保する

スポーツ系|安全管理とけが対応が最優先

準備物は少なめですが、その分、安全管理の比重が高くなります。見守りスタッフの立ち位置を事前に決めておくと、接触事故を減らせます。

  1. 会場の床面・壁際の障害物を開始前に点検する
  2. 準備運動と水分補給のタイミングを進行表に書き込む
  3. 救急セットの場所と、けが発生時の連絡手順を全スタッフで共有する

ものづくり系|道具管理と持ち帰りまでが運営

刃物・接着剤・グルーガンなどを使う場合は、使用する子どもの人数と見守り人数の比率を決めておきます。道具は「出した数と戻った数」を数えて確認するのが基本です。

  • カッターやのこぎりは使用エリアを限定し、常時スタッフが付く
  • 作品が大きくなる講座は、持ち帰り袋のサイズを事前に確認する
  • 完成しなかった子の作品をどう扱うかを、開始時に伝えておく

ICT系|機材台数・電源・サポート人数で成否が決まる

プログラミングやロボティクスは子どもの人気が高い一方、台数分の機材・電源・トラブル対応できる人手という3点が揃わないと当日に止まってしまいます。1人1台が理想ですが、2人1組にして相談しながら進める形も有効で、話し合いながら進めることでコミュニケーション力が育まれるとされています。

ICT系は「子どもの興味」より先に、電源の口数・机の広さ・サポート人数を確認する。機材を自前で揃えると初期負担が大きいため、機材と教材を持参してくれる外部講師に依頼するという選択肢も現実的です。

外部に依頼する場合は、持参機材の内容・必要な電源・当日の職員の役割分担を見積もり段階で詰めておくと安心です。似た課題は学童でも共通しており、放課後児童クラブの体験活動の企画づくりの進め方も参考になります。講師の探し方と打ち合わせの具体項目は、次のセクションで整理します。

かんたん診断うちの教室に合うプログラミング講座の始め方は?30秒でチェック

講師はどこで探す?依頼ルートと打ち合わせで確認すべきこと

講座の内容が決まっても、実際に教えてくれる人が見つからなければ企画は動きません。放課後子ども教室の講師調達は「一本の窓口に頼る」より、複数のルートを並行して持っておくほうが年間を通して安定します。地域学校協働本部や地域コーディネーター経由の紹介、教育委員会が管理する学校支援ボランティア名簿、公民館・社会教育施設の登録団体、地元の大学・専門学校のサークルやゼミ、商工会・地域事業者、そして民間の出張レッスン事業者。さらに保護者や退職教員など、身近な人材も有力な候補です。

講師はどこで探す?依頼ルートと打ち合わせで確認すべきことのイメージ

依頼ルート別の特徴と留意点

依頼ルート 特徴 留意点
地域学校協働本部・地域コーディネーター 学校との調整がスムーズ。謝金は規定内で収まりやすい 紹介に時間がかかる。人材の分野が地域事情に左右される
学校支援ボランティア名簿・公民館登録団体 低廉な謝金で継続依頼しやすい。地域とのつながりが深まる 当日の進行や安全管理をスタッフが補助する前提で考える
大学・専門学校 学生が若い世代ならではの視点で関わってくれる 学年暦や試験期間で稼働が不安定。引き継ぎが毎年必要
商工会・地域事業者 職業体験や地場産業とつながる講座を組みやすい 繁忙期を外す配慮が必要。営業色が出ないよう事前確認を
民間の出張レッスン事業者 教材・機材を持参し当日の自立度が高い。継続クラスも組みやすい 謝金ではなく委託料として予算化が必要。見積もりを早めに取る
保護者・退職教員などの地域人材 日程調整がしやすく、顔が見える安心感がある 負担が特定の人に集中しないよう依頼回数を管理する

講師選びは「どんな内容ができるか」だけでなく、当日どこまで自分たちで回してくれるか(自立度)で見ると、運営側の人手計画が立てやすくなります。

打ち合わせで必ず確認したい項目

初回の打ち合わせは、できれば実施の1〜2か月前までに。口頭だけで済ませず、以下の項目を一枚の確認シートにまとめて共有しておくと、当日の行き違いを防げます。

  1. 対象学年と定員の上限(学年混在が可能かどうかも)
  2. 所要時間と、準備・片付けに必要な時間
  3. 講師の持参物/会場側で用意するもの(机・イス・模造紙など)
  4. 電源の口数、プロジェクターやスクリーンの有無、机の配置図
  5. 材料費・教材費の負担区分(参加費徴収の有無を含む)
  6. キャンセル規定、荒天・休校時の振替対応
  7. 保険の扱い(講師側の賠償責任保険、子どもの傷害保険の適用範囲)
  8. 写真・動画撮影と、広報紙やSNSでの利用可否
  9. 謝金・委託料の支払い方法、請求書や各種書類の様式と提出期限

民間事業者に依頼する場合の料金の考え方

民間の出張レッスンを使う場合、費用は内容・人数・回数・地域によって大きく変わります。たとえばプログラミングやロボットなど機材を伴う講座では、単発イベントで1.5〜2.5万円〜、継続クラスで1回1万円〜といった目安が示されている例もありますが、これはあくまで一例です。見積もりを取る際は、講師人数・移動費・教材費が含まれるかどうかを必ず確認しましょう。予算確保のタイミングによっては、助成金・補助制度の活用も検討の余地があります。

初めて依頼する事業者には、単発の体験講座から始めて、子どもたちの反応やスタッフの負担感を見てから継続化を判断すると安全です。良い講師に出会えたら、次年度の年間計画を立てる段階で早めに日程を押さえておくことをおすすめします。

募集チラシと参加申込の流れ|申込から当日運営・振り返りまで

講座の内容が決まっても、募集と当日運営の段取りが整っていなければ参加者は集まりません。放課後子ども教室の講座は、学校を通じた配布や教育委員会への報告など、一般の習い事とは違う手続きが挟まります。開催日から逆算したスケジュールを一度テンプレート化しておくと、毎回の企画負担が大きく減ります。

開催までの標準的な進行手順

  1. 開催2〜3か月前:企画決定と講師確定/内容・対象学年・定員・費用の有無をここで固める
  2. 学校・教育委員会との日程調整/校内行事、体育館や特別教室の使用可否、下校時刻との兼ね合いを確認
  3. チラシ原稿作成/学校へ提出し、文面のチェックを受ける前提で早めに着手
  4. 学校を通じた配布・校内掲示・自治体サイトへの掲載
  5. 申込受付/受付期間・方法・定員超過時の抽選ルールを明記して開始
  6. 参加者名簿と当日資料の作成/アレルギー・配慮事項・緊急連絡先を一覧化
  7. 前日の備品・会場確認/講師持参分と教室側準備分を突き合わせる
  8. 当日運営/受付、安全管理、活動の記録(写真・メモ)
  9. アンケートと振り返り・報告書作成/次年度の企画材料として保存

チラシに必ず入れる項目

保護者は短時間でチラシを読み、参加させるかどうかを判断します。記載漏れは問い合わせ電話の増加に直結するため、以下はテンプレート化して毎回チェックしましょう。

  • 日時(集合時刻と終了時刻の両方)と場所(教室名・入口)
  • 対象学年と定員、申込多数時の扱い(抽選・先着)
  • 持ち物・服装(汚れてもよい服、上履き、水筒など)
  • 参加費・材料費の有無と金額、徴収方法
  • 申込方法と締切(用紙提出先/フォームURL)
  • 問い合わせ先(担当者名・電話・受付時間)
  • 雨天・荒天時の扱い(中止判断の時刻と連絡方法)
  • 写真撮影と広報利用の可否、個人情報の取扱い

申込が集まらないときの打ち手

つまずき 打ち手
配布から締切までが短い 配布を2〜3週間前倒しし、締切1週間前にリマインドの掲示を追加
タイトルが抽象的 「工作教室」ではなく「光るレゴ®ロボットを動かそう」のように成果物を具体化
保護者が不安を感じている 送迎の要否、見守り体制、ケガ時の対応を先回りして明記
参加のハードルが高い 兄弟同伴可・保護者見学可・途中参加可などの条件を明示

募集で効くのは「何をして、何を持ち帰れるか」が一目で分かること。活動写真や完成物のイラストを1点入れるだけでも、保護者の判断材料は大きく増えます。

名簿管理と振り返りの基本

申込書には児童名・学年・緊急連絡先など個人情報が含まれます。自治体の規程に沿って施錠管理し、講師へ共有する資料は配慮事項のみに絞る、終了後は保存期間を決めて廃棄する、といった運用を文書化しておくと安心です。振り返りは「申込数と当日参加率」「時間配分の過不足」「安全面のヒヤリハット」の3点を最低限記録しておくと、次の企画がそのまま組みやすくなります。体験活動の企画づくりの実践例も合わせて参考にしてください。

かんたん診断うちの教室に合うプログラミング講座の始め方は?30秒でチェック

まとめ|講座企画の負担を減らしながら体験の幅を広げるために

放課後子ども教室の講座企画・募集は、思いつきでジャンルを並べるとどこかで無理が出ます。最後に、ここまでの流れを実務の順番どおりに整理しておきます。企画会議や年度末の振り返りで、そのままチェックリストとして使える形にまとめました。

企画から振り返りまでの5ステップ

  1. 目的を言語化する:地域交流・体験の幅・学習支援・居場所づくりなど、その年度に重視する軸を1〜2つに絞る。
  2. 会場条件を棚卸しする:使える部屋の広さ、机の有無、電源・水道、収納、準備と片付けに使える時間を先に確認する。
  3. ジャンル配分を決める:運動・工作・文化・科学/ICTなどを学期ごとに散らし、同系統が続かないようにする。
  4. 講師を調達する:地域人材・学校関係・専門事業者を組み合わせ、謝金・保険・持ち込み機材の範囲を書面で確認する。
  5. 募集と振り返りを回す:チラシ配布から申込締切までの日数を固定し、実施後は参加率・準備工数・子どもの様子を1枚に記録する。

すべてを内製しようとせず、「自前でできる講座」と「外部に任せる講座」を年間計画の段階で切り分けておくことが、コーディネーターの負担を抑える最大のコツです。

内製講座と外部プログラムの使い分け

運営側で教材を揃える講座は費用を抑えやすい一方、準備・試作・片付けの工数がかかります。講師が機材と教材を持参する外部プログラムを年に数回組み込むと、工数を増やさずにラインナップの幅を広げられます。

項目 内製(自前)講座 外部講師プログラム
準備工数 材料調達・試作・人数分の仕分けが必要 機材・教材持参型なら会場準備が中心
費用 材料費中心で抑えやすい 謝金・プログラム費が発生
専門性 スタッフの得意分野に左右される 専門分野の体験を提供しやすい
向く場面 日常的な工作・季節行事 年数回の目玉講座・新年度の集客

単発講座として組みやすい「プログラミング体験」

外部プログラムの一例が、レゴ®ブロックを活用したプログラミング体験です。ブロック組み立てが中心のメニューであれば、パソコン教室のような特別な設備がなくても机と床のスペースがあれば実施しやすく、学年が混ざる放課後子ども教室でも役割分担をしながら取り組めます。手を動かして試行錯誤する過程で、創造性や論理的思考、友だちと話し合って進める力が育まれるとされており、45〜60分程度の単発講座として年間計画に差し込みやすいジャンルです。あわせて放課後児童クラブの体験活動の事例も参考にすると、年間配分のイメージが掴みやすくなります。

施設向け出張レッスン「コトコレクション」では、講師が機材・教材を持参し、継続クラスと単発イベントの両方に対応しています。料金の目安は継続クラスが1回1万円〜、単発イベントが1.5〜2.5万円〜で、内容・参加人数・地域により異なります。年間計画のどこに入れるか、単発で試すか継続にするかから相談できます。

年間の講座ラインナップづくりでお困りの放課後子ども教室のご担当者さまは、株式会社SCCIP JAPANの出張レッスンまでお気軽にご相談ください。会場条件や想定人数をお伝えいただければ、実施可能なプログラム内容とお見積もりをご案内します。

FOR FACILITIES
保育園・学童などの施設へのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」

講師が機材・教材をすべて持参。施設側は日程調整と参加者募集だけでOKです。継続クラス・単発イベントのどちらにも対応し、学年混合や理解度の違いにも個別ワークシートで対応します。

まずはお気軽にご相談ください。内容・規模に合わせてご提案します。

コトコレクション(施設向けプログラミング出張レッスン)



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