株式会社 SCCIP JAPAN

児童発達支援でブロック遊びを取り入れる際の支援のねらいの考え方を、遊びの場面別の表で整理。活動の組み立て方、個別支援計画との結び付け方、職員体制や記録の工夫、外部講師の活用まで実務目線で解説します。

児童発達支援のブロック遊び|支援のねらいの立て方と配慮点

ブロック遊びは支援の「器」であり、個別支援計画の目標と結びつけてねらいを立てることが前提です。ねらいは「〜する機会をつくる」など支援者の行動として書くと、職員間で共有しやすくなります。

この記事でわかること

  • ブロック遊びが活動に選ばれやすい4つの特性と形態別の留意点
  • ねらいを立てる前に押さえたい3つの前提と個別支援計画との整合
  • 片付け・刺激量・見通しなど特性に応じた配慮と環境調整の例
  • 「支援者の行動」として書くねらいの記述例の比較

児童発達支援の現場では、ブロック遊びを日々の活動に取り入れている事業所は少なくありません。一方で、「楽しそうに遊んではいるけれど、支援としてのねらいをどう言葉にすればよいのか」「個別支援計画に書けるかたちで整理できているだろうか」と感じる児童発達支援管理責任者の方もいるのではないでしょうか。遊びは子どもにとって自然な活動ですが、障害福祉サービスとして提供する以上、何を意図した場面なのかを職員間で共有できている状態が望まれます。

この記事では、児童発達支援におけるブロック遊びについて、支援のねらいの立て方を「遊びの場面→想定されるねらいの例→配慮点」の3つの視点で整理します。あわせて、活動の組み立て方、記録や職員間共有の工夫、レゴ®ブロックのように正解が一つに定まらない教材の特徴、外部講師による出張レッスンの活用の考え方までを扱います。なお、特定の遊びによって発達が改善すると断定できるものではなく、一人ひとりの特性に合わせた配慮が前提であることを先にお伝えしておきます。

児童発達支援でブロック遊びが活動に選ばれる理由

児童発達支援の現場で、ブロック遊びは定番の活動のひとつです。ただ「子どもが好きだから」「手軽だから」という理由だけで取り入れると、活動が時間つぶしのようになってしまい、個別支援計画との結びつきが説明しづらくなります。まずは、なぜブロック遊びが活動として選ばれやすいのか、その特性を言語化しておくことが、支援のねらいを立てる出発点になります。

現場で使われやすい4つの特性

  • 道具がシンプルで、準備・片付けの負担が小さい:消耗品の補充や事前の下ごしらえがほとんど不要で、机上と床のどちらでも展開できます。活動の直前に予定を変更しても対応しやすい点も、少人数体制の事業所では現実的な利点です。
  • 発達段階の幅に合わせて調整しやすい:ピースの大きさ、提示する数、見本の有無、課題の難易度を変えるだけで、同じ素材のまま難易度を上下させられます。年齢差・手指の発達差のある集団でも、同じ活動名のまま個別に調整できます。
  • 完成形が一つに決まらない:正解が決まっていないため、「できた・できない」の評価になりにくく、取り組み自体を認めやすい構造があります。失敗体験が蓄積しやすいお子さんにとって、入りやすい活動になりやすいと考えられています。
  • 個別でも小集団でも成立する:一人で黙々と取り組む形でも、2〜4人で役割を分けて一つの作品をつくる形でも展開できます。その日の人数や職員配置に応じて形を変えられます。

活動形態ごとの特徴の整理

形態 向いている場面 留意点
個別(1対1) 手指の操作や指示理解を丁寧に見たいとき 職員の人数確保が前提になる
小集団(2〜4人) やりとり・順番・貸し借りの場面をつくりたいとき ピースの取り合いが起きやすく、事前の約束が必要
並行遊び(同室・個々) 集団に入ることが負担なお子さんがいるとき 音や視界の刺激量を調整する

「遊びそのもの」が支援になるわけではない

手指を使って繰り返し操作する遊びは、落ち着いて取り組む時間につながると考えられています。一方で、同じブロック遊びでも、ねらいと配慮の設計がなければ、特定の子だけが延々と同じ作業を続けたり、職員が声をかけるタイミングを見失ったりすることもあります。素材の魅力に任せるのではなく、「このお子さんの、どの場面を支えたいのか」を先に決めることが欠かせません。

ブロック遊びは支援の「器」であって、支援そのものではありません。どんなねらいを置き、どんな配慮を重ねるかによって、同じ素材でも活動の意味はまったく変わります。

なお、ブロック遊びは単独の活動としてだけでなく、児童発達支援の集団活動の導入や切り替えの場面に組み込む使い方もできます。次の章では、ねらいを立てる前に押さえておきたい前提を整理します。

ブロック遊びの外部活用、自事業所に合う進め方は?

3つの質問に答えると、単発イベントと継続クラスのどちらが向くかがわかります(約30秒)

質問 1 / 3

活動に外部講師を入れた経験は?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

個別支援計画との結びつけは?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

職員体制と予算の見通しは?

当てはまる方を選んでください

診断結果:まずは単発イベントで試す進め方がおすすめです

はじめから継続を決めず、一度の体験として外部講師を招く形です。お子さんの反応や職員の動きやすさ、刺激量の調整が必要な場面を確認でき、次回以降のねらいの立て方を検討する材料になります。費用は1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。まずは活動の様子をご相談ください。報酬や加算の扱いは、所管の自治体や公的資料でご確認ください。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

診断結果:継続クラスでねらいを定着させる進め方がおすすめです

定期的に同じ流れで実施することで、お子さんが見通しを持ちやすくなり、職員も場面ごとの配慮を共有しやすくなります。個別支援計画の目標と結びつけ、記録や振り返りを重ねる進め方に向いています。費用は1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。回数や形は体制に合わせてご相談ください。報酬や加算の扱いは、所管の自治体や公的資料でご確認ください。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

支援のねらいを立てる前に押さえたい3つの前提

ブロック遊びは自由度が高いぶん、「とりあえず自由遊びの時間に出しておく」という扱いになりやすい活動でもあります。支援の一環として位置づけるには、活動を始める前に、ねらいの土台となる考え方を事業所内で揃えておくことが欠かせません。ここでは、児童発達支援でブロック遊びのねらいを立てる際に押さえておきたい3つの前提を整理します。

支援のねらいを立てる前に押さえたい3つの前提のイメージ

(1) 個別支援計画との整合をとる

活動のねらいは、その場の思いつきではなく、保護者の意向とアセスメントから導かれた個別支援計画上の目標とつながっている必要があります。計画に「身近な友達とやりとりする機会を増やす」という方向性があるのに、ブロック遊びが毎回一人作業で終わっているなら、ねらいと活動設計がかみ合っていないことになります。

  • 個別支援計画のどの目標に対応する活動かを、活動案に明記する
  • 保護者が面談で語った願い(家庭での困りごと・伸ばしたい点)との接続を確認する
  • 目標に対して、集団場面と個別場面のどちらで取り組むのが適切かを検討する
  • モニタリングの時期に、活動のねらい自体も見直す対象に含める

ねらいは「ブロック遊びのためのねらい」ではなく、「個別支援計画の目標を達成するためにブロック遊びという手段を選ぶ理由」として書くと、職員間でぶれにくくなります。

(2) 一人ひとりの特性に応じた配慮が前提になる

同じブロック遊びでも、必要な配慮はお子さんによって大きく異なります。音や感触への反応、見通しの持ちにくさ、作りかけのものを崩されることへの強い抵抗感など、現れ方はさまざまです。診断名で活動内容を決めるのではなく、日々の観察で把握した「この場面でこうなりやすい」という具体的な様子を出発点にすることが大切です。

  • 片付けの合図で崩れやすい子には、終了時刻を視覚的に示し、作品を残せる場所を用意する
  • 刺激量が多いと集中しづらい子には、使うブロックの色・量を限定して提示する
  • 完成形が決まっていないと動き出しにくい子には、見本写真や手順カードを添える
  • 他児の作品に触れてしまいやすい場合は、作業スペースをトレーやマットで区切る

配慮は「特別扱い」ではなく、参加のしやすさを整える環境調整です。児童発達支援の集団活動の進め方と合わせて、個別の配慮をどこまで集団場面に組み込めるかを検討しておくとよいでしょう。

(3) ねらいは「支援者の行動」として書く

「〜ができるようになる」と断定的に書くと、達成できなかったときに評価がしづらく、職員によって解釈もぶれます。「〜する機会をつくる」「〜する場面を設ける」のように支援者側の行動として記述すると、誰が担当しても再現しやすく、記録とも結びつけやすくなります。

よくある書き方 共有しやすい書き方の例
友達と協力できるようになる 二人で一つの作品を作る場面を設け、必要に応じて役割分担の言葉かけを行う
最後まで集中して取り組める 完成までの工程を3つに分けて提示し、区切りごとに達成を一緒に確認する
手先が器用になる つまむ・差し込む動作を含むパーツを選び、繰り返し扱う機会をつくる
自分の気持ちを言える 作品を1人1言ずつ紹介する時間を設け、言葉が出にくい場合は選択肢を示す
切り替えがうまくできる 終了5分前に予告し、片付けの手順を視覚的に示す

この3つの前提が揃っていれば、次章で扱う場面別のねらいも、事業所の実情に合わせて具体的に書き起こせるようになります。

【表】遊びの場面別・想定されるねらいの例と配慮点

ブロック遊びは「ひとつの活動」に見えますが、実際には積む・まねる・考える・話す・片付けるといった複数の場面が連続しています。支援のねらいは活動名ではなく、この場面ごとに立てると、記録もアセスメントもぐっと書きやすくなります。以下は、児童発達支援の現場で想定しやすい場面別のねらいと配慮点の例です。

遊びの場面 想定されるねらいの例 配慮点
自由に積む・並べる 手指を使って物を操作する時間を持つ/自分のペースで素材に触れる経験を重ねる 完成形を求めない。ピースは最初から絞って提示し、量に圧倒されないようにする
見本と同じものをつくる 手順を見て順番に取り組む経験を重ねる/注意を見本に向ける時間をつくる 見本は写真や実物など視覚的に示す。工程を1枚1手順に分けたカードも有効
テーマを決めてつくる(乗り物・家など) イメージを形にする過程を支える/自分で選んで決める機会をつくる テーマは2〜3択から選べるようにする。抽象的なテーマは避け、具体物で示す
二人で一つの作品をつくる 役割を分けて取り組む経験をする/順番を待つ・貸し借りをする機会をつくる 「土台係」「屋根係」など役割を先に言葉と図で明示。ペアの相性と人数配置を事前に検討
作ったものを友だちに見せて話す 自分の考えを言葉にして伝える機会をつくる/他児の作品に注目する時間を持つ 「どこを工夫した?」など答えやすい質問にする。話すのが苦手な子は指差しや職員の代弁から
片付け・仕分け 色や形で分類する経験を重ねる/活動の終わりの流れを体験する ケースに色や写真のラベルを貼る。全部を任せず「赤だけ」など範囲を区切る
途中で崩れた・思い通りにならない うまくいかない場面での切り替えを職員と一緒に経験する 崩れる前提で声をかけておく。やり直す/別の形にする/休むの選択肢を提示する
時間内に区切って終える 見通しを持って活動を終える経験を重ねる 終了5分前に予告。タイマーや砂時計を使い、作品を写真で残す方法も用意する

同じ場面でも、ねらいは子どもごとに変わる

上の表はあくまで「例」です。同じ「見本と同じものをつくる」場面でも、手先の操作が課題のお子さんならつまむ・はめる動作の経験がねらいになり、見通しが持ちにくいお子さんなら工程を順に進めることがねらいになります。個別支援計画の目標と照らし合わせ、一人ひとりに「今日はこの場面で何をみるか」を決めておくと、職員間で支援の軸がぶれません。

活動名(ブロック遊び)ではなく、場面×その子の課題でねらいを書く。これだけで記録の具体性が変わります。

事前に確認しておきたいチェック項目

  • 作品を他児に壊される不安が強い子がいないか(個別スペースや作品の避難棚を用意する)
  • 小さなピースの誤飲リスクがある年齢・特性の子がいないか
  • 特定の色・形へのこだわりが強い子に、同じピースを十分に確保できているか
  • 音や人数の多さが負担になる子のために、別室や静かな一角を確保できるか
  • 終了時間に作品を壊さず残す方法(写真・保管)を決めてあるか

こうした場面設計の考え方は、児童発達支援の集団活動の進め方とも共通します。ブロックという教材そのものより、どの場面で何を支えるかを決めておくことが、活動の質を左右すると考えられています。

かんたん診断ブロック遊びの外部活用、自事業所に合う進め方は?30秒でチェック

ブロック遊びを使った活動プログラムの組み立て方

ねらいが定まったら、次は1コマの流れに落とし込みます。レゴ®ブロックを使った活動は自由度が高いぶん、時間設計がないと「遊んで終わり」になりやすい部分があります。45〜60分程度を想定した基本の流れを押さえておくと、職員が替わっても支援の質を保ちやすくなります。

ブロック遊びを使った活動プログラムの組み立て方のイメージ
  1. 導入・見通しの提示(5〜10分):今日つくるもの、終わりの時間、片付けの合図を、言葉だけでなく写真カードやホワイトボードで示します。
  2. 個別または小集団での制作(20〜30分):中心となる時間。職員は机の間を回りながら、手が止まっている子に声をかけます。
  3. 発表・共有(5〜10分):つくったものを見せる、名前を付ける、1言説明するなど、負担の少ない形から始めます。
  4. 片付け・振り返り(5〜10分):色別・大きさ別に分けて戻す作業自体が、分類の練習にもなります。

職員の立ち位置で迷いやすいのは、どこまで手を出すかです。完成を急いで代わりに組んでしまうと、本人の試行錯誤の機会が減ってしまいます。

  • 手が止まって2〜3分経ってから声をかける(すぐに介入しない)
  • 「こうしよう」ではなく「どこが難しい?」と本人の言葉を待つ
  • 崩れたときは、直す前に「もう一回やってみる?」と選択肢を示す
  • できた部分を具体的に言葉にして返す(「ここ、左右そろってるね」)

小集団で行うときの人数と職員配置の考え方

集団での制作は、材料の貸し借りややりとりが生まれる一方で、刺激量が増えて負担になるお子さんもいます。人数は3〜5人程度の小集団から始め、職員は全体を見る担当と、個別にそばにつく担当を分けておくと動きやすくなります。1つの机に全員を囲ませず、パーツ置き場を中央に共有する配置にすると、自然に「貸して」「どうぞ」のやりとりが生まれます。

集団活動が負担になるお子さんには、同じ時間に別室や机の端で個別に取り組む選択肢を用意しておきます。無理に集団参加を求めず、同じ空間にいることから段階的に進める姿勢が前提です。

難易度の段階づけ(ピース数・見本の有無・制限時間)

同じブロック遊びでも、ピース数・見本の有無・時間制限を変えるだけで難易度は大きく変わります。あらかじめ3段階程度を用意しておくと、その日の様子に合わせて切り替えられます。

段階 活動の例 想定される調整ポイント
導入段階 10〜20ピース程度で、完成見本と同じものを並べてつくる 色と形を限定する/時間制限を設けない/途中で終えても可とする
展開段階 見本は写真のみ、30〜50ピース程度で動物や乗り物をつくる パーツ数を少し多めに用意/終了5分前の予告を入れる
応用段階 テーマだけ提示し自由制作、つくったものを1言説明する 制限時間を設ける/ペアでの共同制作にする/発表の有無を選べるようにする

難易度を上げることが目的ではなく、本人が「自分でできた」と感じられる水準を探すことが目的です。前回より手が止まる時間が長い日は、迷わず一段下げて構いません。児童発達支援の集団活動の進め方と合わせて、全体の流れを整理しておくと準備がしやすくなります。

なお、児童発達支援では個別支援計画に基づいて支援を行い、その提供内容を記録することが運営基準上求められています。どの段階の活動を行い、どんな反応が見られたかを短くても残しておくと、計画の見直しや職員間の引き継ぎに役立ちます。

記録・職員間共有と保護者への伝え方

ねらいは立てた時点で完成ではなく、記録し、職員間で共有し、保護者に伝えるところまでが一連の流れです。ここが曖昧だと、同じ活動をしても担当者によって関わり方がばらつき、個別支援計画のモニタリングにも使えない記録が積み上がってしまいます。

記録は「事実」と「解釈」を分けて書く

支援記録で最も大切なのは、どの場面で、どんな様子だったかを具体的に残すことです。「楽しそうだった」「成長が見られた」だけでは、次に読む職員が再現できません。まず観察した事実を書き、そのうえで支援者としての見立て(解釈)を分けて記載すると、後から読み返したときに判断の根拠をたどれます。

  • 事実:開始5分は机の端でブロックを並べ、職員が隣に座ると手に取って積み始めた
  • 解釈:場面の切り替えに時間がかかるが、隣に人がいる安心感で参加しやすくなる可能性がある
  • 次の手立て:次回は開始前に完成見本を見せ、座席を壁側にして刺激を減らす

このように三つに分けると、ねらいに対する手立ての検証がしやすくなります。

職員間で共有する簡易フォーマット

活動前に1枚、共有メモを用意しておくと、複数名で入る活動でも関わり方の軸がそろいます。項目は増やしすぎず、1分で書ける量にとどめるのが続けるコツです。

  • 本日のねらい(子ども全体のねらい/個別に意識する子のねらい)
  • 用意するもの(ブロックの量・色・見本・提示用の写真や絵カード)
  • 配慮が必要な場面(片づけの合図、順番待ち、作品を崩されたときの対応)
  • 次回への引き継ぎ(うまくいった声かけ、変更したい座席や時間配分)

活動後に「次回への引き継ぎ」だけでも追記する運用にすると、負担を抑えながら記録が蓄積されます。児童発達支援の集団活動の進め方とあわせて整理しておくと、職員間の認識もそろいやすくなります。

保護者には「できた・できない」ではなく様子を伝える

保護者への報告は、達成度の評価になりすぎないよう気をつけたいところです。障害福祉サービスの性質上、支援者が効果や改善を断定して伝えることは適切ではありません。観察した事実と、その場面で有効だった関わりを添えて伝えると、ご家庭でも応用しやすくなります。

避けたい表現 事実ベースの言い換え例
手先が上達しました 今日は小さいピースを指先でつまんで差し込む場面が何度かありました
коммуникーションが改善しました 隣のお子さんに「貸して」と声をかける場面が見られました
集中力がつきました 作りたい形が決まってからは、15分ほど同じ作業を続けていました
癇癪が減りました 崩れたときに職員が先に声をかけると、作り直しに戻る様子がありました

保護者に伝えるのは「評価」ではなく「観察した事実」と「うまくいった関わり方」。この二つがそろうと、家庭と事業所の関わりが地続きになります。

家庭に広げるときの注意点

「家でもやってみたい」と言われたときに、同じ教材を買いそろえるよう促すのは避けたいところです。費用負担や置き場所の事情は家庭ごとに異なります。手持ちのブロックや積み木、紙コップなどでも同じねらいに近づけることを伝えましょう。

  • 教材の購入を前提にした提案をしない(代替できる身近な素材を一緒に挙げる)
  • 小さいピースは誤飲のリスクがあるため、年齢やきょうだいの有無を確認して伝える
  • 「毎日やる」ではなく「5分でも一緒に座る」程度の無理のない提案にする
  • うまくいかない日があって当然であることも、あわせて言葉にしておく

記録・共有・保護者への伝達が一本の線でつながると、ねらいは紙の上のものではなく、日々の関わりを支える実務的な指針になります。

かんたん診断ブロック遊びの外部活用、自事業所に合う進め方は?30秒でチェック

まとめ:ねらいを言葉にすることから始め、必要なら外部の力も

ブロック遊びは、材料がシンプルで自由度が高いぶん、「何を目的に、どこを見るか」を決めないまま時間だけが過ぎてしまうことがあります。逆にいえば、ねらいと配慮を先に言葉にしておけば、同じ遊びでも支援の質は変わっていきます。ここまでの内容を、現場で確認しやすい形に整理します。

この記事の要点

  • 遊びそのものより、ねらいと配慮の設計が要。教材を変えるより、何を見取るかを決めるほうが先。
  • ねらいは「支援者の行動」として書くと職員間で共有しやすい。「〜ができる」だけでなく「〜の場面で声をかける/待つ」まで書き切る。
  • お子さんごとの配慮が前提。感覚過敏、見通しの持ちにくさ、手指の発達段階などで同じ活動でも調整点は変わる。
  • 記録と保護者への伝え方は事実ベースで。発達の評価や断定的な効果の表現は避け、観察した行動と支援者の関わりを書く。

職員の負担や教材準備がネックになるとき

ねらいは立てられても、教材の用意や進行役の確保が続かない、という事情は少なくありません。内製にこだわらず、外部の力を一部だけ借りる選択肢もあります。

進め方 向いている状況
職員主体で内製 人員に余裕があり、活動の型が固まっている
外部講師を定期で活用 継続的な活動の柱を作りたい/準備工数を抑えたい
単発イベントで試す まず反応を見たい/行事や長期休みの一コマに入れたい

当社の施設向け出張レッスン「コトコレクション」では、レゴ®ブロックを活用したプログラミング・ものづくりの活動を、講師が機材・教材を持参してお届けしています。継続クラスと単発イベントのどちらにも対応でき、正解が一つに決まらない教材のため、少人数でもそれぞれのペースで進めやすいのが特徴です。料金の目安は継続クラス1回1万円〜、単発イベント1.5〜2.5万円〜(内容・地域により異なります)。

活動内容・時間配分・お子さんごとの配慮事項は、事前にご相談のうえ調整する前提です。合わない点があれば遠慮なくお伝えください。

導入前に確認しておくと安心な点は、児童発達支援で外部講師に依頼する流れと費用の目安も参考になります。

「まず話だけ聞いてみたい」「単発で一度試してみたい」という段階でも構いません。施設の状況やお子さんの様子をお聞かせいただければ、無理のない形をご提案します。出張レッスンのご相談・お問い合わせはお気軽にどうぞ。

FOR FACILITIES
保育園・学童などの施設へのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」

講師が機材・教材をすべて持参。施設側は日程調整と参加者募集だけでOKです。継続クラス・単発イベントのどちらにも対応し、学年混合や理解度の違いにも個別ワークシートで対応します。

まずはお気軽にご相談ください。内容・規模に合わせてご提案します。

コトコレクション(施設向けプログラミング出張レッスン)



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール