株式会社 SCCIP JAPAN

保育園に外部講師を招く際、安全配慮・保険・キャンセル規定・職員の関わり方など確認すべき観点をチェックリストと表で整理。事前打ち合わせで聞くべき質問や契約前の注意点、出張レッスンの料金の目安もまとめました。

保育園の外部講師の選び方|導入前に確認すべきチェックリスト

保育園の外部講師は、教育内容だけでなく「安全・緊急時対応」「運営の継続性」「職員の負担量」の3つの視点で比較するのが基本です。保険の補償範囲や中止時の振替ルールは、口頭ではなく書面で確認しておくと安心です。

この記事でわかること

  • 外部講師選びで見落としやすい3つの視点と、起きやすい問題
  • 誤飲対策や人数配置など乳幼児施設ならではの安全確認項目
  • 賠償責任保険は加入有無でなく補償範囲を書面で確認する理由
  • キャンセル・振替・中止の規定で押さえておきたい点

保育園で英語やリトミック、体操、プログラミングなどの課外活動を取り入れる際、「どの外部講師・業者にお願いすればよいのか判断が難しい」と感じる園もあるのではないでしょうか。パンフレットの内容やカリキュラムの魅力は比較しやすい一方で、ケガが起きたときの対応、保険の加入状況、当日の急な中止の扱い、保育士がどこまで関わるのかといった運営面の条件は、契約してから初めて気づくことも少なくありません。

この記事では、保育園の園長・運営者の方に向けて、外部講師を選ぶときに確認しておきたい観点をチェックリストと比較表の形で整理します。安全配慮と保険、キャンセル・振替の規定、職員の関わり方、事前打ち合わせで聞くべき質問、契約書で確認する項目まで、実務の順に沿ってまとめました。導入の手順そのものよりも「講師・業者を見極める目」に絞って解説しますので、複数社を比較検討している段階でそのままご活用いただけます。

保育園が外部講師を選ぶときに見落としやすい3つの視点

英語、体操、音楽、プログラミングなど、保育園に外部講師を招く選択肢は年々広がっています。パンフレットやサンプル動画を見て「子どもたちが楽しそう」と感じたことが決め手になるケースも多いのではないでしょうか。ただ、導入後につまずくのは、ほとんどの場合カリキュラムの中身ではなく、安全面や運営条件、職員の負担といった「契約前に詰めておけたはずの部分」です。まずは選定の視点を整理しておきましょう。

視点1|安全・緊急時対応

外部講師は園の環境や子ども一人ひとりの特性を知りません。教材の大きさ、使う道具、アレルギー対応、けがが起きたときの一次対応と連絡経路まで、園側が確認しておく必要があります。賠償責任保険の加入有無と補償範囲は、口頭ではなく書面で確認するのが基本です。

視点2|運営の継続性

「この先生だから良かった」という属人的な評価だけで選ぶと、講師が交代した途端に質が変わることがあります。欠員時の代替講師の有無、カリキュラムが組織として標準化されているか、複数拠点で運営されているかは、年間を通して続ける前提なら必ず確認したい点です。

視点3|職員の負担量

準備・片付け・教材運搬・保護者への周知などを誰が担うかが曖昧だと、現場職員の負担として静かに積み上がります。講師が機材や教材を持参する形か、園で用意する形かで、負担は大きく変わります。

視点 見落とした場合に起きやすいこと
安全・緊急時対応 けが・誤飲時の対応手順が決まっておらず現場が混乱する
運営の継続性 講師交代で内容の質が変わる/休講が続き保護者から問い合わせが来る
職員の負担量 準備や片付けが現場任せになり、通常保育を圧迫する

よくある「見るべきだったのに見落とした」項目

  • 賠償責任保険の加入有無と補償の範囲(対人・対物)
  • 講師が急病のときの代替対応と、代替講師の質の担保
  • 台風・感染症などによる中止時の振替ルールと費用の扱い
  • レッスン中に職員が何人、どの役割で入るのか
  • 教材・機材の持ち込み範囲と、保管場所が必要かどうか
  • 年度途中での回数変更や解約の条件
  • 保護者向けの説明資料を講師側が用意してくれるか

選定の軸は「教育内容」だけでは足りません。教育内容/安全/運営条件の3本立てで比較すると、導入後のトラブルを大きく減らせます。

この記事で扱うチェックリストの全体像

以降のセクションでは、保育園の外部講師の選び方を実務の順番に沿って整理していきます。全体像は次の通りです。

  1. 安全配慮と保険の確認項目(チェックリスト形式)
  2. キャンセル・振替・中止の規定で押さえる点
  3. 職員の関わり方と当日の役割分担の決め方
  4. 事前打ち合わせの質問リストと体験会で見るポイント
  5. 費用の目安と契約前の最終チェック、比較表の作り方

導入する活動そのものの選択肢を広げたい場合は、保育園の課外活動の比較もあわせて検討すると、園の方針に合う講師像が具体的になります。

外部講師の導入、まずはどう始めるのが合う?

3つの質問に答えるだけで、園に合う外部講師の始め方のタイプがわかります(約30秒)

質問 1 / 3

導入の目的に近いのは?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

職員の体制について近いのは?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

園内の検討状況に近いのは?

当てはまる方を選んでください

診断結果:まずは単発イベントで試す進め方がおすすめです

まずは単発のイベントとして、子どもたちや職員の反応、当日の動線や役割分担を実際に確かめてみる進め方が合いそうです。費用は1.5〜2.5万円〜が目安です(内容・人数により異なります)。教材の大きさや補助に入る職員の配置、保険の補償範囲は事前に書面で確認しておくと安心です。試した結果をふまえて、継続するかどうかを園内で検討できます。

出張レッスン「コトコレクション」に相談する

診断結果:継続クラスで無理なく定着させる進め方がおすすめです

年間を通して同じ活動を重ねたい園には、継続クラスでの導入が合いそうです。費用は1回1万円〜が目安です(内容・回数により異なります)。年度初めに行事予定を共有して実施日を仮押さえし、振替や中止時の扱い、講師が交代する場合の対応を契約書で確認しておくと、年度途中の調整がしやすくなります。活動後の振り返り共有の形式もあわせてご相談ください。

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安全配慮と保険|必ず確認したい項目とチェックリスト

外部講師の導入で園が最終的に責任を負うのは、園内で起きた出来事に対してです。だからこそ「講師に任せる範囲」と「園が管理する範囲」を、契約前に具体的な言葉で確認しておく必要があります。とくに乳幼児を預かる施設では、小学生以上を想定した安全基準がそのまま通用しないことが多く、園側から条件を提示する姿勢が欠かせません。

安全配慮と保険 必ず確認したい項目とチェックリストのイメージ

乳幼児施設ならではの安全観点

ブロックやカード、小さなパーツを使う活動では、誤飲・誤嚥への配慮が最優先になります。対象クラス以外の子ども(未満児クラスなど)が活動スペースに近づく可能性がある園では、教材の保管方法や片付けの手順まで詰めておくと安心です。

  • 使用する教材のパーツの大きさと、対象年齢の表示を事前に確認できるか
  • 活動前後のパーツ数の確認(数え直し)を誰が行うか決まっているか
  • 落下したパーツの回収方法と、未満児クラスへの持ち込み防止の動線
  • 机・椅子の高さ、床に座る活動の場合の敷物やスペースの広さ
  • 持ち回り教材の消毒・清拭の方法と頻度、実施者(講師か園か)
  • 体調不良者が出た場合の教材の扱いと、感染症流行期の対応
  • 講師の入室ルート、荷物の置き場所、搬入出の時間帯
  • 参加人数に対する講師の人数と、補助に入る職員の人数

人数配置は特に重要です。「何人までなら講師1名で対応するのか」「それを超える場合はどうするのか」を数字で確認し、曖昧なら園の職員が何名補助に入るかをセットで決めます。

保険は「加入の有無」だけで終わらせない

外部講師の多くは賠償責任保険に加入していますが、補償の範囲は契約内容によって異なります。制度や適用可否を園側が独自に判断するのは難しいため、必ず書面(保険証券の写しや加入証明)で確認し、不明点は保険会社や園の加入保険の窓口に照会するのが確実です。

保険は「入っているか」ではなく「何が・どこまで補償されるか」「園の保険とどう重なるか」を書面で確認する。口頭の説明だけで判断しないことが、最大のリスク管理になります。

確認項目・確認方法・記録の整理表

確認項目 確認方法 書面で残すか
教材の対象年齢・パーツの大きさ 教材一覧や実物を事前提示してもらう 残す(教材リスト)
消毒・衛生管理の手順 打ち合わせで手順と実施者を確認 残す(役割分担表)
講師数と受入れ上限人数 見積書・提案書の記載を確認 残す(契約書・見積書)
賠償責任保険の加入有無 保険証券の写しを提出してもらう 残す(写しを保管)
補償対象(対人・対物)と上限 証券の記載を園で確認、不明点は照会 残す
園の保険との関係・重複 園の加入先窓口に事前相談 残す(相談記録)
事故発生時の連絡体制 連絡先と一次対応の流れを確認 残す(連絡フロー)

これらは一度整理しておけば、次年度以降や別の講師を検討する際にもそのまま使えます。園によっては、ボランティアや地域の協力者を招く場面でも同じ観点が役立つため、安全管理とボランティア研修の考え方とあわせて園内の共通様式にしておくと運用が安定します。安全面の確認は、講師を疑う作業ではなく、講師が安心して力を発揮できる環境を整える作業だと捉えて進めましょう。

キャンセル・振替・中止の規定で確認すべきこと

外部講師の導入でトラブルになりやすいのが、レッスンが実施できなかったときの扱いです。保育園は天候・感染症・行事の影響を受けやすく、「予定どおり年間回数を消化できない」事態が一定の確率で起こります。契約前に、どの理由ならキャンセル料がかからないのか、振替はいつまで可能なのかを文書で確認しておくことが、年度途中の認識のズレを防ぎます。

保育園特有の中止理由を洗い出す

まずは「自園で起こりうる中止理由」を具体的に書き出し、それぞれの扱いを事業者に質問する形が実務的です。代表的なものを整理しました。

中止の理由 想定される扱い 事前に確認する質問
台風・大雪・暴風警報などで休園 不可抗力として無料で振替となる規定が多い 警報発令時は何時までに連絡すればよいか。判断基準は園側で決めてよいか
感染症の流行によるクラス閉鎖・休園 園都合か不可抗力か、契約により扱いが分かれる 学級閉鎖の場合は全額免除か、一部負担か
行事・避難訓練・健診などと重なった 園都合扱いとなり、期限内連絡なら無料振替が一般的 何日前までの連絡なら無料か。直前変更の場合の料金は
講師の体調不良・交通機関の乱れ 業者都合として代替講師の派遣か無償振替 代替講師は立てられるか。当日連絡の時間の目安は
年度末までに振替が消化できない 繰越・返金・無効のいずれか 未実施分の精算方法と、返金の有無・時期

契約書で必ず押さえる4つのポイント

  • 無料キャンセルの期限:「〇営業日前まで」の起算日が、土日祝を含むかどうかまで確認する
  • 園都合と業者都合の線引き:休園・閉鎖がどちらに分類されるかを明記してもらう
  • 振替の実施期限:同月内か、学期内か、年度内か。曜日・時間帯の変更が可能かも合わせて確認
  • 年間回数が不足したときの精算:月額制なら未実施回の返金・翌月充当の有無、都度払いなら請求タイミング

キャンセル規定は口頭説明だけで済ませず、見積書か契約書の条文として残してもらうことが大切です。担当者が交代しても条件が引き継がれます。

年間スケジュールを先に共有してトラブルを減らす

そもそも振替が発生しにくい設計にしておくことが、もっとも負担の少ない対策です。契約前または年度初めの段階で、園の年間行事予定(運動会、発表会、健診、避難訓練、遠足、長期休暇中の体制など)を事業者に渡し、実施日を仮決めしておきます。あわせて、予備日を学期ごとに1〜2日確保しておくと、急な中止があっても年間回数を消化しやすくなります。

  1. 年度初めに行事予定表を共有し、実施日候補を一括で仮押さえする
  2. 学期ごとに予備日を設定し、契約書か覚書に記載する
  3. 当日の連絡方法(電話・メール・連絡アプリ)と連絡先を双方で一本化する
  4. 学期末に実施回数を突き合わせ、残回数と振替予定を確認する

年間の予定共有は、外部講師との打ち合わせの段階で進めておくと、後の調整がスムーズになります。中止そのものはゼロにできませんが、扱いを決めておけば現場の判断に迷いがなくなります。

かんたん診断外部講師の導入、まずはどう始めるのが合う?30秒でチェック

職員の関わり方と当日の役割分担を決めておく

外部講師を招く際に意外と抜け落ちやすいのが、「その時間、保育士は何をしているのか」という取り決めです。講師に任せきりにして職員が完全に離れる形にするのか、補助として一緒に入るのかで、現場の負担も安全性も大きく変わります。講師は園児一人ひとりの発達段階や配慮事項を知らない立場ですから、子どもの安全と情緒面を支える役割は園の職員が担う前提で設計しておくと、当日の混乱を避けやすくなります。

職員の関わり方と当日の役割分担を決めておくのイメージ

関わり方は大きく3つのタイプに分けられる

外部講師の導入形態は、園の人員体制やねらいによって選び分けられます。契約前の打ち合わせで「どのタイプで進めるか」を言語化しておくと、職員間の認識もそろいます。

タイプ 保育士の役割 向いている園
講師主導型 進行は講師に任せ、職員は見守り・安全確認・トイレ誘導などに徹する 職員の手が足りず、活動時間を休憩や事務に充てたい園
協働型 講師が進行し、職員は机間を回って個別の声かけや教材の補助を担う 配慮が必要な子が在籍し、個別対応を手厚くしたい園
研修・伴走型 職員が進行の一部を担い、講師から進め方や声かけを学ぶ 将来的に職員だけで活動を継続したい園

どのタイプでも、最低1名は常に室内にいる体制を基本にしておくと安心です。なお、職員が活動の意図を理解しておくと見守りの質も上がるため、遊びが学びになる視点を共有する職員研修とあわせて検討する園もあります。

配慮が必要な子の情報共有は範囲を決めてから

外部講師は園の職員ではないため、個人情報の共有には慎重さが求められます。「何も伝えない」と当日の対応が難しくなりますが、診断名や家庭状況まで伝える必要があるとは限りません。共有の範囲と方法を、導入前に次の観点で決めておきましょう。

  • 伝える情報を「活動中に必要な配慮」に絞る(例:大きな音が苦手/説明は短く区切ると伝わりやすい)
  • 診断名や家庭の事情など、活動に直接関係しない情報は共有しない方針を明文化する
  • 共有は口頭または当日限りの資料とし、持ち帰り・複製の可否を取り決める
  • 講師側と秘密保持の取り決め(契約書の条項)があるか確認する
  • 保護者への説明が必要な範囲を園として整理しておく
  • 個別の声かけや離席時の対応は園の職員が担う、と役割を明記する

外部講師に伝えるのは「この活動を安全に進めるために必要な配慮」まで。個別の支援そのものは園の職員が担う、という線引きを最初に共有しておくことが大切です。

活動後の振り返り共有があるかを確認する

当日やって終わりにせず、短時間でも振り返りの場があると、次回の内容調整や職員の学びにつながります。契約前に、振り返りの有無と形式を確認しておきましょう。

  1. 活動直後に5〜10分、講師と職員で気づきを共有する時間を取れるか
  2. 子どもの様子について、講師から簡単な記録やコメントがもらえるか
  3. 次回の内容を園の行事やねらいに合わせて調整してもらえるか
  4. 保護者へのおたよりに使える写真や活動の説明文を提供してもらえるか
  5. 職員から出た要望を、どのタイミングで反映してもらえるか

振り返りの時間は職員のシフトに組み込む必要があるため、「講師の滞在時間に含まれるのか、別途調整か」まで確認しておくと、現場の負担を見誤らずに済みます。

事前打ち合わせで聞くべき質問リストと体験会の見るべきポイント

外部講師の選定で最も情報量が得られるのは、契約前の打ち合わせと体験会(デモレッスン)です。パンフレットや見積書だけでは、実際に子どもたちの前に立ったときの様子や、園側にどれだけ準備の負担がかかるかは見えてきません。聞くべきことを事前にリスト化し、複数の事業者に同じ質問をすると、比較の軸がぶれにくくなります。

打ち合わせで聞く質問|4カテゴリのチェックリスト

質問は「カリキュラム」「講師」「運営条件」「費用」の4つに分けて整理すると、聞き漏らしを防げます。

  • カリキュラム:年間の流れと1回あたりの構成/年齢・クラスごとに内容を調整できるか/当日の活動が難しかった子への代替案はあるか/季節行事や発表会と連動できるか
  • 講師:担当講師は固定か交代制か/交代する場合の引き継ぎ方法/子どもと関わる経験や研修体制/急病時の代替講師の手配可否
  • 運営条件:教材は講師が持参するか園が用意するか/必要な活動スペースの広さ/机・椅子・電源・プロジェクターの要否/準備と片付けにかかる時間/1クラスの上限人数/園の職員に求める役割
  • 費用:1回あたりの料金に何が含まれるか/交通費・教材費・消耗品費の扱い/年度途中の人数変動で金額が変わるか/支払いサイクルと請求方法

同じ質問票を複数の事業者に渡し、回答を書面でもらうこと。口頭のやり取りだけでは、後から「聞いていた条件と違う」が起こりやすくなります。

体験会・デモレッスンで観察するポイント

体験会は「内容が面白いか」だけでなく、講師の関わり方と運営の段取りを見る機会です。園長や主任だけでなく、当日サポートに入る予定の担任も同席して、それぞれの視点で記録を残すと判断がしやすくなります。

  • 子どもへの声かけの仕方(指示が一方的でないか、子どもの発言を拾っているか)
  • 集中が切れた子・参加をためらう子への対応(無理に戻そうとしていないか、別の関わり方を用意しているか)
  • 時間配分(導入・活動・ふりかえりの区切りが明確か、延長していないか)
  • 片付けまで含めた流れ(子ども自身が片付けに関わる設計になっているか、園に後片付けが残らないか)
  • 職員への指示や声かけ(サポートの依頼が具体的か)
  • 安全面の配慮(小さな部品の管理、人数確認のタイミング)

見積書で確認する内訳項目

見積書は総額だけを見るのではなく、内訳が明記されているかを確認します。項目が曖昧なまま契約すると、後から追加請求が発生することがあります。

確認する項目 見るべきポイント
講師料 1回あたりか1時間あたりか。複数クラス実施時の単価
教材費・消耗品費 講師料に含まれるか別途か。園が負担する物品の有無
交通費 実費精算か定額か。遠方の場合の上限
初期費用 導入時の機材費・研修費などが発生するか
キャンセル料 何日前から発生するか、災害・感染症時の扱い

なお、施設向けの継続クラスは1回1万円〜、単発イベントは1.5〜2.5万円〜が一つの目安ですが、実施回数・人数・地域によって変わるため、必ず個別に見積もりを取って比較してください。打ち合わせの進め方や当日準備については、外部講師を招く前の打ち合わせと当日準備の手順も参考になります。

費用の目安と契約前の最終チェック|比較表の作り方

外部講師の費用は、活動内容・実施回数・地域・1クラスの人数・講師の人数・教材の持ち込み有無などによって大きく変わります。ここで示す金額はあくまで目安であり、同じ内容でも事業者や地域によって差が出る前提でご覧ください。園として大切なのは「安いかどうか」ではなく、提示された金額の中に何が含まれているのかを正確に把握することです。

継続クラスと単発イベントで費用の考え方は変わる

外部講師の依頼は、年間を通して定期的に実施する継続クラスと、行事や参観に合わせて実施する単発イベントの2軸で整理すると比較しやすくなります。

項目 継続クラス 単発イベント
頻度 月1〜2回など定期 年1回〜数回
ねらい 積み重ねによる経験の深まり・子どもの変化を追う 体験のきっかけづくり・行事の彩り
費用の目安 1回1万円〜 1回1.5〜2.5万円〜
向いている園 保育の柱として位置づけたい園 まず試したい園・行事に組み込みたい園

たとえばレゴ®ブロックを使ったプログラミングの出張レッスンのように、講師が機材・教材を持参する形であれば、園側で備品をそろえる初期投資を抑えられます。見積もりを受け取ったら、交通費・教材費・準備費が含まれているかを必ず確認しましょう。

保護者負担か園負担かを整理する

費用の出どころによって、必要な手続きも説明の仕方も変わります。導入前に次の3パターンのどれに当たるかを決めておくと、保護者への案内がぶれません。

  • 園負担:保育の一環として全園児が参加。保護者からの追加徴収はなく、園の予算で実施する
  • 保護者負担:課外活動として希望者が参加。月謝や参加費を設定し、最低人数の条件を事前に確認する
  • 併用:年数回は園負担の全体活動、定期クラスは希望者負担とする

保護者負担にする場合の金額設定の考え方は、月謝設定と費用負担のパターンも参考になります。

見積もりは「1回あたりいくら」だけでなく、年間総額・最低実施回数・人数超過時の追加料金まで出してもらうと、園内の稟議が通しやすくなります。

複数社を比べる自作比較表のフォーマット

2〜3社から提案を受けたら、同じ項目で並べた表を作ると判断がぶれません。項目を縦、事業者を横に置くのが基本形です。

比較項目 A社 B社
1回あたりの費用(税込か要確認)
交通費・教材費の扱い
1クラスの上限人数/講師人数
対象年齢と活動のねらい
保険加入の有無と補償範囲
キャンセル・振替規定
職員に求める役割
体験会の可否

空欄が残った項目は、そのまま打ち合わせでの質問事項になります。回答をもらえない項目が多い事業者は、導入後の連絡体制にも不安が残る可能性があるため、慎重に検討しましょう。

契約前の最終チェック項目

  • 契約書または申込書が書面で交わされるか
  • 契約期間と更新・解約の条件、解約時の予告期間
  • 年度途中の料金改定の有無と通知方法
  • 講師が交代する場合の連絡方法と引き継ぎの考え方
  • 写真・動画の撮影範囲と公開可否、個人情報の取り扱い
  • 台風・感染症などで中止になった場合の費用の扱い
  • 支払い方法・締め日・請求書の発行タイミング

これらを導入前に文書で確認しておくと、年度途中のトラブルを避けやすくなります。費用の比較は最後の一歩であり、安全配慮や運営条件の確認を終えたうえで行うことが、結果的に長く続く外部講師選びにつながると考えられています。

かんたん診断外部講師の導入、まずはどう始めるのが合う?30秒でチェック

まとめ|外部講師選びは「安全・運営条件・子どもの様子」で見極める

保育園が外部講師を選ぶとき、判断材料になるのは「パンフレットの内容」よりも、安全配慮・運営条件・実際の子どもの様子という3つの実務的な視点です。ここまで取り上げたポイントを、確認のタイミング別に整理します。

確認すべき要点の再掲

  • 安全と保険:賠償責任保険の加入有無と補償範囲、教材の対象年齢と誤飲対策、アレルギーや感染症への対応、ヒヤリハット発生時の報告ルート。
  • キャンセル・振替・中止の規定:園都合・講師都合・天候や感染症による休園時の扱い、キャンセル料の発生時期、振替可能期間を書面で確認。
  • 職員の関わり方:当日の立ち会い人数、片付けや配膳の分担、トイレ誘導や個別な配慮が必要な子へのフォロー役を事前に決めておく。
  • 事前打ち合わせ:ねらい・진行の流れ・使用する教材・必要な設備・写真撮影の可否を質問リストで確認し、可能なら体験会で子どもの反応を見る。
  • 費用:提示額はあくまで目安で、回数・人数・地域・交通費の扱いによって変わるため、総額ベースで比較する。

比較を進めやすくする実務の工夫

複数社を検討する場合は、チェックリストを印刷して同じ質問を同じ順番で全社に投げるのが最も効率的です。回答の言い回しではなく内容を並べて比べられるため、園内での合議もスムーズになります。

タイミング やること
問い合わせ時 保険・対象年齢・回数・料金の目安をメールで確認(記録が残る形で)
打ち合わせ時 当日の流れ、職員の役割、中止規定を共通のチェックリストで質問
体験会・見学時 子どもが集中できているか、配慮が必要な子への声かけの仕方を観察
契約直前 見積の総額、キャンセル料、更新・解約条件を書面で最終確認

外部講師選びで最後に効いてくるのは「子どもが楽しそうだったか」と「職員の負担が増えすぎないか」の2点です。条件面が同等なら、この2つで判断すると園の運用に無理が出にくくなります。

あわせて、保育園の課外活動の選び方も比較の参考にしてみてください。

レゴ®ブロックを使った出張レッスンという選択肢

株式会社SCCIP JAPANでは、施設向けの出張レッスン「コトコレクション」をご用意しています。レゴ®ブロックを活用したプログラミングレッスンで、講師が機材・教材を持参するため、園側で大がかりな準備をしていただく必要はありません。手を動かしながら試行錯誤する活動を通じて、創造性や論理的思考、友だちと話し合う力が育まれるとされています。

  • 継続クラス:料金の目安は1回1万円〜
  • 単発イベント:料金の目安は1.5〜2.5万円〜
  • いずれも回数・人数・地域などにより変わるため、お見積りでご案内します

「年長さんだけで試したい」「行事に合わせて単発で実施したい」など、園の状況に合わせた活動内容や進め方のご相談も承っています。導入をご検討の際は、まずはお気軽にお問い合わせください。出張レッスンの内容説明やご提案から対応いたします。

FOR FACILITIES
保育園・学童などの施設へのプログラミング出張レッスン「コトコレクション」

講師が機材・教材をすべて持参。施設側は日程調整と参加者募集だけでOKです。継続クラス・単発イベントのどちらにも対応し、学年混合や理解度の違いにも個別ワークシートで対応します。

まずはお気軽にご相談ください。内容・規模に合わせてご提案します。

コトコレクション(施設向けプログラミング出張レッスン)



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